⑪もう早期リタイアするしかない

今に至るまでの経過を書いていくシリーズ11回目。前回の⑩今の会社から内定を貰うの続きです。

転職活動の末に内定を取って新卒で入社した会社を辞めるまでに色々考えていました。

干された原因の半分は自分にある。

そもそも論として、干されたのには自分にも原因があったんです。

もちろん、今まで書いてきたようにパワハラに遭ったとか、社内に余剰人員が多すぎたとか、不運や環境の問題も当然あったのはあったのですが…。

以前にも軽く触れましたが、私は軽くアスペ気味なのかイマイチ普通の人の気持ちや感性が分かりません。

上司や同僚には一日接した後はぐったりして何もできなくなるぐらいにいつも気遣っているのに、周囲の人からは「空気が読めない」「神経が図太い」「我が強い」と思われていましたし、今も周りにずっとそう言われます。そんなつもり全くないのに…。

飲み会とかでも非常によくやらかしました。例えばこんな感じで

休日何してるの

えっ、何でそんなこと聞くんですか?

は!?お前、会話の糸口作ろうとして、こっちが気遣って話しかけてやってんのに失礼だろ、それ!

!?

仕事でもこの手の話の繰り返しで、一応、一度やらかせば「これしたらダメなんだな」と分かるようになるんですが、少しでもシチュエーションが変わると結局似たようなことをやらかしてしまいます。

周囲の人からしたら、以前注意したのと同じことだろ!というところなんでしょうが、応用や融通の利かない私からしたらそうではなく、未知の領域。

なので、たまに仕事くれてもすぐに上司が怖くなって静かに仕事を巻き取って回収…再び干される。そんな感じでした。

合わない世界で消耗し続けるのは嫌だ

こういう自分が変わらない限り、遅かれ早かれまた同じ状態になります。そのことは当時の自分としても良く分かっていました。

じゃあ、そんな自分が変わるのかというと、持って生まれたものがそもそもズレてる感じなので、直すのも可能かもしれないけど、おそらく人の何倍も努力してやっと人並になる程度の話。

だったら、もうそんな割に合わない努力はしたくない。早くこの世界から足洗った方が自分のためじゃないかと。そして、戦略目標を決めました。

もう40代前半で早期リタイアするしかないな。

遅かれ早かれまた同じ状況にはなるんだろうけど、おそらく転職して何年かは化けの皮剥がれないし、剥がれてから居づらくなるまでにさらに何年かはかかります。その間に経済的独立を達成して醜態晒す前に引退することを目標に定めました。

因みに、当時30歳で全財産2000~2500万円程度。転職後、さらに怒涛の貯蓄を見せることになります。

つづく

★スポンサーリンク