中年の分断と孤独を感じます…

お疲れ様です。窓際投資家です。

窓際族、モチベ低すぎて完全に浮く

ベンチで寝るサラリーマン

なんの自慢にもならないけど、私は今いるオフィスの中で、多分1番やる気ありません。

他人の頭の中は分からないけど、多分。

前にも記事にしたけど、給料なくても食える立場を確保してしまった結果として、モチベーションがガタ落ちしました。

元々働くことそのものが嫌いだったし、

「公務員が出しゃばるとロクなことない」

という思想の持ち主でもあります。

そんな私が、それまであった

「生活のために仕方なく」 

「生きるためにはやむを得ない」

という、自分を騙す免罪符めいたものを失うと、働く動機が完全に失われるんですよね。

そうなると、元々嫌いだったものへの拒絶感がより強くなってしんどいんです。

「それじゃ辞めたらいいやん!」

と言われるかもしれないし、実際その通りだと思うんです。

でも、実際は…

まず、何らかの決定的なきっかけがないと、こんな重い決断下せない、という話があります。

この先何あるか分からないのも確かだし、そうなると、お金はないよりはあった方が絶対に良い。

あったらあっただけ安心。

あと、私なんかは資産評価額を大きくするのをゲーム感覚で楽しんでますが(←これが生き甲斐で最大の娯楽)、入金力落ちるとマネーゲームもつまらなくなりますよね。

そういう諸々の事情があって、ダラダラ仕事続けてしまってるわけですけど、

こんな低いモチベで働き続けるのも、さっき言ったように、これはこれで普通の人とは違ったキツさがあるんだよな…。

で、モチベの低さという意味では、ワイは職場で完全に浮いた存在で、ある種の阻害感あります。

で…前向きに意欲的に働いてる同年代の職員、私からしたら、全く言語も通じない別の生き物ですね。

人生の分断がアラフォーから目に見える形に

ただ、人生の折り返し地点が近くなってくると、こういう話はいくらでも転がってる様子。

職場を見渡した感じだと、私1人が仲間外れなのではなく、全員がソロ活動してるように見えるんです。

20代の頃と変わらず威勢よくやってる人もいれば、

現実を知って事務的にサバサバやる人もいる。

出世コースを歩んでブイブイ言わせてる人もいれば、

負けを悟って撤退戦にシフトする人もいる。

仕事が生きがいの人もいれば、

生活費を稼ぐ手段と割り切ってる人もいる。

アテにされて仕事を盛られまくる人もいれば、

アテにされてなくて暇な人もいる。

職場にしか居場所がない人もいれば、

家庭にしか居場所がない人もいる。

虚しさと引き換えに身軽さや自由を手にした人もいれば、

義務に忙殺されつつも楽しくやってる人もいる。

独身もいれば既婚者もいるし、

既婚者にも、子持ちと子無しがいるし、

共働きもいれば専業主婦持ちもいて、

家事や育児を配偶者に丸投げ可能な人もいれば、

それができない人もいる。

働く必要ないぐらい財産築く人もいれば、

住宅ローンや子供の学費で首回らない人もいる。

子供を自慢する人もいるけど、

その話になると口を噤む人もいる。

…周囲の同年代やその少し上を見てるとそんな感じ。

同じオフィスにいながら、みんな違う道を歩いてて、通じ合う共通言語がありません。

一応、「同じ会社に就職した」というフィルターを経て、みんなこのオフィスに座ってるわけです。

だから、アラサーぐらいまでは一定の同質性があって、曲りなりにも「同じ船の乗組員」という感覚が同年代同士であったらしい。

注:私は30歳で採用された中途採用組だから、自分が入る前の話は自分の目では見ていない。

けど、価値観、性格、個人的な事情、認知の偏り…などなど、元々あった小さな差に、時間が無慈悲にレバレッジをかけてしまう。

その結果、アラフォーあたりになると、こうやって人生の分断が目に見える形になってくる様子。

木材に釘を1本打ち込んだら、それが20年経つと大きな割れ目になってしまう感じ…

いい大人だから喧嘩したり衝突したりはないけど、それを避けるために、お互い踏み込まず距離を取ってる感じですね。

大人になると、友達は減る一方

キャリーバッグを引く女性

私は元々友達ゼロなんで関係のない話だけど、周囲の中年を見ていると、

大人になってから友達を作るのは難しい

友達減ることはあっても増えることはない

年齢を重ねると、その傾向がより強まる

って強く感じます。

1番身近な例で行くと、嫁さん。

今、友達と言えそうなのは片手ほどしかいないようで、1人を除き学生時代にできた友達です。

で、学生時代にできた友達は…

どんな会社に就職したか

結婚してるか否か

子供いるか否か

自分や旦那の社会的地位の違い

…そういうので違いが生じるにつれて話が合わなくなり、1人またひとり、関係が消滅している様子。

で、職場や子供の幼稚園や保育所で新しい友達ができるかというと、それも難しいようで。

色んな人が居すぎて共感持って話せる人がやっぱり少ないし、仕事や子供の絡みで利害も絡んでしまうから、警戒もしてしまう。

結果として、その場だけの関係に終わりがちなんですよね。

年齢を重ねると、心を許せる人がドンドンいなくなっていく。

それでも…孤独と分断は一番マシな選択肢

頭抱える男性

そうやって周囲を観察してると、

中年って孤独だよなぁ…

って。

私は孤独を辛いと感じないメンタルしてるから良いけど、こんな人間は多数派じゃない。

世界共通の話として、40代の幸福度が最も低いというデータがあるらしいけど、それには妙に納得です。

注:社会的責任の重さなど、他の要因も関係してると言われています。

厳しい現実ですよ、ホンマ。

じゃあどうしたら良いのか?

まぁ…どうにもならんだろな…

だって…

これって、それぞれが思い思いの人生歩んだ結果やろ?

長く生きていれば、その「思い思い」に時間がレバレッジをかけてくるのは避けられないやん。

それか、昭和みたいな、みんなが同じ人生歩む金太郎飴社会にすれば解決する話だと思うけど、それをご希望ですか?

つまみ食いで自由の味を知ってしまった現代日本人にそんなの無理やと思うけど??

となると…

話の合わない人と無理に繋がったところで余計にストレスだろうし、

もうお互い別の生き物だと割り切った上で繋がらずにいるのは、良くはないけど一番マシな選択肢だと思うんだけどなぁ。

そもそも、孤独や分断に耐えられないやつが、自由や多様性を語る資格なんぞない。

辛い現実ではあるけど、タダで手に入るものはないんだよ。

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