最強のFIREメソッド:子供部屋おじさん(おばさん)

こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。

以前の記事にも書きましたが、私がここまで資産を積み上げることができた大きな要因の一つが

独身時代に子供部屋おじさんをしていた

というのがあります。

結婚して実家を出てしまった今改めて思うのですが…

子供部屋おじさん(おばさん)、すなわち、実家通いで働くのは、あらゆる節約手法や投資手法を吹き飛ばす強力な資産形成ツールだったように思うんですよね。

世間では子供部屋おじさん(おばさん)を馬鹿にする風潮がありますが、将来的にFIREすることも視野に入れて働いている(又はこれから就職する)若い人には、

そんな周囲の目線なんて無視だ!
独身だったら可能な限り実家を頼るんだ!

と強く言いたいです。

私の独身時代

サイクリングする男性

ということで、私の独身時代の話をしていきたい。

新卒で就職したのは地元のメーカーでした。

実家から毎日車で通勤していたのですが、家に入れるお金と言えば月々3万円。

残りは全て自分の自由にできました。

うちはケチ家庭だったので、月々3万円払っておけば一人頭の生活費という意味では両親は損していなかったようです。

他の家庭で同じように行くかというと疑問ですけど、それでも家族一緒に住んで色んな固定費を分け合えば生活コストを抑えられるのは全家庭共通じゃないですかね。

両親が金欠になってなければ、子供に月々10万円要求する家はそう多くないと思われます。

これって、あらゆる節約術を吹き飛ばすぐらい強力な節約ですよね。

私なんかは、自分の携帯代とか服代とか昼食代は別途自分で払っていましたが、それもせいぜい月々1万円ぐらい。

自動車保険の保険料や自動車税、さらには会社の飲み会(←1番ウザい)みたいなイレギュラーな出費もちょくちょくありましたが、それを踏まえても、年平均でならせば月々5~6万円程度しか使ってなかった気がしますね。

当時の大卒の初任給は20万円ちょい。

少々の残業代を貰い、税金や社会保険料が引かれれば手取りは20万円前後。

5~6万円払っても15万円前後は手元に残ります。

そして、ボーナスには全く手を付けませんでした。

新入社員のボーナスは、手取り40万円×年2回ぐらいだったと記憶してます。

月給15万円×12カ月+ボーナス40万円×年2回=260万円/年

大体ですけど、新入社員の時からこれぐらいの金額がどんどん貯蓄されてたんですよね。

20代半ばで投資を始めてからは、これがみんな株式に向かっていった感じです。

(そして、今思えばこの時がリーマンショック後の大底だったのもラッキーだった…)

定期昇給もありますから、独身時代は毎年300万円ぐらい投資にブチ込んでいたと思います。

一時期転勤で関西から東国に流されてましたが、その後Uターン転職で地元に戻って地方公務員になり、また子供部屋おじさんになりましたね。

だって、子供部屋おじさんって、めっちゃ美味しいんだもの。

参考までに、今に至るまでのお話はここにまとめています。良かったらどうぞ。

FIREは入金力が全て

さて、身も蓋もない話ですが、FIREできるか否かって、結局はこういう入金力にかかってるんですよ。

これはもう、何度も言ってますが。

だから

「年収300万円でも」

「平凡な自分にも」

「ズボラな自分にも」

こういう触れ込みのFIRE本最近めっちゃ増えてますが、こういうのは話半分以下で読んだ方が良いです。

儲け話をする詐欺師

というのも、堅実な投資をやろうと思ったら、年率で%オーダーのリターンしか見込めないし、見込んじゃいけないんですよ。

W.バフェットのリターンが平均年率20%とか言われてるので、我々一般人には年率10%でさえかなり野心的な数字です。

とは言え、入金力ないなら、それを補うために高いリターンが必要なはずですが、残念ながら、この手のFIRE本には馬鹿の一つ覚えみたいに「株式インデックス投信を積立投資」としか書かれていません。

株式インデックス投資で取れるトータルリターンって年率数%やで??
これっぽっちの投資リターンで貧弱な入金力をどう補うんや??

って話なんですよ。

また、高いリターン取ろうとしたら、当然リスク取る必要あるし、そのリスクの取り方を間違えると焼かれてFIREどころじゃなくなりますからね。

今、レバナス民がそんな感じだよな?

基本的には、個人投資家が資産を築くには、インデックス投資みたいな堅実な運用をしつつ、突っ込むお金自体を大きくするしかない訳です。

地味に見えてこれが一番の近道だし、そんな美味い話はないと思った方が良い。

子供部屋おじさんなら入金力大幅アップ!

で、それこそ誰でも手っ取り早く入金力をアップさせられる方法として、

「子供部屋おじさん(おばさん)になる」

という手法を私は推したいと思います。

子供部屋おじさん(おばさん)してると、大して高給取りじゃなくても大きな入金力を発揮することができますからね。

なんで、

さすがに定年まで働き続けるのは厳しいかなぁ?

将来的にFIREすることも視野に入れながら働いた方がいいのかなぁ?

と思ってる学生さんなんかには、

多少条件が悪かったとしても、実家通いで働けて転居を伴う転勤がない就職先を選ぶ

…ことを強くお勧めします。

子供部屋おじさん(おばさん)になって、資産の後ろ盾を築くのだ!

加えて言うなら、そういう視点で企業を選ぶのであれば、田舎のゆるブラック企業やパープル企業が、入社難易度とかの面から言っても激しくお勧めですね。

仕事で心身が削られずに済むし、実家通いなら、給料安くてもそこそこ貯まるハズなんで。

もちろん、私みたいに地元の地方公務員って選択肢も大アリだと思います。

(ただ、合う合わないはあります)

そして、結婚後も配偶者が嫌がらないのであれば、又は自分が嫌じゃないなら、夫婦どちらかの両親と同居してしまうのが、マネープラン的にはお勧めです。

(まぁ…現代っ子の大多数は嫌がるだろうがね…)

と、書いてくると、30代になるまで子供部屋おじさんをさせてくれていた両親には感謝しかないなぁ…

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