割安・高配当・ディフェンシブ株 終了のお知らせ

私は最近リバランスのために個別株のポジションを少しずつ削っているのですが、全面撤退するつもりはないし、割合落とすにしても当面は今まで通りグロース株中心の運用で行きたいと思っています。

ここ数日、ハイテクグロースが多いナスダックとかが酷いことになっていますが、そこまで気にしていません。

市場環境を考えたらバリュー株、高配当株、ディフェンシブ株買うなんてちょっとあり得ないと思うからです。もちろん、低金利が高PERグロース株に追い風というのはありますが、それ以上に大きいのがパッシブ投資の拡大です。

広がるインデックス投資

私が投資を始めたころは、特に国内ではインデックス投信やETFを買おうにもラインナップが貧弱でほとんど選択肢がありませんでした。今流行りのe-maxisも出だしでslimもなかったし、信託報酬も結構高かったんですよね。世間的にはインデックス投資?何それ美味しいの?って感じだったし。

それが今や、インデックス投資が投資の基本で初歩って考えが浸透しているように思います。

世界的にもこの流れが顕著らしい。まあ、私もインデックス投資は大好きですなんですが。

世界のETFは10年で5.7倍、650兆円に成長【世界ETF事情①】

世界のETF純資産残高(以下「残高」)は、専門調査機関ETFGIの調べによると19年11月末現在で5.955兆ドル(11月末の1ドル109.56円で換算して約650兆円)に達しました。ファンド数は6,975本、1ファンド当たり規模は8.54億ドル(935億円)と計算されます。

過去10年間の世界のETF残高とファンド数の推移を振り返ると図表1の通りです。10年間(09年末→19年11月末)で残高は1.041兆ドルから5.955兆ドルへ5.7倍に、ファンド数は1,969本から6,975本へ3.5倍に増加しました。

引用:世界のETFは10年で5.7倍、650兆円に成長【世界ETF事情①】 | NEXT FUNDS

バリュー株、高配当株、ディフェンシブ株は冬の時代に

この動きのせいで割を食うと思われるのが、バリュー株、高配当株、ディフェンシブ株を買っている投資家です。

割安高配当株が割安高配当株じゃなくなる

バリュー投資家が狙うのは、何らかの理由で買い手からケチが付いて安値に放置された銘柄です。

しかし、インデックス勢の存在感が市場で増してくると、本来なら買い手からケチが付く銘柄にも機械的に買いが入るようになります。つまり、バリュー投資家が狙う割安株が割安じゃなくなってしまいます。割安株にも相応のリスクは存在しますから、割安でないと割安株なんて手出せません。(参考:安易に割安株に手を出すな

また、高配当株が高配当なのは、配当金に対して株価が安いからという面があるわけですが、インデックス勢の資金が機械的に流れ込むと、分母である株価が大きくなります。この状況で配当金を払う原資が増えないのなら高配当株も高配当株じゃなくなってしまいます。

すでにそういう現象が起き始めています。

過去の記事、高配当株≒クソ株でも書きましたが、この10年で割安高配当狙いの投資をやっても上手くいかない相場環境になってきています。試しに、米国上場のバンガードのETF3種の運用成績を比較してみます。

銘柄名ティッカー過去10年の平均年率トータルリターン
バンガード・トータル・ストック・マーケットETFVTI14.03%
バンガード・米国高配当株式ETFVYM11.89%
バンガード・米国バリューETFVTV11.69%

VTIは米国市場全体のパフォーマンスに連動するように組まれたETFですから、高配当株、バリュー株ともに米国市場全体のパフォーマンスに劣後していることが分かります。このデータは私の経験や肌感覚とも一致します。

まあ、株を上手く選べば割安株投資でも高配当株投資でも上手く行かなくはないのでしょうが、確率が悪いのは分かりますよね?

こんな相場環境になった要因の一つがインデックス投資の広がりなんじゃないかと個人的には思うんですよね。

ディフェンシブ株を持つ意味がなくなる

昔はインデックスファンドなんてなかったけど、今は違います。

安定求めるなら、もうインデックスファンドで良くない?

ディフェンシブ株だと思っていたら、ネガティブニュースで暴落した!
やっぱり個別株は怖い。これならインデックスファンドの方が良くない?

なーんて考える投資家が増えていき、ディフェンシブ銘柄離れが起きるんじゃないかと思っています。私なんかはすでにこう考えてるクチなんですが…(参考:ディフェンシブ株買うぐらいなら…)。

なんで、生活必需品セクターや公共・インフラ系みたいに安定感とか底堅さが売りの銘柄のパフォーマンスって今後厳しいんじゃないかな。

ケチの付かない株を素直に買う

ここでもし個別株を買って市場平均を上回りたいのであれば、インデックス投資の裏をかく必要があります。

一万円札の上の馬
勝ち馬に乗ってしまえ

具体的にどうするのかというと、敢えて難しいことは考えずに、順調に業績を伸ばしているグロース株を素直に買っていくという戦術が有効な気がします。その時、PERやPBRといった表面的な指標から多少割高に見えても、あんまり気にしなくて良いと思います。(とは言え、高値掴みを避けるために、資金は極力時間分散して投入することを強くお勧めします。)

インデックス投資の弱点は山を張ることができないということです。なので、誰が見てもダメな会社の株も買わざるを得なくなる分、あの会社良いよね!って誰が見ても思えるような会社への資金配分が相対的に甘くなります。そこを狙う訳です。

割安株なんかインデックス勢に買わせておいて、素直にイケイケの銘柄を買っていけば良いわけです。

私はここ5年ほどでこの戦術に徹して結構稼ぎました。

当面インデックス投信は広まっていくでしょうし、この市場環境が続く限りはこの戦術まだまだ有効じゃないのかと思います。

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