金持ちの子供は経済リテラシー教育が最優先課題じゃない?
お疲れ様です。窓際投資家です。
先週末から体調を崩していて今日はお休みです。
土日はガチで寝たきりでウイダーゼリーとポカリスエット以外体が受け付けなかったです。
結果、嫁さんに過負荷をかけてしまいました。妊婦様なのに申し訳ない。
さて、仕事ができる状態ではないものの、体が多少動くようになってきたので、今日はブログを更新します。
金銭感覚が崩壊した「上級国民の子供」がいるらしい
まず、気になったネット記事があったので引用します。
「上級国民の子が、貧しい子供に10万円を見せびらかして…」格差拡大の行き着く先。いま中高一貫校で起きているとんでもない事態。
小学校6年生の男児が同級生に93万円を騙される事件が起こったことは記憶に新しい。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。
「100万円を持っていると豪語する少年に、別の少年が価値が上がるなどと言って、記念メダルや外貨を買い取るよう迫ったそう。結局93万円も支払ってしまったというのだから驚きです」。
100万円を持っている少年にも、詐欺行為を働く少年にも驚きが隠せない。
「価値が上がるなどという、詐欺の常套句を使っているあたりに闇を感じずにはいられませんね。普通に暮らしているなかで、子どもたちの耳にそのような情報が耳に入っている証でもあります。テレビだけでなく、ネットからということもあるでしょう。さらに当時5年生だった児童が100万円を自由に使える状況だったことも波紋を呼んでいます。お小遣いやお年玉を貯めたものだったそうですが、子どもが管理できる金額を超えてるように思えてなりません」。
事実、お金を持っていることを自慢する子供は一定数いるようだ。今回は学校でお金持ちとして有名なある子供と自分の子供との付き合いに悩みを抱えた経験があるという母親に話を聞いた。
松井景子さん(仮名・45歳)は、中高一貫校に通う息子を持つ母だ。
(中略)
次男のクラスには、公言しているだけで2人の医者の息子がいるらしい。その1人が息子とトラブルになった人物だ。
「どうやらお父さんは大企業に勤めておられて、お母さんは歯医者さんだと聞きました。保護者会などで、お見かけしたことはありません。その彼がすごくたくさんお金を持ってきていると言うんです」。
なんと財布に10万円が入っていたというのだ。
(中略)
「正直、10万円を子どもが持っていることにも驚きましたし、それを学校に持ってきてしまう危うさみたいなものを感じました。だんだんと興味の広がる中学生です。この学校に限って盗難などはないでしょうけど、ゼロではありませんし、複雑な家庭に育って、裕福でない子もいるのに……。ただ、息子から聞いた情報ですから、すべてが本当かは疑問。結局先生に報告することもできず、そのままにしていました。」
問題が起きたのは2学期も終わり頃。景子さんの予感は的中した。
「例の彼からジュースを奢ってあげると持ちかけられたと息子が話したんです。我が家ではお金の貸し借りは行ってはいけないと幼い頃からキツくいいつけてきました。それは兄弟であってもです。だからこそ、息子は相談してくれたんだと思います」。 景子さんは断るように促したそう。 「もちろん断ったよと息子は話していました。ただ10万円を見せびらかして以来、彼に群がる子が複数人いるようで…」。
引用:「上級国民の子が、貧しい子供に10万円を見せびらかして…」格差拡大の行き着く先。いま中高一貫校で起きているとんでもない事態。(FORZA STYLE) – Yahoo!ニュース
私は高校まではオール公立でしたけど、ここまで酷いのはいなかったにしても、これの小型版みたいなのはそこそこいましたね。
じゃあその子の家がお金持ちだったかというと、案外そうでもなく、大体においてこのパターンだったように思います。
- 親もしくは同居してる祖父母が子供に甘く、少しせがまれるとすぐにお金を渡す。
