狙いは小細工なしのド本命

2023年9月11日

お疲れ様です。

若干ブログを放置気味にしてますが、久々に更新します。

今日は久々にアンティークコインの話題と行きたい。

次何買おうかな?と思ってるところなんですが、とりあえず今思ってることを書いていきたいです。

出遅れ銘柄に資金が流入

前にも記事にしましたが、

ここ1、2年ぐらいで?安値放置気味だった銘柄にも資金が回ってきた感じです。

例えば、日本の明治銀貨とかは、万年割安で長年投資対象と見做されてなかった訳ですが、ここにきて1、2年でダブルバガーとか達成の勢いです。

以前、

「これ割安ちゃうの?」

とこのブログでも指摘した旧20円金貨に至っては、ここ2年ぐらいで市場から姿を消してしまい、例えお金があっても買えるシロモノではなくなってしまいました。

因みに私も買えてません。orz

また、別の例を挙げると、神聖ローマ帝国系の銀貨ターレルも、芸術的なデザインと希少性を兼ね備えていた割には長年値動きしてませんでしたが、ここ最近は銘柄によっては投機資金が入ってきてます。特に数が多くない1600年代のやつ。

あとは…フランスとか。

19世紀の銘柄なんかは、同時代のイギリスコインなんかと比べれば大幅に安いし、

この時代にはナポレオン・ボナパルトみたいな世界中にファンがいる世界史上の大スターがいたりして、

彼が発行して肖像も描かれているコインなんかも、もちろんある訳で。

これ、上げてくるポテンシャル十分じゃないのかと思って見てましたが、残存数が少ない奴とかはやっぱり上げてきてます。

あとは、アジアコインや古代コインも然り。

私は保有銘柄は公開してませんが、過去に「出遅れ銘柄狙え」的な記事も書いてきましたし、まあ、こういう視点で過去にいくつか買った銘柄が、結構な含み益抱えてる感じなんですわ。

ここからはド本命王道系にロックオン

さて、それ踏まえた上で、

今後どうするか?

です。

まあ、未来の事は分からないし、これ言っちゃ身も蓋もないんですが、私も責任持てないんで話半分で聞いていて欲しいんですけど、個人的には

「今回はド本命王道系を狙おう」

と思ってます。

出遅れ銘柄への買いが一巡して、その後も市場全体が上げていくとしたら、その時最初に上げるのはド本命系とどんな相場でも決まってますからね。

株式みたいな金融資産と違って価格に下方硬直性があるんで、今後調整局面に入る可能性はあるにしても、そう酷いものになるとは考え辛いし、長期的には上目線で良いと思います。インフレ圧力もあるしね。

その前提で行くと、ド本命系だろうなと。

株で言えばGAFAMみたいなヤツ。

何の芸もなく、何の小細工もなく、こういうのを狙おうと。

じゃあ、「具体的にそれ何やねん?」と言われたら、敢えてここでは言いません。

申し訳ないですが、そこは自分で考えてくださいと。

私は「世界一美しい●●」みたいな言葉で形容される有名銘柄を狙っていきます。

…まあ、とは言え、です。

出遅れ系にもまだまだ上昇余地があって、

「買いが一巡するのはまだ先」

って考えにも頷ける部分あるんですけどね。

「上がった」と言っても、ド本命系との価格差がまだまだあるケースが多いしなぁ…。

中国需要をアテにするのは危険ではないのか

中國の国旗

あと、最近思うのが、

中国需要をアテにして出遅れ銘柄狙うのはリスキーではないのか?

