クレカ積立上限が5万円⇒10万円
お疲れ様です。窓際投資家です。
クレカ積立の上限額が、現行の月5万円から月10万円に引き上げられるようです。
SBI・楽天・マネックス・auカブコム、クレカ積立上限を月10万円へ。ポイント還元率への対応は?
SBI証券、楽天証券、auカブコム証券、マネックス証券の4社は8日、それぞれクレジットカード積立の上限を月10万円に引き上げると発表。
(中略)
SBI証券、楽天証券、auカブコム証券、マネックス証券は8日、それぞれクレジットカード積立の上限を月5万円から月10万円に引き上げると発表した。同日施行された改正「金融商品取引業等に関する内閣府令」を受けた対応だ。
これにより、新NISAのつみたて投資枠の年間投資可能額120万円を、すべてカード決済で満たすことが可能になる。
積立投資におけるカード決済の枠が広がったことで、期待されるのがポイント還元だ。しかし、それについては、各社の対応がバラけた。SBI証券は後日発表、楽天証券とauカブコム証券は据え置き、マネックス証券は新たに積立金額に応じて可変する方式を採用している。
(以下略)
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/4dd5d9cde8269c18067d968f4a5c36c96a2534a0
私もクレカ積立してますが、これ自体は良いことなんだけど、かなり複雑な気持ち抱えてるのも確かです。
不要になる証券口座やカードが出てきそう
というのも、今まで月5万円が上限だったこともあり、私は今のところ複数の証券会社でクレカ積立してきました。
5万円なんて枠は自分には小さすぎるし、積み立てた時のポイントはしっかり欲しいんでね。
SBI証券の口座と三井住友プラチナプリファードカードに至っては、この組み合わせのクレカ積立の特典…ポイント還元率5%に目がくらんでクレカ積立だけのために作ったようなもんです。
で、ここでクレカ積立枠が10万円に拡大です。
今クレカ積立してる全ての証券口座で積立額を月10万円にできりゃいいけど、さすがに自分にはそんな資金力ありません。
NISAの積立だって成長枠とつみたて枠合わせて月々30万円でやってる状況やし、これだけでも、手取りが月30万円に満たない私には背伸び感満載なんだから。
であれば、相対的に条件が良い証券口座とカードの組み合わせに集約した上で、条件悪いところのは積立停止にするのが最適な対処となります。
そうなると、
積立停止する口座やカードはどうすんの?
という話に当然なります。
カードによっては年会費取られますし、そうでなかったとしても、カードや口座が意味もなく沢山あるのは管理上問題だと考えます。
カードも口座も解約して、口座に入ってる証券は集約する口座に移管するのが正しいと言えば正しいけど、移管手続きにまたお金取られるケースもあるし、何より邪魔くさい。
はて困った…。
やっぱりポイ活は水物
以前、私はポイ活に関してこんな記事書きました。
この記事の内容をかいつまんで言うと、こうです。
ポイ活はするべきだけど、少しでも多くポイント貰おうとする努力は基本的にはコスパが超悪い。
胴元各社のポイントプログラムのルールがコロコロ変わるし、そのたびに自分のポジション最適化してたんじゃ手間がかかりすぎる。
…自分でこう言っておいて、この度、見事にこの罠に自分で嵌りました。
アカンよなぁ…
今さらながら、ポイントのためだけに口座やカードを複数作ったのは愚かな行為だったと言わざるを得ません。
こういう現実があるから、自分としては、ポイント付与ルールが変わるたびにコスパ害さない範囲で対応する方針でしたが、それでも本当に色んな想定外が起きますね…
このたびの対応
少し悩みますが、今回はこんな感じで対処したい。
- 相対的に条件が良い証券会社にクレカ積立は集約し、相対的に条件悪い証券会社では積立停止。
- 積立停止しても口座は残し、証券の移管は行わない。
- 使わないカードは年会費有料のもののみ解約する。
要は、対応は最小限にしといて、下手に動かないと。
どうせルールもコロコロ変わるんで、今後、今回の件で不要になった口座やカードを復活させた方がよくなる可能性も十分だからです。
集約するんだとしたら、SBI証券とプラチナプリファードの組み合わせが最右翼ですけど、これ、今後どうなるんでしょうね。
上で引用した記事の続きです。
現在わかっている情報を以下にまとめる。
クレカ積立上限 引上げの実施時期 ポイント付与率
SBI証券
月10万円 未定 未定
楽天証券
月10万円 3月10日以降(4月購入分より) 0.5~1%
auカブコム証券
月10万円 3月15日以降(5月購入分より) 1%
マネックス証券
月10万円 3月25日以降(4月購入分より) 10万円で0.73%
なお、楽天証券はこれまで通り、利用する楽天カードのグレードと購入商品によって、還元率が変わる。auカブコム証券は、auのスマートフォンユーザーが利用できる「auマネ活プラン」に加入し、「auカブコム証券のNISA口座」と「au PAY ゴールドカード」を保有することで合計最大3%の還元率を実現可能だ。
また、マネックス証券の還元率については、買付金額が~5万円以下分は1.1%。それに加え、5万円超~7万円以下分は0.6%、7万円~10万円以下分は0.2%が加算されるという。つまり、5万円分は550ポイントで、5~7万円分は120ポイント、7~10万円分は60ポイントとなり、最大10万円を積み立てると合計730ポイントになる。
ちなみに、楽天証券については、オンライン電子マネー「楽天キャッシュ」決済での投信積立も提供している。これは今回のクレカ積立とは別物なので、合わせて月々15万円の積立が可能になるという。この場合、つみたて投資枠だけでなく、成長投資枠も利用することになる。
引用:同上
現行ルールだと5%還元ですが、引用記事によると今後の対応は未定だそうです。
いやいや…「対応は未定」って…これ、去年12月に始まったばかりの制度やで?
だからポイ活は好きじゃないんだよな…。
まぁ、「だろうね」って思う部分もありますよ?
現行のルールだと、
カードの会費が年3.3万円で、
クレカ積立を上限の月5万円やれば、
ポイント還元が年3万円。
積立投資する人にとっては、実質年会費3千円で還元率が少し高めのカードが持てますよ
…というシロモノで、会社としては、少しお買い得なもの提供してる程度のイメージか。
ただここで、ポイント還元率や年会費を変えずにクレカ積立額の上限だけ上げるとなると、月々10万円積み立てる顧客に対しては完全赤字。
こんなの続けられるの?
還元率を改悪するか、年会費を値上げするかしないと持たないんじゃないか?
ってのは私でも思います。
ただ、それやっちゃうと
ポイントプログラムが始まって1年も経たずに改悪って、顧客馬鹿にしとんのか?
って話は当然出てきちゃう。
なんで、恐らく落としどころとして、月5万円までの還元率は現行通りにして、そこから上の還元率を下げて来るんじゃないですかね。
ちょうど、マネックス証券みたいな傾斜式の還元率ですね。
結構前からNISA拡充とセットでクレカ積立枠の拡大も議論されてる状況だった訳で、SBI証券がそれ知らずに去年暮れにこんなポイントプログラム作るようなお粗末な仕事してたとも思えないし、「枠が拡大されたらこうしよう」って方向性はある程度考えてたと思うんですけどね。
今後の対応が見物ですね。