中の下社員の会社からの扱いが酷すぎる

こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。

十何年のリーマン人生で思うのは…

どこに行っても、何をやっても、中の下が一番幸福度が低いのでは?

ということです。

「中の下」って、具体的には、

「中の下」に対する周囲の評価

足引っ張るわけじゃないし、いないよりはいた方がいい。

だけど、どっちかと言えば仕事できない部類だし、いないならいないで全然困らない。

…という、組織や周囲の人にとっては「どうでも良い存在」です。

今の仕事でも、前の仕事でも、中の下って組織内での扱いが底辺社員以上に酷くて、色んな憂き目に遭っているなぁと感じます。

今日は、底辺サラリーマンの私が、中の下サラリーマン・OLを見て思うことを書いていきたい。

無茶な人事のターゲットに

辞令を記載した紙

中の下は、無茶な人事に名前があがったり、短期間で異動や転勤繰り返してたらい回しになったりするケースが多いです。

人事としても、所属長としても、本当は底辺をこういう人事のターゲットにして、

「辞めるなら辞めてもらっても良い」

…って形に持って行きたいのだろうけど、役所でも民間でも、大体そうはできてません。

というのも、大体において、底辺は異動させようにも大概の部署は受け入れ拒否だからです。

所属長としては部署からサッサと追い出したくとも、受け皿あってこその異動や転勤。

なんで、底辺は「辞めろ」と言わんばかりな無茶な人事には名前が上がりづらいし、案外異動もしません。

その手の人事のターゲットになるのは、いつもその一枚上の、中の下の人達です。

彼らなら、「まあ良いか」と受け入れる部署が割とあるんで。

使い捨て要員に

社畜化したホワイト企業社員

捨て駒としてメシマズ案件の仕事を押し付けられがちなのも、中の下の辛いところ。

天の声でやると決まったものの、そもそものグランドデザインがいい加減で

「これ、誰がやっても失敗するやろ?」

って案件やプロジェクト。

おそらく、どこの会社にもあるだろう…。

そういう案件に、やってる感出すためだけに投入されるの、いつも中の下です。

底辺を当てがうと炎上しちゃってやってる感すら出ないし、下手すると上司が責められます。

そういや、お役所に転職して初めに配属された部署では、

無茶苦茶な案件が上から降りてきたら、とりあえずコイツ登板。
何失点するか分からないけど、とりあえずアウトカウントは取れて試合終わるからな…。

…と直属の管理職に言われながら、無茶案件の敗戦処理ばかりさせられてた人いましたね。

因みにその人、その後何があったのか知りませんが、気がついたらメンタル不調で休職してて、まだ復帰してません…。

こうやって結構無茶させられる訳ですが、そもそもの評価がそう高くないので、高確率で見返りにはありつけません。

リストラの犠牲者にもなりがち

リストラの犠牲者になりがちなのも、底辺より中の下ではないかと感じます。

私が20代のころに勤めていた会社、私が辞めた直後に「希望退職募集」という名のリストラしてます。

風の噂で聞いた話では、この時に辞めた(クビになった)のは、仕事のできる管理職と少し仕事のできない中高年が中心だった模様。

仕事できる管理職は自ら手を挙げて退職し、ちょっとできない中の下は退職勧奨に簡単に乗る傾向があったようです。

どうも、全く仕事ができない訳じゃないから、

「辞めても転職活動したらどうにかなる」

と思ってしまいがちみたいなんですよね。

そして、底辺ではないので、多少なりともプライドを持ってて、退職勧奨されたことに激怒して頭に血が上り、勢いで辞めちゃう人も結構いるようです。

例えば、私の知っている当時アラフォーだった人は、

結婚したばかり

子供生まれたばかり

新築の家買ったばかり

…という状況だったのにも関わらず、退職勧奨されたことにブチ切れて退職。

「こんな扱いをするなら、自分にも考えはある」

と言い放ったようです。

いやいや…これじゃ会社の思うツボでしょ…

案の定、蓋を開けてみたら、会社が用意した再就職プログラム使って転職活動したものの、全く見つからない。

これにまた

「会社が退職者を見せしめにしている!」

とお怒り。

既に公務員に転職していた私の携帯にまで電話入れてきて、愚痴ばかり聞かされました。

てめーの愚痴聞いて、俺にどうしろと?
知らんがな…

大体、会社に希望退職に応じた退職者を見せしめにするメリットなんてあるんか?

社員の士気はガタ落ちするやろし、今後希望退職に応じる奴いなくなるで?

最後は、あまりに何度も電話入れられて煩かったので、終いには着信拒否設定しちゃいました。

なーんて話もありました。

このおっさん、今どうしてんだろうな??

逆に、底辺の多くは

辞めたら次はない

ということを分かっています。(注)

なんで、簡単には退職勧奨には乗りません。

最早、見栄もプライドもないので、組合に駆け込んだり、使える手を総動員して勧奨を拒否します。

なんで、案外リストラの犠牲者にもなり辛い印象で、追い出し部屋の住民や倉庫番は案外リストラ生存率が高かったようです。

執拗に退職勧奨の面談はされたようだけど…。

注:ただし、ド底辺(下の下)は自分がド底辺であることさえ分からない。

中の下の何が問題なのか

底辺の私が思うに、こうなんですかねぇ…?

「中の下」の人が持つ問題点
  1. なまじ少しは仕事ができるから変にプライドを持ってしまい、そのプライドが戦略的立ち回りの邪魔になる。
  2. 社内の立ち位置的になまじ挽回が可能だから割り切りができなず、変に頑張ってしまう。
  3. でも、結局は使えない人間には変わりないから、組織から大事にされることはない。

まぁ…端的に言えば、

中途半端な立ち位置で割り切りができないから、色んな所で損することになる

と言うことです。

なので、解決策は超簡単です。

変なプライドや希望は一切捨ててしまうこと。

まだ20代とかなら、挽回するために藻掻いても良い気がしますけど、アラフォーとかになったら割り切っちゃって自ら底辺の仲間入りしてしまった方が得じゃないですかね??

その年齢で燻ってるんだったら、そもそも資質ない気がするし、今までのイメージがあるんで少々活躍しても組織からの見る目は変わらないと思います。

…と、偉そうなことを言ってみましたが、私自身にも、こういう中の下の人にありがちな中途半端なマインドがあったりします。

組織に忖度して育休取れなかったし、後ろ指指されたり横柄な態度取られることにストレス感じ、それ吐き出すためにこんな便所の落書きみたいなブログ書いてたりなんで。

私自身、底辺と中の下に片足ずつ突っ込んでいるような立ち位置なのかな。

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