⑦東国に流される
前回の続きです。前回の記事は⑥インデックス投資を始めるです。
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東海地方への転勤辞令
嫌な予感はしていたが…
2つ目の部署に左遷されてから2年半経ったころの文化の日の前日でした。夕方に帰ろうとすると、部長に呼び出され、
「東海地方の事業所(本当はちゃんと地名を言った)に行ってもらうことになった」
と言われました。
どうせマトモな部署からはお呼びもかからないだろうし、しばらくはここじゃないか?
…と思いつつも、当時働いていた事業所全体として余剰人員がかなり増えていたので、嫌な予感はしていたんですよね。
東海地方の不人気事業所
そして赴任先の事業所は東海地方のへき地に当時できたばかり。
まだ地元採用の人間もほとんどいないということで、当時は社内でこの事業所への配属希望する人なんてほぼいない状況でした。
そしての人事異動に名前が挙がる他のメンツを見ていると…
どうせこの事業所には誰を行かせても嫌がられる。だから、最悪辞めても良い人を配属する
という方針がアリアリと伝わってきました。
分かっちゃいたけど、やっぱりそういう目で見られていたのか…って思いましたね。
独身差別に殺意
ただ、数多いる余剰人員の中からなぜ自分が選ばれたのかという話になると、
人事が一方的に言ってきたことだから分からないけど、多分…
- 独身だから
- 若くてまだ向こうの事業仕様への育て直しが可能だから
はぁ!?🤬
②は良しとしても、納得いかないのは①です。
…なぜ同じ給与体系で雇われているのに、独身だからという理由で嫌なことを押し付けられないといけないのか。
独身だと転勤したときの赴任手当が少なくなるという鬼ルールも存在してました。
元々一人暮らしだったならともかく、二重生活化して金かかるようになるのは独身も既婚も変わらんだろと…人事を小一時間問い詰めたい気分でしたね。
転職を決意
内示を受けたその日の帰り道に転職を決意しました。
景気もリーマンショック後のどん底に比べたら幾分かマシになってきていたので、そろそろ動いてもいいのかなと。
悪い流れリセットしたい
元々、⑤干された日々に考えたこと・始めたことで書いたとおり、新卒で配属された部署での躓きが影響して、会社での立ち位置が悪くなっていたので、それをリセットする必要を感じていました。
結構転勤が多い
元々地元から出たくなかったので、転勤少ない会社を選んだつもりでしたが、少々内実は違っていたんですよね。
周り見ていると、転勤しないのには条件がある感じでした。
- 上位5%の所属部署にとってなくてはならない優秀な人(所属長が掴んで離さない)
- 下位5%のモンスター社員(どこからもお呼びがかからない)
- 既婚女性(総合職でも)
- 上層部にコネがある(これが一番ムカつく)
↑のどれにも当てはまらない人はあっちこっちに結構飛ばされてました。下手したら海外です。
住む場所って人生におけるかなり重要なファクターな気がするんですが、これを年収500万円ばっかしの給料と引き換えに売り渡すなんて私にはちょっと無理な取引でした。
事業がオワコン
会社の未来が明るいなら、多少嫌な思いしてでもついていく気になったかもしれません。
が、当時は主力事業がオワコン化しかかっていたところにリーマンショックが来たので、業績がL字に。
新しいこと本気で始める気もなさそうだったので、長期低迷は避けられないと判断して、もう潮時ちがうか?と考えました。
経済的独立を達成していれば…
少しずつ投資を始めて会社への依存度を下げるべく動いていた最中で起こったことだったので、籠城戦の準備が整う前に敵が押し寄せてきたような気持ちでした。
もし経済的な後ろ盾があったら、
「嫌なんで辞めます」
って即言えただろうし、そう言いたかったです。
本当は転職じゃなくて退職がしたかった。
この件で、強くならなければ(経済的に)ってマジで思いました。
なんか悔しかったな…。
つづく