- 共働きで子供の相手をしてやれないから、罪滅ぼし的感覚で簡単にお金を渡している。
今どうなのか分からないけど、子供をこういう形にしてしまってる上級国民やお金持ちは、本当の上級国民やお金持ちではないんじゃないかという気はしますね。
少なくとも、子供がこんな金銭感覚持ってしまったら、その家は次の代で絶対に転落しますから。
何億円、何十億円持っていようと、まともなリテラシーのない人間がそれを扱えば、タカられたり散財したりしてマジで一瞬で消えるし、
持ってれば持ってるほど良からぬ人や業者も寄ってきます。
(その意味では、持ってること自体を隠すのが一番で、見せびらかすとかあり得ない話。)
あと、滅茶苦茶重要な話なのが、
子供の時の金銭感覚って変わりづらい。
私なんかは子供の時に千円札は大金だと思って大事に持ってましたが、今でも4桁のお金払うのには本能的に躊躇します。(メジャーリーガー級に稼げていたらまた違ったのかもしれんが…)
マトモな上級国民や資産家であれば、その点をしっかり分かっているので子供をこんな形にしないように注意払ってます。
金銭感覚が崩壊した「なんちゃって上級国民」の子供なんてもう救いようないんじゃないかね。
受験勉強する前に学ぶことがあるだろw
私はヤフコメをはじめとしたSNSは嫌いなので基本見ません。
だけど、今回は久々に見てしまいました。
すると、こんな投稿がありました。
これ読んで、凄い考えさせられてしまったんですよね。
だってさ、裕福なご家庭の子供なんでしょ?
庶民じゃないんでしょ?
だったら、
エリート校から難関大学に行って高給取りになれるかどうかより、
親が築いた資産を如何に守るのか、如何に運用するのか
ってところの方が、彼らの人生に大きく響くんじゃないの?
であれば、
人生に大きく響く側のスキル、つまりは経済リテラシー(それ以前に「まともな金銭感覚」)を身に付けさせることの方が優先度高いハズ。
そこを疎かにして大枚叩いて中学受験塾に通わせてるとか…
最早親が馬鹿すぎて子供が気の毒に思えてきます。
1億円ぽっちしかないうちの家でさえ、
うちの子の場合は、働いて稼ぐことも大事だけど、運用スキルも同じぐらい大事
って思いつつ子供育ててるぐらいなのに、首都圏の上級国民様がこの体たらくだとはねぇ…。
ああ、一つ断っときますが、私は別に中学受験を全否定してるわけではありません(あんまり好きではないけど)。
物事には優先順位があるだろ!?
と言いたいだけです。
ちゃんとファイナンシャルリテラシー叩き込んだ上でやるなら、
或いは、
親が特別金持ちじゃない上級庶民程度
ということであれば、話は違ってくると思いますので悪しからず。
自分が歩んだ道を子供になぞらせようとする成功者
要は、家庭の資産状況によっても子供の教育の最適解って変わってくるんですよ。
恐らく、こういうことやってる親の多くは、自分も同じように中学受験塾に通ってエリート校に進んで高給取りになってのし上がったのだと思います。
持たざる者がのし上がるための一つのサクセスストーリーですよ。それはそれでいいです。
ただですよ?
そういうサクセスストーリーを子供にも歩んで欲しいってことなんだろうけど、自分がのし上がった時とは家庭の資産状況も違えば時代や社会も変わってます。
もっと言えば子供のキャラも色々。
そこをしっかり考えないで、なぜ自分が歩んだ道を、それもバカスカお金をかけて、ただなぞらせようとするのか、私は理解に苦しみます。
これじゃ、コスパもタイパも悪くて親子共々不幸な結果になるだけやろし、そんな奴らに
「税金ばかり取られるし、子供の教育費が高くてしんどい。諸々の子育て支援の収入制限は取るべき。」
なんて言われても私は納得できない。同じ子育て世帯であってもです。
税金の話はともかく、お前らの教育費の使い方オカシイやろと…。
こういうの見てると、社会的地位が高くても賢くない人って意外と多いんだなと感じます。