株式投資

2022年3月7日

今回は株式投資についての考え方をまとめました。

基本はインデックスファンドの積み立て

札束の上に置かれた地球儀

個人投資家は市場平均に勝てない

まずは世界株式インデックスファンドを毎月一定額積み立ててドルコスト平均法で買っていき、市場平均に対して大きく負けないような形を作っています。

個人投資家ましてや初心者は、普通に個別株買ってるとほぼ市場平均には勝てません。

市場平均って、情報収集力も資金力もあるプロの機関投資家が多数参加している市場の平均点です。こんなものに素人の個人投資家が勝てるわけないんですよ、基本的には。

インデックス積み立てはコスパ最強

そして、個人や初心者が負けるのは、情報格差ももちろんそうなんですが、急落時に狼狽売りしたり、急騰時に飛びついたりと、感情に振り回されて理屈で判断できないから…という面も大きいのです。

ですが、毎月一定額を積み立てて決まった日にインデックスファンドを買うやり方だと、売買の額やタイミング、銘柄選びといった部分で感情一切を排除して市場の平均点を確実に取ることができるんですよね。

このやり方だと、どんな馬鹿な情弱でも市場の平均点が労せずして取れます。必死に取引しているプロでも平均取れないことザラなのにですよ?

こんなに楽でコスパの良い投資法はありません。

投資に時間や労力を割けない人は、もうこれだけやっていればいいと思うし、個別株なんか買う必要ありません。むしろ、中途半端な気持ちで個別株買っても怪我するだけなので、絶対やめといた方が良いです。

どっちかと言うと、米国型より世界型が好みです

米国株式のインデックスファンドを使うか、世界株式のインデックスファンドを使うかという議論もあったりしますが、私はどっちかというと世界株式型が好みです。

確かに、米国の株式はトータルリターンが無茶苦茶高い異質な存在です。

実は経済成長率と株価のリターンって、少なくとも10年程度のスパンであればほぼ相関がありません。国の経済活動の恩恵が国のどこに落ちてくる構造になっているのか…当然それは一様ではなく、お国柄によって変わってくる感じなんですね。他にも理由はあるのだろうけど。

良くも悪くも、金融国家で金儲け至上主義で株主至上主義のお国柄ってことなんでしょう。

米国型持っておけば高いリターン叩きだせるのは分かります。

ただ…米国だって、いつまでこういう市場環境を維持し続けるのか誰にも分からない。いつまで超大国であり続けるのかも誰にも分からない。基本的には。

なんで、超長期的に見て安心して持っていられるのは米国型より世界型かなと思って、世界型にお金を突っ込んでいます。

この辺は流儀なんでしょうが。

個別株は上昇トレンドに乗った銘柄を順張り

マンタと泳ぐコバンザメ

個別株については、多少割高でも上昇トレンドができている銘柄に順張りで入ることにしています。

個人投資家が情報かき集めようとしたら、とにかくエネルギーが必要だし、そもそも情報源のチャンネルが限られてしまいます。

なので、できもしない情報収集にエネルギー使うぐらいなら、機関投資家が買いを入れている銘柄に順張りでコバンザメみたいに買いを入れるやり方を取った方がコスパが良いように思うのですが、いかがでしょう?

そりゃ、業績がちゃんと伸ばせているのかとか、どんな事業に今投資しているのかとか、そういう大まかな情報はしっかりチェックしますが

大体において、上昇トレンドができている銘柄にはそれだけの理由があって、株価が表面上は割高に見えても実はそうでもない…というケースも多いのです。

保有は年単位

マラソン大会の様子

何度も言いますが、株式投資は企業の生産活動が伴うのでプラスサムです。ですが、短いスパンで見れば見るほど株価の日々のノイズの影響が大きくなり、ゼロサムゲームに近いものになります。

なので、私が株を買う時は基本的には年単位での保有が前提です。

ただ、個別株買うのであれば、どこまで利が乗ったら撤退するというルールは決めておくべきです。長期で見れば優良企業が優良企業でなくなる時は必ず来るし、それが決算の数字になって表れた時点では多くの場合遅く、下落相場に巻き込まれます。そうなれば、折角の投資成果も台無しです。

だから、無暗にガチホするよりも、「もっと上がるかも知れないけど、ここまできたら自分はもうお腹一杯…」という感覚をある程度大事にした方が堅実だと思います。

こんな株は買わない

Noの文字と拒否する手

逆に、割安、高配当、ディフェンシブ銘柄は避けます。ここ10年はインデックス投資が広がっているせいか、この手の銘柄のリターンが良くありません。

ジェレミー・シーゲルの「株式投資の未来」で勧められているのはこういう銘柄で、こういう銘柄に投資しながら配当を再投資するのが一番リターンが良い…という理屈でしたが、昔はインデックスファンドなんてなかったですからね。

割安株

買っていく株と全く逆の理屈です。

安値に放置されたり、下落トレンドができるからにはそれなりの理由が必ずあるからです。

少なくとも、圧倒的な情報収集力がある機関投資家は買いだとは思っていない。この事実はまず大きいですね。

自分なりに情報収集して理由が何か分かって、かつ納得が行く理由ならチャンスと思って買いに行くのもアリかもしれません。

ですが、自分の調べ切れなかった所にネガティブな情報があったなんてケースもザラなので、個人投資家が逆張りするのはリスクが大きすぎるように思います。

どうしても気になるなら、値動きを観察だけしておいて、値上がりを始めたタイミングで買っていけば良いと思うんですよ。

高配当株

高配当株って基本的にはクソ株だと思っているので、原則手は出しません。

高配当株≒クソ株な理由
  • 配当を払おうが払うまいが、理論上のトータルリターンは変わらない(配当払った分企業価値が落ちて株価は下がる)。
  • 高配当なのは支払われる配当に対し、株価が低いため。
  • 株価が低いのには理由がある。
  • 本来、配当なんか払わずに事業に投資して企業価値高めた方が株主還元になる。それをせずに配当払うのは事業に伸びしろがないから。
  • 税制上、高配当株の方がグロース株より不利

ディフェンシブ株

悪いとは思いませんが、これ買うならインデックスファンド買っておいた方が安心感あるので買いたいとは思いません。同じように考える投資家が今後増えると思うので、これから冬の時代が来ると思います。

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Posted by 窓際投資家