ボーナスを個別株式に突撃させました。
こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。
使い道の決まっていなかった茄子ですが、散々悩んだ挙句、先週金曜日にSea ltd.(NYSE SE)に投入しました。
まぁ…私は個別のグロース株を元々かなり持っているので、これ以上個別株を買うのもどうかって気持ちもあって、茄子を貰った時点ではあまり考えていなかった選択肢です。
なんですが、去年の春に一部売ってから買い戻しの機会を伺っていた銘柄でもあったし、チャート見ていると一旦は下げ止まった感じなので買うことにしました。
さて…吉と出るか、凶と出るか…?
会社概要
さて、日本人だと聞きなれない会社だと思います。
Sea ltd.って。
これ、東南アジアで、オンラインゲーム、ネット通販、フィンテックの三本柱で事業を展開しているシンガポールの会社です。
今まで黒字出したことないですが、市場での優越的な地位を得るまでゴリゴリ赤字を掘るつもりでいるようで、赤字垂れ流しながら売上も伸ばしています。
2009年設立の若い会社で、初期のアマゾンを彷彿とさせますね。
(実際にアマゾンみたいになるのかどうかは分からんけど)
今までの経緯(チャート眺めながら)
で、株価はと言うと、俯瞰で見るとこんな感じです。
…いやぁ…もの凄い行って来いですね。
多分、ポジション取り過ぎてた人はこの半年でガチで首吊ったんじゃないのか…?
イナゴをガッツリ焼いた感じです。
まぁ、こういう夢を語るだけで利益出てない銘柄って、利上げ・リセッション環境だと滅茶苦茶逆風喰らうのはいつものこと。
株価がクラッシュすんのもやむを得ない話だと思いますが、それにしても良く掘りましたね(呆)。
私の場合、この銘柄はコロナ相場初期に仕込んで、去年春に200$台になった時に、一部利益確定して元金だけは回収してました。
その後、残存部隊が断崖絶壁から転落して酷い目に遭った感じです。
逆風なの分かってて残存部隊を持ち続けたつもりだったけど、これだけ掘るって分かってたらもう少し売ったかなぁ…。
でも、もし元金回収をやってなかったら、私も首吊ったりしないまでもメンタル崩壊してたと思います。
個別株は本当に何があるか分からないし、この会社はまだまだ若いけど、基本必ずいつかはオワコンにもなります。
いつも言ってますが、インデックス投信と違い、個別株には本当の意味でガチホできる銘柄なんてどこにもありません。
個別株買うときは、出口のルールをしっかり決めておくのが大事だと改めて感じた次第です。
今回手出しした理由
その一方で、売った分を買い戻す機会を窺っていたのも確かです。
そうは言っても、この手のグロース株の適正価格ってあってないようなもので、「ここまで下げたら割安」と定量的に言うのは中々難しいです。
だから、どこまで下がればバリュエーションが適正なのかが非常に分かりづらいのです。
今現在はただの赤字企業であって、その将来にどれだけ期待するかで話は大きく違ってしまいますからね。
私なんかは、経済成長率の高い東南アジアやインドを股にかけて事業を展開できるこの会社に、宝くじ的な魅力を感じているのも確かです。
でも、私が間違っている可能性も大だし、仮に正しかったとしても、他の市場参加者がそれに気づかないと株価は上がらない…という厳しい現実だってあります。
株価を決めるのは自分ではなく、市場なんだから。
そして、市場を動かす機関投資家は、私なんかよりずっと情報持っているし、投資経験も豊富です。
もちろん、市場が間違うこともザラにあるのがこの世界の常ではあるけど、独りよがりな個人投資家の判断よりは市場の判断を尊重して身の処し方決めた方が良いように思います。
市場の意見を聞いてみようじゃないか!
…という訳で、チャートを拡大して見てみます。
株価が反転したとはまだ言い難いです。
ただ、60〜70ドルラインで下値抵抗線は出来てる感じです。
市場としては、この株は「60~70$を割ると割安」と判断している感じです。
ここで反転するのか、二番底に向かうのかは判断できませんが、少なくとも一旦はここで下げ止まったと判断して良さげです。
それに、200$台で売った株を70$台で買い戻すんだし、もうこれだけで大勝利やん…(という安直な考えも)。
ということで、ボーナスを突撃させた次第です。
繰り返しますが、ここが本当に底なのかは分からないです。
何より、市場が本格的に反発するには、コロナ相場からの心理的なガス抜きができてからだろうし、それには株価云々だけじゃなく、一定の時間はかかるものです。
故に、ネガティブニュース一つで底が割れる危険もあると思います。
なんで、買い増したとは言え、今この会社に投入しているのは私の全財産の3%。
「これがぶっ飛んだとしても死にはしない」
という形は一応作ってるつもりです。(注:株価がクラッシュしてこうなったのだが…)
まぁ…この銘柄は気楽に長い目で見て行きたいと思っています。