資産防衛用実物資産の条件

こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。

私は財政破綻・預金封鎖・資産課税といった非常事態から資産を守るため、ポートフォリオの一部にアンティークコインやカラーストーンといった実物資産を組み入れています。

こういった目的で持つ資産は必ずしもコインや宝石である必要もないのですが、資産防衛用の実物資産にはいくつか条件があります。この条件全部満たしていないと、有事の際に力を発揮しない可能性があります。

金融システム&インターネットから縁が切れている

金融システムやインターネットから縁が切れていないと、基本的には売買情報が国に丸見え、もしくは調べようと思えばいくらでも調べられる状態だと思って良いです。

株や債券といった金融資産や、仮想通貨ですね。

結局、こういうのは通信ネットワーク上という公開の場において電子情報で管理されている数字なので、基本的には逃げも隠れもできません。手練手管使って逃げたところでどこかで必ず足が付きます。

この手の資産を誰がどれだけ持っているのか捕捉することは比較的簡単なので、おそらく有事の際は真っ先に没収又は課税対象になると思って良いでしょうね。

見る人が見ないと価値が分からない

草の間にいるカメレオン

預金封鎖や資産課税対策として貴金属の地金を家で保管する方法取る人もいますが、有事の際には過去の日本も含めて没収や資産課税の対象になった事例も多いのでこのやり方もアテにできません。

一番の問題は、金融システムやインターネットと縁切って実物で持っていたとしても、地金持っているのが分かった時点で、重量さえ分かればそれが何円の価値があるのかすぐに分かってしまうことです。

今の日本だと、貴金属の地金の場合、200万円以上の取引は支払調書制度があって売買情報が税務当局に行くようになっているし、誰が何kg持っているかとかかなりの部分を既に掴んでいるはず。

多分、その気になったら没収や課税の対象にできる状態にはなってると思うんですが…。

そういう事情考慮すると、防衛用の資産は、専門知識がないと価値の査定が困難だったり、そもそも資産価値あるものとして認識づらいものが良いですよね。専門の鑑定士が見てやっと凄いものだって分かるようなヤツが理想。

投資目的で買う人が少ない

どんな制度や仕組みにも必ず抜け道はあります。

ただ、抜け道があることが広く認識されて抜け道を利用する人が増えてくると、遅かれ早かれ、制度の改正や運用の厳格化でその抜け道は塞がれます。

まあ、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」に出てくる、地獄に垂らされた蜘蛛の糸と一緒ですよ。

みんながすがって助かろうとすると、ぶっちぎれる蜘蛛の糸…。

なので、他人が目を付けないものにするのが大事です。その意味では、仮想通貨なんて論外。

保管が簡単で持って逃げられる

避難口誘導灯

日本は災害が多いですね。

陶器とかだと落とせばすぐに割れてしまうし、地震でも来れば木端微塵になりかねません。

絵画や掛け軸だと、洪水が来て濡れれば一巻の終わり。火事で焼けても終了。また、紫外線や湿気で紙や顔料が劣化しかねないので一般家庭で保管やメンテをしていくのは中々ハードル高いです。

資産防衛の観点から言えば、最悪の場合は国外逃亡すらも選択肢です。その時、小さくて持ち運びや保管が簡単なものなら、持って海外に逃げることもできます。

実際にユダヤ人は戦時にコインや宝石持って国境超えましたからね。

平時にこれしたら、立派なキャピタルフライトによる逃税もしくは脱税でけしからん行為だとなりますけど、国がガチでクラッシュする非常事態になれば綺麗事言ってられる展開ではなくなるハズなんで。

外国人に高く売れる

ガッツポーズする女性

日本がクラッシュするのに備えるわけなんで、外国人に高く売れる必要があります。

日本人しか好まないもの持っていて日本がクラッシュしたら、その資産にお金出す人誰もいなくなります。これでは危機管理になりません。

こういう理由から、今ホットなイギリスのコイン、その中でも特にモダンコイン(第二次大戦以降に造られたコイン)は資産防衛には向かない可能性があります。(参考:英モダンコインはバブル?

現状、モダンコイン買うの日本人だけです。イギリスのアンティークコインの方も近年の上昇相場を引っ張ったのは日本人なので、日本がクラッシュしたら今のような値段では外国人買わないかもしれません。

結局、何が一番いいの?

比較してみた

この基準に基づいて資産防衛用でよく名前が挙がる資産を比較してみました。

資産の特性を比較した表

アンティークコインやカラーストーンがバランスとしては良いようです。もちろん、ものにもよりますが。

金の地金や仮想通貨は預金封鎖・資産課税対策としてはあまり役に立たないんじゃないですかね。

金って実物資産って言ってもETFや先物もあるんで、限りなく金融資産に近い性格してますよね。物理的に手元に置けるってのはあるんでしょうが。

骨董や絵画は資産価値のステルス性ならピカイチなんですが、先述のようにメンテや扱いに難があるのと、素人が手を出すと騙されかねないという問題がありますよね…。宝石やコインみたいな鑑定システムがないので。

アンティークコインの死角

アンティークコインについては、上で指摘したイギリスコインの問題の他にも若干の問題があります。

投資人口が増えている

まず、最近は新興のコイン商が資産防衛目的で良いですよってかなり売り込んでいるし、投資系のyoutuberとかにもポツポツ紹介されるようになってきています。

3年ほど前の情報だと日本のコイン投資人口って2000人程度って言われてたんですけど、コロナ騒動で急増してるみたいです。

今はそうでもないけど、あんまりこれやる人が増えると、国も対策取ってくるんじゃないですかね?今後のことは分からないですが、そういう危険もあると頭に入れておいた方が良いとは思います。

資産価値のステルス性が低くなっている

また、世界中でオークションが頻繁に行われており、どのコインがいくらで落札されたかネットで確認できるし、取引実績多い銘柄はPCGSやNGCといった大手どころの鑑定機関がHP上に適正価格を出していたりします。

メジャーになったがために、金融商品的な性格が出てきて資産価値のステルス性が失われてきているんですね。ここも注意が必要じゃないかと思います。

まとめ

なんで、私の守りの資産は、1にカラーストーン、2にアンティークコイン…で行こうと思います。

あとは、有名な俳優さんがヒットした映画やドラマに出た時に着ていた服とか、人気ミュージシャンが使っていた楽器とかも資産価値のステルス性という意味では面白い気がするんですが…。

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