上に政策あれば、下に対策あり
お疲れ様です。窓際投資家です。
金融所得課税の強化を検討だの、
金融所得からも社会保険料を取りたがっているだの、
保有資産額を医療費の自己負担率や年金の給付額に反映させたいだの、
…投資家にとってきな臭い話がここ数年あまりに多いです。
繰り返し言ってますが、これに対して言いたいことは山ほどあります。
が、
上に政策あれば、下に対策あり
ということでやってくしかない。
世の中を変えるのは大変というか、ほぼ不可能です。
正論を吠えてたところで何も変わらない。
であれば、美味しい思いができるようにポジショニング変えてくしかない。
善悪で動かずに損得で動くべき。
私はそう考えます。
当面の方針:資産の非課税化とステルス化

ここ2年ぐらいかな?
税金・社会保険料対策として、大まかに言えばこういう動きを取っています。
- 特定口座の保有銘柄を少しずつ利益確定し、NISA口座のオルカンに再配置。
- 妻子に財産を移転させて個人資産を圧縮(妻のNISA枠も資金援助して使い切らせる)。
- 個人資産の1億円超部分については実物資産化によりステルス化。
いざ課税強化だの、社会保険料取るだのとなれば、かなり株価下がるだろうから、材料が表面化する前にある程度動いておきたい。
あと、ピンハネ強化をやるとき、NISA枠の拡充と引き換えである可能性もあり、実際そういう案も検討はされてるらしいです。
仮にそうなるのなら、今与えられてる枠は多少無理してでも使い切ってしまっていた方が、拡充のメリットを享受しやすいかなと。
で、なぜNISA使って買うのがオルカンなのか。
NISAはガチホが得するように制度設計されていて、オルカンは唯一無二の永久保有できる銘柄だから。
あと、個人資産が大きいと将来的に狙われる危険があるため、暦年贈与したり、生活費の負担を増やすのと引き換えにNISAへの積み立てを強化してもらう、などして妻子に個人資産を少しずつ移転。
さらには、金融資産をアンティークコインやカラーストーンに換えることで一部ステルス化し、個人資産としてカウントされづらい形に持って行こうかなと。
リバランスの副作用

ただ…これが正解なのかは自分自身、正直分からないし、結果論にしかならない気はしてます。
なにせ、現時点では全て案の段階でしかないわけですからね。
で…ポートフォリオをいじるにあたって避けられないのが、利益確定に伴う税金です。
これがなかなかエグくて、まあ、今年は税金の支払いだけで給与所得がほぼ消えましたねorz
もちろん、これはリスクを見越した戦略的な得出しです。
それは自分でも分かった上でやってるんだけど…
さ・す・が・に!、、、こんなに税金払ってまでやることなのか?
そこは自分でも疑問に感じてしまいます。
あと、実物資産のウエート上げるのも、
どうよ?
って気はしてしまいます。
実物資産は、
理論上、インフレ率以上のパフォーマンスは見込めないわけだし、
売買にあたって発生する中間マージンや手数料のコストが、金融資産と比べて桁違いに高いわけで。
こんなもののウエートを上げれば、ポートフォリオ全体としての期待リターンは低下します。
資産防衛のコストと言えばそうだけど、防御を固めれば固めるほど、それによって削られることもお忘れなく…。
保険貧乏ってやつやな。これはなかなか難しいところです。
今後:特定口座から全面撤退?法人成りで続行?

今後の流れ次第では、
特定口座からは全面撤退してNISA枠内のオルカンと実物資産のみ、というポートフォリオになるかもしれません。
法人成りしてNISAでは収まらない分の株式投資はそっちでやるかもしれません。
実物資産を法人所有にして累進課税を避ける手もあるかもしれないですね。
まあ、色々考えてますが、当面、このあたりは様子見です。
ピンハネ強化の程度ややり方
NISAの拡充が行われるのか?
行われたとして、それがどの程度の拡充なのか?
このあたり、お上の出方を見て決めていきたい。
以前、税理士事務所に相談しにいったときの感触だと、法人なんてその気になれば割とすぐ作れるようだしね。







