思ったより荒れた展開ですね

お疲れ様です。窓際投資家です。

かなり株式市場が荒れてますね。

急落というより、乱高下って感じですか?

米国で悪い雇用統計が発表されたことや、その直後に日銀が利上げを発表したことが発端になっている模様だけど、

個人的には、そんな大騒ぎするようなネタか?って気はしてて、自分としてはこれは予想外の展開です。

とは言え、これが大騒ぎに値するか否かは私が決めることじゃないんだよな…市場が決めること。

「思ってたのと違うな」って部分を修正しつつ、様子見しながらやってくしかないかな。

心配されたけど、全然平気です。

なんか一昨日、株価暴落のニュース見て義母が心配して電話かけてきました。

うちら夫婦としては

「あの人心配性やからなぁ~」

と軽く笑い飛ばしてしまった感じですが、世間の認識としては

「凄くヤバいことが起きている」

といった感じなんでしょうか?

私は特に何も動き取ってませんが、個人資産評価額が一時3000万円分ぐらい吹き飛びました。

字面を平たく読めば確かにこれは大事ですよね。

こんな状態で平常心保てることが信じられないという人もいるかもしれません。

いや…普通そうだよな…。

でもな…

基本的には、時価総額が2割や3割吹き飛ぶ下げなんて数年おきにある話なんで、

これしきのことでジタバタしてもなぁ…

って感じです。

ジタバタしてたら冷静な投資判断なんてできないし、そういう人は相場が荒れるたびにお金失います。

そもそも、そんな恐怖感じるということは、自分のメンタルのリスク許容度超えてリスク取ってしまってる証拠なんですよ。

この程度の下げで断末魔の叫び上げてる連中は、会社四季報で企業を研究する前に、自分自身のことを知るのが先ちゃいますか?

iDecoとつみたてNISAをやってもらってる嫁さんも平気です。

あの人は経済リテラシー低くて投資に無関心だし、お金にルーズなところあります。

証券会社の口座開設やインデックス投信の選択、さらには積み立ての設定まで全て私がやったし、

嫁さんがしたのって

書類の直筆署名欄に名前書くのと、

勤務先にiDecoの書類を書かせたこと

ぐらいでしょうか。

証券会社のマイページにログインすることもありません。

普通の感覚だと、これは褒められた話ではありません。

でも、そういう性格してるが故に、どんなに相場が荒れようと淡々と理屈通りの積立てを続けられます。

一切余計なことしないし、有頂天になることもないし、動揺することもありません。

投資家としては、これも一つの才能。殆どの投資家は余計なことやって墓穴掘るんだから。

これがもし、

几帳面でお金に厳しいけど、その癖経済リテラシーは低い(←日本人って大体がこれ)

…みたいな人だったらこうは行かないんだろうな。そういう意味においては、この配偶者はアタリだったなと。

今後数年の日本株は相当厳しいと思う

ここからは、相場を眺めていて思ったことをダラダラ書いていきたい。

率直に言って、今後数年程度のスパンだと、日本株は結構厳しいじゃないかなぁと感じてます。

元々一切買っていない自分には関係ない話ですがね。

何せ、日本株の場合、弱気相場になるたびに日銀がETF買い支えて守ってきたわけで、日経平均4万円を超えてた株価が果たして本当の実力だったのか。

この見立ては人によりけりだろうけど、私はそうは思いません。だから日本株には一切手出ししてきませんでした。

そして、日銀総裁が代わってその買い支えは縮小され、これまた株価を支える一因になっていたゼロ金利もやめて利上げすると。

世界的にも歴史的にも、ある種異常な状態が正常化されてくのは悪いことではないんですけど、ショート(空売り)勢にしてみたら、用心棒がいなくなって仕掛けやすくなりました。

加えて、日銀が上場企業の筆頭株主にまでなってしまったので、浮動株が減ってます。

そうなると、ちょっとしたことで値が飛びますよね。

今日の急落の後の急反発もその文脈で説明できるし、少ない資金で相場が簡単に動くという意味では、ショート勢にとってはやっぱり仕掛けやすい。

で、日銀が利上げその他を発表したタイミングも悪くて、米国で悪い経済指標が出て海外の市場が動揺し始めた直後ですからね…。

そりゃ市場に激震走るわ…。(発表が例え10日でも遅ければ違ったのでは?)

で、昨日今日と、今度は値ごろ感から買い戻されて乱高下してる感じですよね。

自分が思う今後の展開としては、政府・日銀が大きく基本スタンスを変えない限りは(別に変える必要なんかないとは思うけど)、「日銀という用心棒がいない」というニューノーマルでの需給が折り合うポイントを探る動きになるのかなと予想します。

海外は不景気の株高へ?

