選択的週休3日という新たな選択肢が浮上

こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。

リタイア後はフルリタイアで働きたくないと考えてきた私ですが、

リタイア後にある程度働くのは嫌ではありません。

むしろ、

いくらお金があったとしても、先々何があるか分からないので、資産収入以外の何らかの収入があると安心

適度なストレスは健康維持上もプラス

というのがあるんで、苦痛を感じない範囲であれば、むしろ働くべきではないかとさえ思っています。

リタイア後に働くなら時給は下げたくない

ただ、リタイア後に働くにあたって障害になるのが、切り売りする時間単価の問題です。

以前に記事にしましたが、

リタイア後に働くのだとしても、切り売りする時間の単価はなるべく落としたくない

というのが同時にあるんですよね。

時給換算したときの給料を下げてしまうと、

拘束時間が大して減らない割に、収入だけそこそこ落ちる

という事態になるからです。

完全趣味で、好きでやるボランティアとかならそれでも良いんですが、好きでもない仕事でこうなっちゃたまったもんじゃない訳で。

私の場合、仕事内容や人間関係以前の話として、出勤してオフィスに拘束されることそのものが苦痛なんで、仕事が軽くなっても拘束時間が減らないなら、あまり意味がなかったりもします。

仮に、時給が現役時代の水準から半分とかになるなら、絶対に働きたくないところですが…

リタイア後にアルバイトや派遣社員をやるとなると、大体においては、こうなるでしょう。

かと言って、正社員となると、週5日フルタイムが基本で拘束時間が全く減らないケースが殆ど。

例外的に週3~4日勤務の正社員の求人もあるかもですが、何年も窓際族やってたアラフォーに今更需要があるとは思えず、最早正社員を目指して本格的な転職活動をするモチベすら沸きません。

こういった事を考え合わせ、私は

リタイアするなら、セミリタイアではなく、フルリタイア

と思っていたのですが…

公務員にも選択的週休3日制導入か?

前置きが超長くなってしまいましたが、そんな私に朗報が…

国家公務員「週休3日制」導入を提言、長時間労働改善へ人事院研究会

国家公務員の長時間勤務を改善するため、人事院の有識者研究会(座長・荒木尚志東京大学大学院教授)は27日、職員の選択によって週休3日制を取得できるよう求める提言を取りまとめた。

現在、「選択的週休3日制」の利用は育児や介護を行う職員に限定されている。提言では、一般の職員も希望すれば任意の週について土日の他に週1日まで週休日の追加を可能にすることを盛り込んだ。

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/92cade99534cb77a04e5a6d5f77488ff769c714c

人事院が国家公務員に選択的週休3日制を導入するように提言したんだとさ。

うえーいwwwwwwwww

所詮は提言なんで、実現するのかは若干微妙ですが…

私は地方公務員なので直接関係ないと言えばそうなんですが、地方の処遇も国の処遇に原則寄せていく感じになってるんで、仮にこの提言が通るなら、私の職場でも今後数年以内に選択的週休3日制が導入される可能性が結構高くなります。

どんな制度になるか、現時点で細かい話は分かりませんが、民間の例を見る限り、

休む分だけ給料は減るけど、時給は下がらない

って形になるんじゃなかろうか。

だとしたら、これを利用してヌルく働き続けるって選択肢も全然アリじゃないかと思ってます。

他の選択肢と比べたら、恐らくこんな感じか。

評価項目フルリタイア週休3日週5日フルタイム
拘束時間×
金銭面
精神衛生×
健康面×

当然のことながら、まずは食っていけないとどうにもならんわけで、最重要視するのは金銭面です。

そして、その次は…健康面。

病気になっては何もならないし、治療費でお金が出ていくのも避けたい。

…という部分を考慮したら、

選択的週休3日制を使って働き続けるのが、現状としてはバランス良いのかな?と思えてきてます。

欲を言えば…

  • 週休4日の方が良い
  • 組織に留まる事自体が苦痛

なんて話もあるんですけど、現状、フルリタイアするには金銭面がギリギリで余裕ないし、恐らくフルリタイア達成したとしても全てが満たされる訳じゃないでしょう。

仮にうちの自治体にも導入されたら、真っ先に手を挙げようと思います!

ブログ村に溢れ返る自称FIREと一緒にされたくないんで、これを「リタイア」とは言わないでおくことにしますが、働き方としては60代の再雇用の人と似た感じになるのかな?

アラフォーにして、現役を引いた60代と同じ働き方ができるなんて上等や!

大体ね、どうせ私なんか、出勤したところで稼働率は5割ぐらい。

週休3日にしたところで、仕事やってる振りしてる時間が減るだけで、消化する仕事の量は変わらないでしょう。

雇う側としては、どうせ暇してて働いてないなら、出勤日数減らして給料減らした方が合理的やろな。

こっちとしても、人間関係や仕事内容以前の話として、出勤することそのもの、オフィスにいることそのものがキツい。

なんで、仕事量が同じだとしても、拘束時間や出勤日数が減るのは大歓迎です。

労使で完全に利害が一致してますね。

選択的週休3日制、はよぉ〜

これはリベンジのチャンス?

リスクを取るか取らないかで開いた格差

多様な働き方が認められるのは良いことだと思うし、これによって仕事辞めずにすむ人も多いんじゃないでしょうか。

ただまぁ、これによって格差や分断も生まれるんだろうなぁと思ったりしますね。

片や

生活を維持するために馬車馬みたいに働かざるを得ない社内奴隷

片や

金銭的に余裕があって週休3日でのんびり働く社内貴族

みたいな感じで。

制度が浸透して一定数が週休3日を選択するようになると、社内が割れてすっげーいがみ合いそうな気が…。

現状、

辞める or フルタイム

の二択なんで、仮にガツガツ働きたくないなら、

FI(Financial Independence)達成して、さらに余裕資金も厚めに積んでセーフティーリードを取って辞めてしまう

という選択しかありません。

故に、今は

そこそこ金銭的に余裕があってガツガツ働く必要のない人もガツガツ働かざるを得ない。

ガチで財を築いたり、「働きたくない」って気持ちが先行したりして辞めたら、会社を去ることになって姿が見えない。

だけど、選択的週休3日という、中二階的な制度ができると、社内で今まで見えなかった保有ストック格差が見える化すると思うんですわ。

また、一定数の人が週休3日でヌルく働くようになると、家計を維持するためにフルタイムで働かざるを得ない社内奴隷に仕事のシワ寄せが行くって展開もあるかもしれません。

左団扇の貴族の横で、奴隷がヒーヒー言いながら働いてる…みたいな。

こと仕事においては今まで散々惨めな思いしてきた私ですが、職場でマウント取ってリベンジできるかもしれませんね。

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