インフレ退治へのFRBの本気度を舐めてました

こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。

予想はされていましたが、FRBがまたしても0.75%の利上げです。

政策金利の誘導目標は3.00~3.25%とのこと。

まー、ここまでは良いとしても、

「来年末には金利を4.60%にする」

って見通しには正直驚きました。

インフレ退治の本気度がここまで高いとは…

おい、マジかよ…!

だってこれ、米国の潜在経済成長率超えてますからね。

これって経済がクラッシュしかねない結構な劇薬だけど、向こうの関係者だってそんなことは百も承知だろう。

結局、そういうリスクを冒してでも過熱したインフレを抑えたいってことなんでしょう。

「ソフトランディングは非常に困難」

って議長自身が言っているし…。

ましてや、株価を守ることなんて「どうだって良い」とまでは言わないまでも、優先度低いんだろうなぁ…。

去年末の時点では

「本格的に金利を上げるなんて無理」

と予想していた自分は認識が甘かったと言わざるを得ません。

今回のFRBの金利見通しで、彼らのインフレ退治への本気度が良く分かったし、ここまでガチだとは思いませんでした。

経済も株価も、結構ヤバいことになる予感がします。

株式投資家にとっては今後2年ぐらいは厳しい展開か

そうは言っても、こんな金利を長期間続ければ、経済もシュリンク…というか、クラッシュするだろう。

日本ほどではないにせよ、借金漬けなのは米国も…というか殆どの先進国共通の問題でもある訳で、

「金利がインフレ率より低い」

という環境でマイルドに借金を溶かす必要あるのは、先進国はどこも一緒。

なんで、

コロナ対応の極端な金融緩和をやった反動で、たまたま今イレギュラーな政策が取られているだけで、いずれ低金利に戻ってくる

というのが、メインシナリオだとは今も思うのだけど…

それでも劇薬は劇薬だし、当面景気も株価も荒れるだろうな。

今後2年ぐらいは株式投資家にとっては厳しい展開になるんじゃないですかね。

市場からの退場者もかなり出ると予測します。

これから資産を築く人にはチャンスかも

福利効果を味方につけて資産形成

とは言え、これから資産を築きたいと思っている人には、株安はチャンスです。

かく言う私も、まだリタイアに向けて資産を積み上げてる段階なんで、ヘンに株価が上がるより低迷してくれた方が嬉しいです。

少しでも多くの株を買い込みたいからね。

そもそも、大して高所得でもない私がここまで財産を築いたのは、リーマンショック後の円高株安局面で海外の株を買いまくったから。

相場低迷期に躊躇せずに突っ込んで行ったら、普通の会社員や公務員でも金持ちへの扉は結構開かれると思うんです。

「それができたら苦労しない」って話もあるんだろうけど

そうは言っても、何度も言ってきたように、売り込まれてる個別株に手を出すのはリスク高すぎるんで、初心者はやめた方が良いと思います。

端的に言えば、

売られるには売られるだけの理由があるんで、二番底に嵌って資産を失うケースが多い

からです。

個別株買うのなら、上昇トレンドに乗っている株にしといた方がリスク小。

故に、全体が売り込まれている相場低迷期に個別株に手を出すのは…上手くやる人もいるんだろうけど、なかなかハードルが高いですよ。

だけど、インデックス投信やETFなら初心者でも躊躇なく逆張りできるんで、低迷期にはお勧めかもしれません。

何かの経済危機が起きた時に、会社が左前になって株価がL字になるケースなんてごまんとありますが、市場全体で見ればいつかは低迷を脱して回復しますからね。

思えば、投資を始めて最初に買ったのもMSCI-KOKUSAI連動型のETF(東証1550)だったなぁ。

懐かしい。

ここのところの円安で、海外の株安の恩恵が消されてしまっているのが若干残念ではありますが、ここは愚直に株式を買っていこうと思います。

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