私が釣りをやめた理由
こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。
私は、財産欲はあっても、物欲はありません。
やりたいことも、欲しいものもありません。
そんな私にも子供の頃からの趣味があります(ありました)。
一つはコレクション
もう一つは釣り
コレクションは「実物資産投資」という形に姿を変え、突っ込む資金を大幅に増やして今も継続中です。
アンティークコインやカラーストーンへの投資は、投資であると同時に趣味なんですよね。
釣りに関しては、最後に釣り行ったのは…もう5、6年前。
それ以降、釣りには行っていません。あまり行きたいとも思わないんです。
楽しかったことが「楽しい」と思えなくなった
端的に言えば、こういう事なんです。
30代前半ぐらいまでは「楽しい」と思えたんですが、30代半ばぐらいから、全く「楽しい」と思えなくなりました。
以前なら、釣り道具を持って釣り場に立つだけでワクワクしたものですが、今は全然そうは思えません。
最近は…
- 道具類買い揃えるお金
- 釣りに費やす時間
- 陸続きでない一文字堤や沖磯、釣り公園に行ったり、船に乗ったりすればさらにお金がかかる
- 釣りに行った後の道具の片づけが大変
という部分ばかりが頭をよぎってしまい…
あんなことするぐらいなら、欲しい魚を魚屋で買うわ。
と、なってしまいます。
合理的かつ直線的に行動するならやらないようなことを敢えてやるからこそ、遊びは「遊び」と呼べるんだと思います。
なんで、遊びにコスパなんて概念持ち込むのはナンセンスだと思うんですが、残念ながら今の私の頭ってこんな感じです。
加齢によるもの??
どうしてこうなったのか、ぶっちゃけ分かりません。
ただ、推測にはなるんですが、
加齢による影響なのかなぁ?
というのは思ったりします。
私は専門家じゃないんで良く分からないんですが、
よく、年を取ると
「新しいことを覚えるのがキツくなる」
「新しいことやるのが億劫になる」
って言うじゃないですか。
そういうのの初期段階が始まったのかな?と思っています。素人の推測ですけどね。
また、「釣りに行きたい」と思えなくなったのと同時期ぐらいから、全体的に
「何かをやりたい」
って気持ちが沸きづらくなったのを感じます。
実物資産投資もそうですが、メリットが感じられることなら、
「やらなければ」
「やりたい」
「面白そう」
ってなるんですが、何かエサがないと行動しないようになってきてるんですよね。
結局、もう一つの趣味であるコレクションを今も続けられているのは、実益があるからなんです。
仮にこれが
ただお金がかかるだけの趣味
だったら、コスパで考えてしまって、確実に釣りと同じようにやめてると思います。
頭を損得だけが支配していて、以前はあった遊び心がなくなってるような…。
高齢者はお金を使うことが「できない」みたいだ
で、私には長年の謎がありました。
よく、経済の話をする時に、
「沢山消費をして経済を回してくれるのは若い人」
「高齢者はあまりお金を使わない」
みたいな話が出るじゃないですか。
でも、若い人よりもお金持ってるのは高齢者じゃないですか。
普通に考えたら、カネ持ってる高齢者が経済引っ張りそうなもんだけど…
これ、ずっと疑問だったんですよね。
でも今では、私も高齢者の入り口?に差し掛かって少し合点が行くようになってきました。
ああ、若い人には「何かをしたい」って意欲があるけど、高齢者は老化でそれを失っているんやな!
もちろん、もう退職していて年金暮らしなら、介護施設に入所するような事態に備えて貯めておかないとマズいって事情もあるんでしょうが…。
老化って恐ろしい…。
定年になってからお金と時間を手にしても遅い
そう考えると、
定年待たずに早期退職するのを狙って行動していく
って凄く大事なことだろうなと思いました。
多分、多くの人は、
60代になって定年退職してからお金と時間を手にしても、
「それを使って何かをやりたい」
ってならないと思うんですよね。
そうやって、ある意味でお金も時間も無駄にするかと。
現役時代に老後資金を用意できず、定年後も働かざるを得ない人も一定数いるようですが…。
やっぱり、「何かをしたい」って前向きな気持ちが残ってるうちに自由は手にしておかないと、その自由を有効活用できないと思うんですよ。
もちろん、個人差もある話でしょうし、60代でも十分に意欲が残ってるなら何も問題ないと思います。
でも、少なくとも、30代後半でこの体たらくな私は、60代になったころにはもっと酷いことになっていそう。
もう仙人にでもなって、霧を食っている気がする。
幸いにも、私のように志欲に乏しい奴の方が余計な消費や浪費をしない分、蓄財ペースは速いです。
このペースで頑張るぞ!