謎のパン屋…これが本当のセミリタイアでは?
こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。
一度ネタにしたいと思っていたのですが、私の家の近所にはめっちゃ気になるパン屋があります。
「気になる」というと、普通は…
「美味しそうだから一度買って食べてみたい」
という意味だと思いますが、そういう意味ではありません。
既に何度かパンは買いましたが、滅茶滅茶美味しいです。
でも、気になるのはそこではありません。
開かずのパン屋
じゃ、何が気になるか?というと…
店の前を通りかかっても、大概シャッターが下りている。
体感的には、1ヵ月に5日ほどしか店を開けていない。
不定期でしか開いてなくて、「次いつ開ける」という案内さえない。
と言う点です。
やや高めな値段設定ながらパンは滅茶滅茶美味しいので、毎日でも食いたいぐらいなんですが…
如何せん、こういう店なので、
たまたま前を通りかかった時に運良く開いていたら買う
ってぐらいしかできません。
いやぁ…謎めいた店だと思いません?
近所の人はみんなここのパンが美味いって知ってる感じで、店開けようもんならソッコーで売り物が消えます。
趣味で店をやっている?
しかし、気になりませんかね?
どうやって食っているのか?
って。
因みに、お店をやっているのは40代と思しきご夫婦で、小学校高学年ぐらいの娘さんと幼稚園児の息子さんがいる様子です。
別にお金に困っている様子もないし、子供さんも元気そうです。
子供2人いたら、それなりにお金も必要でしょうけど、ご夫婦はほとんどお店開けてません。
理由が気になって仕方がないけど、いつも怖くて聞けません。
これは私の推測ですが…
太い収入源が何かしら他にあって、このお店は趣味の延長みたいなもの
…なのかなと思ったりします。
こだわってパン作るのが面白いから、儲けを気にせずに滅茶滅茶美味しいものを作る。
だけど、あくせく働くのはきついから、気が向いた時にしか店を開けない。
…という胸中でやってるのかなぁと想像するんだな。
ネット上のリタイア民とはエライ違い
だとしたら…
これが本当の…そして幸せな「セミリタイア」って言うんだろうなぁ…
と、思うんです。
それに比べ、ネット上のこの界隈には、悪い意味でマジで色んな奴がいます。
まず、実態としてフリーターと何ら変わらない「自称セミリタイア」。
「仕事が辛い」の一点突破で殆ど資産を築かないままドロップアウトして、結局バイトに明け暮れることになったり、小銭欲しさにブログやYoutubeを必死のパッチで続けてる(しかも大半の人は子供の小遣いほどしか稼げてないw)彼らとはエライ違いです。
そして、「FIRE達成」をネタにして金儲けがしたいだけの「ビジネスFIRE」。
十分な資産を築いてリタイアした人の中にも、承認欲求を拗らせたのか、もっとお金が欲しくなったのか分かりませんが、「FIRE達成」をネタにしてブログやYoutubeや本の執筆等々…を事業レベルで展開して更なる一儲けを狙う人たちも多い様子。
ただ、そんな人の発信内容を見ていると、結局社畜してるのと変わらないぐらい時間に追われてあくせく働いているのが分かります。
個々の色んな事情があってのこととは思うし、本人が納得してればそれで良い話だとは思うものの、こういうのを見ていると、何とも釈然としない気持ちになります。
この人たちは一体何のためにリタイアしたのだろう?
そもそも、こんなに働いていて…これはリタイアではないよな?
少し穿った見方をすると、
リタイアしたものの資産収入だけでは将来が不安だから、FIREを夢見る人達を養分にして収入を得ようとしているんじゃないの?
と思えたりもします。
ってか、言わないだけで(言えるわけないだろうけどw)、多かれ少なかれ「ビジネスFIRE」の人はこれ考えてると思います。
これって、モラルとしてどうよ?
家族でのんびり幸せに暮らしながら、たまに焼くパンで近所の人まで幸せにしつつ暮らしている、件のパン屋さんの一家とはエライ違いですね。
ネット民に声を大にして言いたいです。
よく見ろ、これが本当のセミリタイアや!
って。
結局、本当にリタイアしてたら、社会的な活動って全くないか細々としたものになるハズなんで(オンラインも含めて)、目に付きづらいんですよね。
だから、多くの場合、目立ってるリタイア民は「なんちゃってリタイア民」と言えるのかなと思います。
本当の成功者は静かに幸せを噛みしめてるもんですよ。