海外の株式に関しては、それなりに乱高下しているものの、日本株ほど酷くない印象。

ただ、我々日本人にとっては為替とのダブルパンチになるんで、円建てで見たときの乱高下はなかなかのもの。

とは言え、海外に関しては、米国もカナダも英国もEUも、基本的に日本と逆の利下げ方向。利下げは株価、特にグロース株にプラスです。

また、今後、本当に景気が悪いとなれば何等かの経済対策が打たれると予想されますが、ばら撒かれたお金が株式に向かう可能性も小さくないかと。

なんで、海外に関しては、

グロース株が無双する不景気の株高ちゃうの?

と思うんですよね。

特に、ハイテク株とかになると、不景気になるとコスト削減需要もあって案外強かったりします。

今はパニックでどんな株も一緒くたに売られてますが、もし予備戦力を持っているのなら、ここで果敢にパンチ出してハイテクグロース株を仕込んでおいてもいいんじゃないかね。

私なんかは、今かなりポートフォリオ傷ついた状態ですが、元々ハイテクグロース株のウエートがかなり高めなんで、売る気は全くありません。

それどころか、4月にメタ・プラットフォームズとエヌビディアを一部利益確定させた資金があるんで、今後の展開次第では買いに行ってもいいと思ってるところです。

この資金をドル建てで保管してたのは私の失態…

嫌いな経済アナリストがまたやらかした!

儲け話をする詐欺師

当ブログを継続的に見てる人はご存じでしょうが、私はメディアに出てる経済アナリストや経済学者を全く信用していません。

メディアに出たり本書いたりしてる有名どころの投資ブロガーも同様です。

自分で投資ブログやっておいて言うな!と言われそうですね…

もし彼らに的を得た市場分析ができて、自分の財産を運用した時に高いリターンが叩き出せる能力あるなら、メディアなんか出ずに専業投資家やってた方が絶対に儲かります。

それができないから、本や記事書いて印税や執筆料もらったり、メディアの出演料貰ったりしてるわけです。

実際、彼らの発言内容や投稿内容から投資リターンを推測すると、株式インデックス投信と大差ないケースが殆どです。

で、です…

敢えて名前は出しませんが、特に嫌いなアナリストがいるんですが、ここ最近、ずっとテレビ番組や自分のYouTubeチャンネルで

「日本株は米国株より割安」

「これから日本株に資金が回ってくる」

と盛んに日本株推しをしてて、個人的には

「これ、どないやねん!?」

と疑念持っていたら、その矢先にこれです。

「乱高下」といっても、この記事書いてる今現在、下げに対して半値も戻してません。

こいつまたかよ…

もちろん、どのぐらいの時間軸で「割安」と言っていたのかによって話は変わります。

今多少低迷してても、30年後に振り返ったら割安だったって話は十分有りうるでしょう。

だけど、少なくとも今は買い煽ってた時より大幅に値下がってるわけだし、

それに、現実的に、そんな長大な時間軸で話を聞く株式投資家はあまりいません。

常識的に考えて長期投資を前提にしてても、数年からせいぜい10年ぐらいのスパンでしょう。

そういう時間軸で考えるなら、やっぱり上述したような理由で厳しいと言わざるを得ない気がしてしまうんですがね…。

この人のしくじりエピソードは今回がはじめてでなく、今までも色んな強気予想を外しまくってます。

こんな状態でよく堂々とメディア出られるよなぁ…(呆)

とメンタルの強さに敬服するばかりですが、各種メディアもクビにする様子がありません。

その理由も、おおよそ見当つきますけどね。

それっぽい学歴や経歴と肩書がある

話が上手

視聴者にとって耳障りの悪いことを言わない

見た目が良い

…大体そんなとこでしょう。

これはある程度は仕方がない話で、コンテンツ作る側としたら、どうしたって絵になって視聴率や再生数や部数取れるかどうかも気にせざるを得ないでしょう。

それに、先に言ったように、もし実力が本物だったら、そもそも経済アナリストなんて仕事をやる必要ありません。

それ故に、メディアの側が偽物をクビにして本物を起用したいって思ってても、本物をキャスティングするのは極めて困難。

早朝にやってる某経済番組の出演者見ててもそんな感じだし、構造的にこれはどうにもならんのじゃないかね。

だけど、毎度のこと、そうやって垂れ流された価値のない情報に、未熟な人がホイホイ騙されて焼かれてく様子見てるとなんだかなぁ…って思います。

こんな中途半端な情報流すんだったら、そんなコンテンツ最初から作らなければ良いやん!って思ってしまいますね。

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