努力を努力だと思うならFIREはやめとけ

2022年7月29日

こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。

FIREという生き方を批判する人が共通して言うのが…

修行僧みたいに節約を続ける人生って、どうなの?

という話です。

ホ〇エモンさんや山〇元氏やらを始めとして、否定派はみんなこれを言ってきます。

で、弱小ブロガーたる私ですが、否定派をボロカスにこき下ろす記事を過去に書いてる訳です。

まぁ、誰も見てないだろうけど。

他人の生き方にこうやって口を出すこと自体、マジで余計なお世話だと私は思います。

そもそも、「修行僧みたい」って仰いますが、みんながみんな節約をそういうものだと捉える訳でもないですからね。

少なくとも、私にとって節約なんてものは「息をすること」とほぼ同じだし、「ゲーム感覚で楽しむもの」でさえあるんだから。

でも彼らのこの言い分、ある意味で当たってるとも思うんですよ。

と言うのも…

もし、「修行僧みたいな節約」とセットでFIREが存在すると思うんなら、絶対にFIREなんてしようとしない方が良いで!

そんな人は楽しく働くことに知恵使った方が幸せなハズ。

と、思うからです。

普通の人はFIREしても幸せになれない

FIRE目指す過程の節約を「修行僧みたい」と感じるのは、世間的には普通のことだと思います。

でも、この普通の感性を持っているんだったら、

絶対にFIREなんてしようとしない方が良い

と、私は声を大にして言いたい。

一生涯の努力が前提

このブログ読んでるような人には釈迦に説法でしょうけど、基本的にはFIREとは…

  1. 節約によって年間生活費を落とし、貯めたお金は株式インデックス投信に突っ込む。
  2. 圧縮した年間生活費の25倍の資金を確保したら、早期に引退して、年利4%の資産運用益で細々と生活する。

というものです。

「年間生活費の25倍の資金」…というものの根拠が「4%ルール」という奴です。

世界の時価総額は超長期で見ればインフレ率抜きで年率4~5%伸びると言われているため、資産を株式にフルインベストしておけば、生活費として1年に4%づつ取り崩しても資産は減らない。

…というロジックですよね。

つまり、リタイア目指して落とした生活水準を、リタイア後も上げないことが前提になっているんですよね。

引退してそこがゴールじゃないんです。

リタイア達成後も、達成するためにしてきた努力と同じことをしなきゃいけません。

決してリタイアと共に極楽浄土に行けるわけじゃない。

努力を努力と感じる人に一生涯の努力なんて無理

なんで…

FIREを目指してる段階で、FIREのための努力を努力と感じてしまってる人は、一生その努力を続けなければならない。

ということなんですよ。

だから、「修行僧のような節約」なんて言ってる人が、仮にリタイアに漕ぎつけたとしても、幸せになれるとは到底思えません。

だって、目指す過程からして苦痛なんでしょ?

節約が、投資が。

リタイアできても、給料が絶たれた状態でこれが一生続くんですよ?

修行しながら即身仏にでもなるんですかね??w

普通の人は楽しく働くために知恵を使った方が良い

こういう普通の人が

「働きたくない」

という理由のみでFIREを目指すことには、私もホ〇エモンさん同様に共感できません。

っていうか、絶対やめた方が良いと思います。

こういう普通の人は

「楽しく働くにはどうしたら良いのか?」

という方向性で行った方が、遥かに建設的だし幸せにもなれると思いますよ。

例えば、仕事以外の生き甲斐を作ってみたり、会社以外の自分の居場所を作ってみたりすると、会社であった屈辱的なことがどうでも良い些細な事に思えてしまうものです。

仕事や会社のことを一切考えない日や時間を設けるのも良いと思います。

ま、他人の生き方に口を出すなんて、余計なお世話なんでしょうが…。

どんな人がFIREで幸せになれる?

FIREして幸せになるには

  • 元々欲望がなくてローコスト体質
  • 刺激を求めないむしろ刺激が苦痛
  • 仕事より節約が楽(節約より仕事が苦痛)
  • 投資や節約をゲーム感覚で楽しめてしまう

これ全部じゃないにしても、こういう特性を何か持ってることが必須条件だと思うんです。

因みに、私はこれみんな揃ってます!👍

せっせと貯蓄や節約に励んでますが、「我慢している」とか「努力している」なんて一度も思ったことないです。

だって、元々、欲しいものもないし、やりたいこともないし、遊びたいとも思わないんだもん。

資産という数字を増やしていくのが、ゲームみたいで滅茶苦茶面白いんだもん。

私にとっては、これが生き甲斐で没頭できる趣味です。

でもこれ、お育ちや性格的な問題が大きいだけに、普通の人に

「こうなれ!」

と言ったところで、なれるもんでもありません。

これもある種の才能ですよ。

他人のブログ読んでいると、こういうキャラの人はリタイア後もリア充してる感じです。

努力を努力と思うのは適正がないから

「努力を努力だと思ってる時点で、好きな奴には勝てない。」

イチロー選手のお言葉より

結局、努力を努力って感じてしまうのは、適正がない証拠なんだと思います。

「頑張って」貯蓄してる人が、私みたいにゲーム感覚で資産形成してる人間に敵うハズありません。

そして、会社の事務室に顔出すのでさえ「努力」と感じる私が、ワーカーホリックに仕事で勝てる訳ない。

人生、「面白い」とか「辛い」とか…そういう感性を大事にすることも大事なのかもしれません。

その意味では、「嫌なことから逃げ続ける」というのも生存戦略としてアリなのかも。

逃げ続けたら、自分に一番向いてる椅子に最後座ってる…って展開もあるのかもしれませんね。

なんにせよ、FIREを目指す過程が苦痛と感じるなら、こんなもの目指す必要ないですよ。

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