専業主夫になりたい人が6割もいる?
こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。
前にも触れましたが、私はもし女に生まれていたら、就職では総合職には目もくれず一般職選んだだろうし、結婚して経済的事情が許せば専業主婦になっていただろう…と思われる人種です。
早い話が、家の外で働くことに向いていない。
だけど、我々男はバリバリ型の人生しか社会的に認められてないし、それができない奴は、他にどんな長所があろうとゴミ扱い。
これが辛いんですよね…。
専業主夫希望が6割もいるらしい
さて、こんなニュース見つけました。
「専業主夫になりたい」男性は6割、未婚者より既婚者に多い傾向
SheepDogは7月15日、「専業主夫願望に関するアンケート」の結果を発表した。調査は7月13日、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、福岡県に住む15歳~39歳の男性450名を対象にインターネットで行われた。
「結婚後(既婚の方は将来的に)、専業主夫になりたいですか?」と質問したところ、男性の約半数が「相手や経済事情が許すならなりたい」(49.56%)と回答。「絶対なりたい」(9.78%)と回答した人を合わせると、男性の約6割が専業主夫になりたいと思っていることがわかった。
引用:「専業主夫になりたい」男性は6割、未婚者より既婚者に多い傾向 | マイナビニュース (mynavi.jp)
15〜39歳の男性の実に6割が専業主夫になりたいのだそう。
う~ん…正直、驚きました。
だけど、私の周りに専業主夫になりたいなんて言ってる人、私以外にいません。
こんな…労働からドロップアウトした窓際職員の同類が6割もいるの??って感じです。
何で?と思って考察してみました。
設問や選択肢の設定の問題
まず、設問や選択肢の設定で調査結果の与える印象が、かなり変わってしまうって問題もあります。
この調査では
Q:結婚後、専業主夫になりたいですか?
A1 絶対になりたい
A2 相手や経済事情が許すならなりたい
A3 なりたくない
って形でアンケート取ってたようです。
これ、選択肢を3択にしてしまってるのがミソというか問題だと思いますね。
穿った見方をすると、印象操作を狙っているのかも知れません。
というのも、選択肢を奇数にすると、無難な回答しようとする人が真ん中の選択肢を選んでしまい、回答者の意識が見えづらくなってしまうんですね。
そして、その真ん中の選択肢に「相手や経済事情が許すならなりたい」という文言を入れることで、
大金持ちに逆玉してなれるもんならなりたいよ、そりゃ。でも、どうせ無理でしょ?
という、割とニュートラルな人までもを「なりたい」という回答に誘導したとも見ることができます。
現に「絶対になりたい」と答えているのは精々1割弱。
調査結果から受ける印象ほどには、世の男性諸氏は専業主夫願望を持っていないのでは?という気がしてしまいます。
本当に回答者の意識を知りたいのなら…
「相手や経済事情が許すならなりたい」 を「どちらかと言えばなりたい」と「どちらかと言えばなりたくない」に分けて、4択にすべきでしょう。
なりたくても言えない人が多い?
あと、専業主夫の世間体の悪さから、なりたいって思っていても言えない人も多いんじゃないだろうか?
今の日本では
専業主夫になりたい!
男の癖に向上心がない
コイツ、ヒモやな。
この人ちょっと変わってる。なんかビミョー…
…ってな感じでロクな反応されないでしょうから…。
実際、私も家族以外にはこんなこと絶対に言いません。
蛇足ですけど、私はリタイアして主夫化しても、「主夫」とは名乗らずに「リタイアしました」と言うつもりです。
ヒモ呼ばわりされるのが嫌だし、あまりにも世間体悪くて「主夫」なんて怖くて名乗れないからです。
感想
私なんかは、男女問わず働くのに向いた方が働いて、家庭守るのに向いた方が家に居ればいいって思うタイプなんで、調査結果を素直に受け取るんなら、良い時代になってきたと言えるのかも知れません。
ただ、主夫(主婦)になるのは結構ですが、経済的に自立して自主財源を持っておくべきだと思います。
私を始めとして、会社の言いなりになりたくなくて経済的独立を目指す人は多いと思いますけど、家庭に入って経済的に配偶者に依存してしまったら、「会社」が「配偶者」に代わるだけ。
これじゃ意味ない。
トラブルになった時に強く出られるように、マネーアーマーで武装しておくことをお勧めします。