③新入社員時代のパワハラ
前回のつづきです。前回のリンクはこちら→内定者懇談会で感じた違和感
入社した会社はパープル企業だった
入社すると、違和感の原因がなんとなくでも分かってきます。この会社の場合は、
- 小さいマーケットながらも支配的地位を持つ
- 儲けを出す仕組みが一旦出来上がってこなれたものになっている
というのがあり、がむしゃらになって働く必要がなく、全てが結構いい加減でゆるーい空気の流れている感じでした。その一環として採用もいい加減だったというわけです。典型的なゆるブラックやパープル企業と言われるタイプの会社ですね。
ある意味、社会不適合者には最高の環境。普通の会社行っても潰れるだけなんだもん。
今思えば、もっとあの緩い環境を上手に利用していたら良かったと思うのだけどね…。
配属される
初期配属先とのファーストコンタクト
そんな私ですが、6月ぐらいまで研修をしたあと、配属先が発表されました。事業部付きの設計部隊でした。
しばらくして、配属先に挨拶しに行ったのですが、そこで自分の暗い未来を予感することになります。その時、所属長になる係長と課長に会ったのですが、係長と目を合わせた瞬間、第六感で全てを悟りました。
この人、生理的にダメ。理屈抜きで受け付けない…
直感で全てを悟りました。そして、お盆明けに配属されます。この時の直感は見事に的中します。
癖のある所属長
配属後、直属の係長は緩い会社の中では異端と言える存在だと分かってきます。そして結構癖も強い。大体の特徴としては、
- 非常に優秀でヒラの時はかなり実績を上げてきているので、周囲は何も言えない
- 体育会系かつ昭和型でドスが効いている
- 自信家で独善的。
- 周りからどう見られているのか分かっていないし、周囲の目を気にしない
- すぐに頭に血が上って誰にでも怒鳴る
といった感じでしょうか。田舎の緩い会社には結構異端な存在です。当時はこんな言葉なかったけど、今風に言えば典型的な「クラッシャー型上司」ですね。
配属早々負のループに
私が陥ったループは大体こんな感じです。
- 分からないことや上に話通しておきたいことを相談しに行く(報連相しにいく)
- 相談したこと以外の話も「今後のため」と言って何時間も(下手したら1日中)延々とされる
- 仕事に割ける時間が長話のせいでなくなる
- 残業をしても仕事が終わらない
- 「お前、進捗どうなっているんだ」と詰められる。「あんたの長話のせいだ」とは言えないのでアウアウになる
- これが何度か続くと報連相が億劫になりできなくなる
- 自己判断で仕事進めて担当したプロジェクトに支障が出るレベルの失敗をやらかす
- 「お前、ちゃんと報連相しろよ!」と詰められる
- 1に戻る
ちなみに、詰められる時は、いつもフロアのど真ん中でフロア全体に響き渡る罵声で詰められてました。当時は指導の一環?と思っていたけど、今思えば明らかなパワハラです。
ただね、こんな係長の下でも半数以上の人は上手くやっていました。
長話させないように上手に話終わらせたり、仕事で信頼勝ち取って、別にコイツには好きにやらせておけば良いかと思わせて報連相の頻度を落としたりして。
そういう形に持ち込めなかったのはひとえに私の能力不足です。周りでパワハラ受けた人見てても思うのですが、パワハラ受ける側にも原因あるケース多かった気がします。
私の場合はこの係長が元々生理的にダメなんで、報連相したり話したりするだけで結構苦痛でした。同じ空間にいるだけでも苦痛。それがまた私の場合態度や表情に出るんですよ。これがさらにまずい結果を招きました。
そして左遷
このループがエスカレートしてきて、年が明けるころには係長のマークがきつくなりすぎ、一日中指導とつるし上げばかりで全く仕事が回らなくなりました。
そして、見かねた部長がタオルを投げ込みました。
来年度からできる新しい部署があるから、そこに行ってくれと。
つづく