ブロガー・YouTuberと有名税
こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。
今日のテーマは有名税です。
インターネット使ってお金を稼ぐ人をある意味で一番苦しめてくるデメリットだと思うんですよね。
Contents
知名度と稼ぎがアンバランスな世界
まぁ…ブログで稼ぐって大変です。
特に最初の1円を稼ぐのが滅茶苦茶大変です。
私なんかは、そこそこブログに手がかかっているハズなんですが、赤字出さずにイーブンにするのがやっとです。
インターネットの世界では、とにかく多くのアクセスを取って行かないとカネになりません。
つまり、知名度がないとどうにもならない世界です。
故に、この世界では例え月々数万円でも稼げていたら、そのカテゴリー界隈ではそこそこの有名人だったりします。
ましてや、会社員の月給並みに稼いでいる人ともなると、下手な芸能人より知名度あります。
翻って現実の世界を見てみます。
これしきのお金しか稼いでいない人が有名人になることなんて基本的にはありません。
月収数万円だと、学生アルバイトや主婦のパート。
月収20~30万円レベルなら、そこら中にいるただのサラリーマンやOLでも貰ってます。
じゃ、彼らが有名人かっていうと、違いますよね?
インターネットの世界って、稼ぎと知名度がめっちゃアンバランスなんです。
のしかかる「有名税」
そこで問題になってくるのが、有名税ってやつです。
ゆうめい‐ぜい〔イウメイ‐〕【有名税】
有名人であるために、好奇の目で見られて苦痛を受けたり、出費がかさんだりすることを、税金にたとえていう語。
引用:有名税(ゆうめいぜい)の意味 – goo国語辞書
人気タレントや一流スポーツ選手が…
- 異性と一緒にいただけで週刊誌を賑わせてしまう
- ファンが後をつけてきて家の場所がバレ、人が押しかけてくるようになって家族に迷惑がかかる
- それを避けるために、セキュリティ万全の高級マンションにしか住むことができなくなって余計なカネがかかる
- 人だかりができてしまうので、公共交通機関なんて利用できない
みたいになっちゃう奴です。
程度や方向性は多少違えど、ブロガーやインフルエンサーにも似たような有名税ってある感じです。
良くある例で行くと…
- コメント欄が炎上する
- 本を出したらレビューにボロクソ書かれる
- アドセンス狩り等の攻撃対象にされる
- 個人情報が悪用されて被害を被る
といったところだろうか。
もちろん、仮にガチ有名人になれば、芸能人みたいな話にもなりかねない訳です。
ただ、さっき言ったように、インターネットの世界では知名度と稼ぎがかなりアンバランスです。
大して稼いでなくてもそこそこの有名人なんです。
で、そういう人にも容赦なくこの有名税が降りかかってくるんですよね。
有名であることに変わりはないから。
これキツいなぁ…って思うんですよ。
人気タレントや一流スポーツ選手であれば、それなりに稼ぎもあって有名であるメリットも受け取った上での有名税です。
なんで、ある程度は飲み込める部分あるだろうし、飲み込まなきゃいけないってところもあると思います。
でも、
稼ぎが会社員並みかそれ以下の一般人ブロガー・YouTuberが同じことできるか?
って言うと、
厳しいんじゃないですかね?
ブログ・YouTubeを辞める原因にも
前にも言いましたが、私と同時期にブログ始めた人のブログいくつかフォローしてましたが、結局みんな更新が止まりました。
最初のうちは「かかる労力に対して稼ぎが少なすぎる」って問題もあるのだろうけど、恐らく有名税の問題も小さくないと思われます。
ある女性ブロガーさんなんかは、セクハラまがいの変な人に絡まれてるうちに、更新やめてしまいましたからね…。
アドセンス狩りとかもそうですが、インターネット使った嫌がらせって、めっちゃ手軽で低コストかつほぼノーリスクでやることができます。
当ブログも、先日スパム攻撃喰らってアドセンスを止められました。
こういう嫌がらせって、芸能人やスポーツ選手に対する嫌がらせよりも遥かにハードルが低いんですよね。
いくらも稼いでいないのに、こんなもんの標的になったのではたまったもんじゃありません。
私は「誰が見ているのか分からない」というのが怖くて、先日資産状況の公開をやめましたが、これもその流れでのものです。
全く稼ぎになってないブログのために、自分の財産を危険に晒すなんて割に合わないのでね。
これを続けられる人種って?
何せ、手間がかかるのに稼げない。
その癖有名税だけは払わされます。
自分でやってて思うんですが、普通の人なら
ワザワザこんな方法で稼がなくても、普通に会社員かアルバイトでもやってた方がいいやん?
って絶対なると思うんです。
それでもブロガーやYouTuberを楽しく続けている人も沢山いらっしゃいます。
自分でもやりながら彼らを眺めていて思うのが、この稼業が長く続く人にはどうも3種類いるようです。
承認欲求拗らせ系
まず、承認欲求拗らせ系ですね。
高評価を貰ったり、「いいね」もらったり、世間の注目を集めたりすることに快感を覚える人には、「承認欲求が満たされる」というメリットが存在するため、上記デメリットを吹き飛ばせる場合があるんですよね。
インターネットってもの自体が、目立ちたがり屋にとって手軽に有名人になれるツールとしてうってつけです。
社会不適合者
そして、私のような社会不適合者。
ブロガーやYouTuberという稼業の良い所は、自分が主導権を握れること。
組織の都合や顧客の都合に振り回されたり、縛られたりするのが苦痛ってタイプには大きなメリットです。
故に、この人種の場合もデメリットが吹き飛ぶ可能性が結構あります。
世の中に、自分で主導権を握ってお金を稼げる仕事って実はほとんどありません。
当然、雇われ人は組織の都合に合わせて我慢しなければならないことが多々ありますし、個人事業主であったとしても、ほとんどの場合は顧客の都合に振り回されながらの商売です。
人間関係の摩擦で消耗しがちな人や、縛られることに苦痛を感じるひとにはメリットがあろうかと思います。
趣味で楽しんでいるだけの人
そして、ハナから稼ごうなんて考えてない人です。
ただネットを通した読者との交流を楽しんでいるだけの人たちです。
個人的には、こういう人が一番みていてほのぼのするかも。
こういう人はアンチも沸きにくいしね。
あとがき
…とまぁ、インターネット上の有名税についてダラダラと考察してみました。
まぁ…最近は「手軽に有名になれてしまう」っていうインターネットの特性を活かして、ニコ動やYouTubeからメジャーデビューしちゃう歌手とかもいるらしいし、モノは使い様ですね、ホント。
それにしても、FIREブロガーや資産運用ブロガーが何千万円も持っていて
「保有銘柄を大公開」
「資産を公開します」
「今月の配当金を公開」
…こういうことやってる人多いですけど、私には無理ですね。
貧乏セミリタイアしてるような立場ならイケそうですが、何千万円も持ってる立場となるとちょっとね…
書かれている内容に嘘がないのだとしたら、ちょっと脇甘すぎやしないか?と思ってしまいますね。