育児休業給付金の受給を延長することにしました
こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。
度々書いてきましたが、うちの嫁さんは現在育児休業中で来年春まではお休みです。
ただ、育児休業給付金が貰えるのは子供が1歳になるまで。
今は給付金が月給の6掛け程度出ていますが、それも子供が1歳になる8月で打ち切られます。
…という予定でしたが、結局、そのまま給付金を貰い続ける流れになりました。
市役所にて
うちの嫁さんが、保育所の件で市役所に行った時のこと。
育児休業給付金の受給、「保育所に申し込んだけど落ちた」って体裁を作って申請したら半年延長できますよ。これはお勧めしますよ。
元々この時期に保育所に入れて職場復帰するつもりなんてなかったんですが、給付金のためだけに落選狙いで申し込んで良いんですか?
まぁ…こんなの、自分で保険料払って積み立てたお金でもあるし、貰えるものは貰った方が得じゃないですか?うちではお勧めするようにしてます。
家で一度考えます。
こう窓口で勧められ、落選狙いで保育所に申し込む書類を貰って帰ってきました。
そう…そうなんです。
育児休業とその給付金の受給は延長できるんですよね。
育児休業の延長ができる場合について
例外的な措置として、1歳になる時点で保育所などに入所できない等、雇用の継続のために特に必要と認められる場合に限り、1歳6か月まで(再延長で2歳まで)育児休業を延長することができます。
引用:「育児休業」の延長を予定されている労働者・事業主の皆さまへ 厚生労働省
ただし、この規定には但し書きが付いています。
例えば、育児休業の延長を目的として、保育所などへの入所の意思がないにも関わらず入所を申し込み、その保育所などに入れなかったことを理由として育児休業の延長を申し出ることは、育児・介護休業法に基づく育児休業の制度趣旨に合致しているとは言えず、育児休業の延長の要件を満たさないことになります。
引用:同上
言うまでもなく、今嫁さんが取っている休暇は最初から「2023年3月まで」とのことで申請していた休暇です。
なんで、今の我々が給付金欲しさに延長申請を行うことはモロに但し書きの内容に触れることになります。
確かに、申請する人の頭の中までは調べようがありません
…というのはありますが、「こんなことやって良いのか?」って嫁さんが二の足踏んでしまったのは当然です。
「貰えるものは貰う」と即決
私は仕事を終えて家に帰って、夜ご飯食いながらこの話を聞きました。
で…
いいやん。
自己判断でそんなことようやらんけど、市役所がそこまで言うなら気にすることないで。
貰えるものは貰っとこ!
と、渋る妻を説得。
保育所の落選実績を作って延長申請することにしました。
私が思うに…
市役所の窓口で、運用上そうやって勧めているのであれば、市民はみんなこの手を使っているハズ。
赤信号 みんなで渡れば 怖くない
という状態のハズ。
そして、この流れで、こういう実態が問題視されることがあったとしても、槍玉に挙げられるのは市民ではなく、市役所である可能性が高いと言えます。
同業者の目線で考えると、この辺は市役所側も百も承知じゃないかなぁと思います。
役所よりも民間の方がコンプラに煩かった
ということで、嫁さんは
- 子供が1歳になる時点で一旦育休を切り上げる(勤務先に切上げ申請を出す)
- 保育園に落選目的で申し込む
- 再度育休を来年3月まで延長する(勤務先に延長申請を出す)
- 給付金の延長手続き(勤務先⇒役所)
という流れで行くことになりました。
ただ、この話を持ちかけると、嫁さんの勤務先は二の足踏んでモゴモゴ言っていた感じです。
実は、私の勤務先だけでなく嫁さんの勤務先もパープル企業(落ち目になった元ホワイト企業)なんです。
私の元勤務先もそうでしたが、民間のパープル企業ってコンプラとかCSRとかだけは本物の役所もビックリの力の入れ様だったりするんですよね。
今回も聞くところによると、人事の担当者が、本物のお役所もビックリのレベルで
「前例ガ~」
とか言ってたらしいです。
制度の主旨に反することを勧める市役所もどうかと思うけど、こういうお役所体質の民間企業もどうかと思います。
この話を通したからと言って、会社は何も損しないハズなのにな。
この融通の利かなさ、腰の重さ…。
そんなことやってるから落ち目になるんだよ!
最終的には手続きに協力してくれることにはなったので、良しとしますか…。
という訳で、給付金の打ち切りにガクブルだった私ですが、棚ぼたでそれを回避することができました。
めでたし、めでたし…?