野菜を自給して食費を圧縮
こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。
私は、家から車で10分程度の場所にある実家の隣の畑を使って、週末農民をしています。
そこで育てた野菜で、自分達家族が食う野菜の半分強を賄っています。
払ってる固定資産税や自分の労力を考えたら、正直買った方が安いとは思うんですが、いかんせん、立地がクソな負動産なんで売ろうにも買い手が付きそうにありません。
因みに、先祖代々の土地です。
ご先祖様も、子孫のために残した土地が負の遺産になるなんて思わなかっただろうな。
でまぁ…
どうせ売ることができないなら、徹底的に使い倒さないと損なので、週末使って農業に勤しんでいる次第です。
こんな耕作放棄地や空き家ばかりの場所が市街化区域とか…役所は一体何考えてるんだろう?
まぁ、将来的には生産緑地登録して節税することも検討してます。
野菜を自給するメリット
自分で育てる野菜はコスパが良くて安全
週末農民してて思うのは、別に本格的に農家やりたいとは思わないけど、自分達で食べる野菜を細々と作っていく分にはそれなりのメリットはあるのかな…ということ。
その理由を端的に言うと
自分で育てた野菜はコスパが良くて安全性も高い
からです。
それに比べて、日本の場合、小売店で売ってる農産物は
オーバースペックで値段が高い上に、安全性にも疑問符が付く
と思うんです。
守銭奴の私としては、そんなコスパの悪い買い物はなるべくしたくないですからね。
「お役様は神様」が招いた悲劇
どういうことかと言うと…。
日本では、お客様は神様。
少しでも形が悪いと規格外扱いされるし、少しでも虫が食っていると売り物にできません。
生きた虫が一匹でも付着してようもんなら、クレームになります。
実際には多少形が悪かろうと味や栄養は変わらないし、多少虫食いだろうと普通に食えます。
小さな青虫一匹ぐらい付着してても、払い除けて56せば問題なし。
だけど、神様である日本のお客様はこれを許さない。
小売店も農家もそんなお客様に忖度します。
その結果どうなってるのか。
農家は無茶苦茶手間をかけて形、色、大きさ…全てに細心の注意を払って育てます。
結果、オーバースペックになって、お値段もそれなりのものになります。
そして、虫一匹生き残らないように農薬ブッかけるわけです。
結果、日本の農薬使用量は中国に次ぐ世界2位。
ヘンに売り手側が消費者に忖度した結果、こんなオカシナことになってる訳です。
だけど、そういうものを求める馬鹿な消費者がいる限り、この構造変わらないと思います。
昔と違って、今は都会育ちで農業はおろか土にもロクに触ったことない人増えてきてますからね。
それなら、もう自分で育ててしまった方が得だなと思うんです。
実際に自分で育ててみて
実際に自分で育ててみると分かるんですが、野菜って売り物になるレベルのもの作るのはめっちゃ大変ですよ。
だけど、自分の家で食べる分には問題ないレベルで良いなら、そう難しくありません。
「売り物になる」と「自分の家で食べる分には問題ない」の間に高い壁があります。
でも、最終的には野菜って「自分の家で食べる」んだから、ワザワザ高いカネ払って「売り物になるレベル」を買うのって非常にバカげた行為だと思うんですね。
農薬にしても、「自分の家で食べる分には問題ない」出来栄えで妥協できるなら、大幅に使用量減らしたり完全ゼロにしたりできます。
現実問題としては、売っている野菜でも残留してる僅かな量の農薬で健康に影響出るのか?ってなると
「分からない」
とか
「恐らく大丈夫」
が答えだと思います。
だけどこれは、その気になれば簡単に完全ゼロにできるリスクです。
だったら、完全リスクゼロにしたいな。
節約戦術として有効な野菜の自給
だから、一戸建てに住んでいて、自由になる庭があるなら、
食べる野菜の一部を自給してしまう
ってのも節約戦術や健康管理策としてはアリかもしれません。
私は既に負動産を抱えているんでする気ないんですけど、FIREした後に二束三文で買える田舎の畑付きの家を買うか借りるかして、半自給生活ってのも案としてはアリかもしれません。
セミリタイアにするなら、半農半ブロガーにするとか。
さすがに限界集落とかだとマズいでしょうけど、徒歩圏内で最低限の買い物ができて、最低限の医療が受けられる場所なら全然アリちゃいますかね。
農地っていうある種の生産設備持ってるとやっぱり生活費は下がりますよ。
リタイア後の生活費下げられるなら、必要なリタイア資金も圧縮できます。
高いカネ払って家や土地買うんだとしたら、
かかってくる固定資産税どうするの?
かけたカネを野菜で回収できるの?
って問題が出てきて負債になりかねないんでしょうが、、元々が二束三文で叩き売られていた奴を有効利用するなら、その限りではありませんよね。
今日は以上です。