⑥インデックス投資を始める

前回のつづきです。リンクはこちら→⑤干された日々に考えたこと・始めたこと

ふとした疑問

貯金が500~600万円貯まったあたりでしょうか。このまま貯金していくやり方で資産形成なんてできるんだろうかと思い始めました。

節約して貯めるだけでは経済的独立は無理

年に300万円貯めるんだとしても、20年かけても6000万円です。利息はほぼ付きません。なので、仮に首になってしまって貯金を食いつぶすことになれば、そんなお金一瞬でなくなります。

この条件で経済的独立達成なんて考えたら、いかにローコスト体質だと言っても億単位のお金は必要になってしまいます。そこまで行かなくても、目に見える形で会社への経済的依存度を落とそうと思っても、億に近い貯蓄は必要です。

歩くのが遅い亀
貯金だけでは遅々として貯蓄は進まない

これ、普通にサラリーマンしてたらまず無理ですよね。

お金がお金を生む仕組みが必要

そこで何とかならないかと考えた結果…銀行の利息より高い利回りで運用しようと考えました。お金がお金を生む仕組みが必要だと考えました。

預金の利息より大きな利回りで運用するメリット
  1. 給料からひねり出す余剰金に加えて投資益を貯蓄に回すことができる⇒福利効果で貯蓄ペースが上がる
  2. 貯蓄の分母を大きくできれば、クビになった時の生活費にできる⇒経済的依存度が落ちる
福利効果を味方につけて資産形成
福利効果を味方に付ける

日本銀行券が信用できなくなった

加えて、当時、世界各国でリーマンショックへの対応として大規模な財政出動が行われ、国の借金が激増していました。

そしてFRBもECBも日銀も金融緩和となります。ジャバジャバとお金を刷って市場に流す訳ですが、金本位制でお金と金が紐づいていたのは昔の話。

大量の1万円札
お金なんて国が発行した商品券に過ぎない

この様子を見ていて、率直に言って、なんの裏付けもなくこんなにお金刷れるんだ…と。自分の未来を預けた貯金は大丈夫??と不安になりました。

当時、どこかの国の中央銀行の総裁は自分の給料を金で貰っていたなんて話もありましたよね、そう言えば。

投資家デビュー

半年~1年、仕事から帰ったあとにインターネットでずーっと投資について調べた後、これやなと目を付けたのが外国株のインデックス投資と比較的財政状況が良い国のゼロクーポン債でした。

リスクを取るか取らないかで開いた格差
さあ、金持ちになるぞ!

債券への投資はもうしていませんが、外国株を投資対象に選んだ理由は現状&投資は株中心で日本には投資しませんに書いていますので良かったら見てください。

まあ、端的に言うと、下記のような感じです。

初めての投資対象の選定理由
  1. 株式は生産活動を伴うため、長期的に見れば高いリターンが見込める
  2. 日本はオワコンだし、自分は日本人だからジャパンリスクヘッジしたい

そして、個別株ではなくインデックスファンドを選んだのは、銘柄の見極めができない初心者が個別株を買うのはリスクが高すぎると思ったからです。

当時は今みたいにインデックス投資が持て囃される前で、ETFやインデックスファンドのラインナップがかなり貧弱でしたね。

証券口座を開設し、早速銀行からお金を一部引き出して下記の銘柄を購入。

初めて投資した銘柄
  1. 東証 1550 MAXIS 海外株式
  2. 東証 1681 上場インデックス海外新興国株式
  3. カナダのゼロクーポン債

当時はドルが80円台をウロウロしていた時期で米国株もリーマンショックのダメージがかなり残っていました。今思えば良い時期に投資始めたなぁと思います。

ちなみに、カナダの国債の方は、その後金融緩和が強化されて金利が急低下した時(=債券価格は急上昇)に美味しく売ることができました。これもラッキーパンチだったかも。

つづく

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