ということ。

まあね、これも未来の話は分からないですが、ここ最近になって、

「中国の国力も今がピークかもしれない」

と個人的に思うようになったんですよね。

何せ、日本以上に強烈なペースで少子高齢化が進んでて、中国政府なりに手を打とうとはしてるようですが、あまり上手くいってない様子ですから。

人口動態って経済力にクリティカルに影響するし、以前にも言いましたが、コイン投資の世界にもホームカントリーバイアスは存在してて経済力のある国のコインは伸びる傾向があるのは、以前の記事で説明した通りです。

ここ10年の中国人投資家は、まず中国コイン買っていき、それが値上がりして手が届かなくなると、他のアジア諸国のコインに手を出していった感じです。

日本の明治銘柄の健闘も中国需要だと言われてます。

香港のオークションとかには日本の明治大正の銘柄が頻繁に出てきてます。

それだけ中国で人気あるんでしょう。

で、この逆も然りです。

今後、長期的に見て中国の国力がピークアウトしていくのだとしたら、この動きをアテにして投資行動に出るのはちょっとリスク高いかもしれません。

ずーっと言ってますが、実物資産投資は超長期保有が前提になりますしね。

私は以前、

中国人の先回りをして中国人が買いそうなアジアコインや赤いカラーストーンを狙うのはどうか?

みたいなこと言ってきましたし、あの時点ではそう思ってたんですが、正直、今は同じこと言う気がしないです。

まあそうは言っても、中国がダメになっても他のアジア諸国の経済が伸びていくなら、中国以外のアジアコインは引き続き伸びるかもしれません。

あと、国の経済力云々の話とは別に、日本で言うマイナンバーシステム、中国の社会信用スコアシステム的なものは世界的に広まる流れです。

故に

富裕層や準富裕層を中心に、

マイナンバー的なもので政府に保有状況が丸見えになってしまう金融資産を

その手のシステムでも存在の捕捉が困難な実物財産に

財産をシフトさせる動きは間違いなく世界的に強まるハズ。

と私は見てます。

既に、この手のシステムで金融資産や不動産の保有状況を把握して、財産課税してる国も少なくないですしね。

こうなってくると、

「銘柄関係なく上がる」

って話もあり得るでしょうし、

今まで実物資産に興味なかった層の新規参入があるなら、

出遅れ系のお手頃価格の銘柄や

これまで投資対象と見なされていなかった銘柄に

幅広く買いが入るシナリオも十分に考えられます。

なんで、ド本命系との価格差がまだまだあることと併せて、こういう理由からも、今後も出遅れ銘柄やアジア系が伸び続ける可能性も十分っちゃ十分だと思うんですがね…。

ただ、そういうシナリオに賭けて中国人が買っているアジア系や中国系の銘柄を買うにしても、リスクは認識しておいた方が良いんじゃないかなと思う今日のこの頃です。

コイン投資の難しさ

この記事書いてて

「高い」とか「割安」とか言うけど、お前一体何基準にそれ言ってんだよ!?

…と、自分自身に対して思ってしまいました。

そうなんですよね。

カラーストーンもそうですが、お宝系実物資産投資の世界には客観的な物差しがありません。

例えば株式なら、会社の決算報告書が出てきて、

「儲かっているのか?」

「カネ持ってるのか?」

「新しい事業育ててるの?」

そういう情報が見れます。株価が安いのか高いのか、判断する材料が存在します。

だけど、実物資産投資にそんなものありません。

せいぜい、コインの世界なら「発行枚数」「残存数」ぐらいが客観的な数字でしょうか。

だけど、「珍しければ高値が付く」なんて単純な話ではないのは、当ブログで散々指摘してきた話で、残りの部分は

デザインや見た目を人間が見てどう感じるのか?

歴史的背景やストーリーを人間がどう感じるか?

…こういう物凄くアヤフヤな基準に左右されるんですよね。

このあたりが、この投資の難しさでもあり、面白さでもあります…。

なんで、理屈色々並べて偉そうなこと散々書きましたが、そうは言っても正直な話、これも一介の窓際族が「何となくこうなるだろう」と思ってる程度の話でしかない訳です。

とは言え、後日記事にしたいと思ってるんですが、この

「何となくこうなりそう」

って感覚こそが、投資において実は凄い大事なんじゃないかという気もしてます。

だから、私は自分の感性を信じて今回はド本命王道系のアンティークコインを買いたいと思います。

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