出世欲を捨てられないダメリの末路

こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。

向かないのは百も承知で、騙しだましサラリーマンを続けている私ですが、1月ほど前、

やっぱり、自分にサラリーマン適正がないと分かった時点で、変な希望や目標は全部捨てて成仏しちゃった方が絶対に良いよなぁ…

と再確認させられた事件が起きました。

今日はそのお話と行きたいと思います。

名うてのダメリがメンタルダウン!

お役所のマイナー技術職やってる私ですが、同じ職種には何人か筋金入りのダメリがいます。

そのうちの一人が、先月からメンタルダウンして休職したんですよね…。

噂で聞いた話では、閉鎖病棟に入院するハメになったらしく、復帰の目処は全く立たないようです。

この人のスペックを簡単に説明しておこう。

  • 50代半ば
  • ヒラ
  • 男性
  • 煮ても焼いても食えないレベルで仕事ができない

…といったところだろうか…。

まぁ…この人見ていると、私なんか小さく霞むレベルで全く仕事ができんみたいですね。

下には下がいる…。

ルーチンすらまともにこなせない。

金銭の計算がいい加減かつ積算根拠もロクに記録残してない。(いうまでもなく、会計検査で炎上するパターン)

事業を落札した業者といい加減な口約束を繰り返し、しょっちゅうトラブルになる

…あまり具体的には書けませんが、ザックリ言えばこんな感じです。

直属の所属長はいつもケツ拭きに走り回っているし、

この人が部署を異動すると、必ず後任の人に大量の地雷が置き土産として残されることになる…(当然、まともな引き継ぎなんてない)

…こんな調子なんで、同じ職種内では滅茶苦茶嫌がられていますね。

出世を諦めなかったのが仇に

さて、このダメリがメンタルダウンに至った経緯を書いていきたい。

長年うちの役所で、このマイナー技術職として働いている人の話では、こういうことらしい。

あの人、仕事全然できない癖に出世欲だけは強いんや。

でも、勤務成績があのザマやからな…
もう10年以上、「来年こそは」って言い続けてるみたいだけど、あんなのが昇任なんてする訳ないやん。

それどころか、もう、今ではどこに異動しても後輩の部下になるしかない状況やで。

で、ずーっと、そのことブツブツ言ってたんよ。

そうやって、長年強いストレスを抱え続けて鬱々やってたんは間違いない。
長年蓄積したものが何かのきっかけで爆発したんじゃないの?

…ということです。

要は、煮ても焼いても食えない実力しかないのに、上ばかり向いてるヒラメ野郎なんですよね。

目標が高いのは結構だけど、実力との乖離があまりに大きいと、結局は苦しむだけなんですよね。

教訓:ダメリは会社人生に執着せずに成仏すべき

最初に断っておきますが、これは私の少々偏ったものの見方かもしれません。

ただですね…自分の経験上、そして、周りの人を見ていてた感じでは…

自分がサラリーマンやOLに向いてるかどうかなんて20代のうちに分かると思うんですよ。

2、3年も働けば、自分が少なくともその仕事に対して適正があるかどうか分かります。

そして、全く畑違いの部署に異動したり、転職して別の会社に移ったりしてリセットを試みて、それでも駄目なら…

もうサラリーマンやOLとしての適正そのものがない

と感じます。

というのも、私も含めて20代でこういう形になった人が、その後復活したのを見たことがないからです。

キツイ言い方にはなるけど、こういう人は会社員やってる限りはどこに行って何をやってもダメだと思います。

とは言え、私も含めて、こっち側に堕ちちゃう人が一定数出るのは仕方がない話だとも思います。

人間の能力や適正には、バラつきあって当たり前ですから。

こっち側に堕ちたことを問題視するより、よっぽど大事なのは、その時の受け身の取り方じゃないですかね。

さっきも言いましたが、実力と目標や出世欲にギャップがあると苦しむことになるだけなんですよ。

で、最悪の場合、今回潰れたダメリみたいな話になる訳です。

現役バリバリの窓際族として思うのは、もしこうなってしまったら、

会社人生への執着を断ってしまうこと

が凄く大事だということ。

具体的にはこんな感じか。

自分がダメリだと分かったら…
  1. 仕事上の目標や出世欲はさっさと捨てて、成仏してしまう。
  2. 会社の外に、夢中になって取り組める生き甲斐を何か用意する
  3. 将来的にリストラされること前提で人生設計する。

要は、とにかく、

サラリーマンやOLとして華々しく活躍する人生ってものはもう有り得ません。

だから、それ前提で幸せに生きてくことを新たな戦略目標にしましょう。

…ということです。

まず、会社人生への執着を捨てて、諦めと割り切りの境地に。

何度も言いますが、実力と目標にギャップがあってもシンドイだけ。

諦めと割り切りはストレスから身を守るアーマーみたいなもの。

その上で、会社の外に生き甲斐を作ってしまって、もうそれを人生の軸にしてしまえたら、さらに良いですね。

「会社に出勤してる自分は本当の自分じゃない」

「そこにいるの自分の抜け殻」

ぐらいに思えたら絶対にメンタルダウンなんてしません。

兎に角、まずはダメリ扱いされるストレスから自分の身を守るのが大事です。

もちろんね…

頑張ってダメリからデキリになれたらそれが一番良い。

けど、もう一度言いますが、

「新卒から5年以上働いていて、転職や異動もしたけどダメだった」

みたいな人であれば、デキリになる目なんてほぼないです。

恐らく、そっち方向の努力しても自分を苦しめるだけの結果になるんちゃうかな??

やめましょ、そんな努力。

会社から努力求められたら、頑張ってる振りだけしてりゃ良いんですよ。

確認のため、もう一度言います。

ダメリ扱いされるストレスから、まずは自分の身を守ることが大切。

とは言え、会社にとってこんな人員は不良債権でしかないのはまた事実。

この事実から目を背けるべきでもないと思います。

なんで、間違っても

「定年まで会社に居られる」

なんて考えないこと。

首が繋がっている間に、何でも良いんで出口戦略を考えておけよ!

…ってのは思います。

私みたいにひたすら蓄財に励むのもいい。

副業育てるのも良い。

婚活して太い配偶者を探すのだって、立派な出口戦略。

何でもいい。自分にやれそうなことを、とにかく何かやっておく。

これ、凄く大事です。

前にも記事にしたんですが、世の中のダメリには何もせずにただ座して死を待つようなのも多いです。

でも、これは本当に良くないなって思います。

…ということで、私如きがあまり偉そうなこと言えた立場でもないんですが、

万一、今後会社から不良債権扱いされる事態になったら、この記事のこと思い出して貰えればなぁと思ったりします。

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