会社人生諦めても、自分の人生まで諦めない

こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。

私の職場にも、私の他にも何人かダメリがいます。

特に、私と背中合わせに座っている人が結構なダメリ。

中々のファンタジスタで、その人が異動してくるまで怒ってるの見たことなかった温厚な班長を毎日怒らせています…。

在宅勤務になると音信不通になるようだし…色々理由付けて手練手管使ってサボろうとしてます。

実際のところどうなのか分かりませんが、表面的には、やる気をなくして会社にぶら下がってるだけに見えます。

今日も班長に打合せスペースに連行されて、パーテーションの向こう側から罵声が響いてました。

まあ、今までその他にもダメリを何人も見てきて一つ思うことが…。

座して死を待つのは良くない!

ダメリの多くは諦めて思考停止

どこの会社にもダメリっていますよね。

まー、向き不向きもあるし、センスの問題もあります。どうしたって、こういう人が一定数いるのは仕方がないこと。

若くして戦力外になり、ジメジメした日陰を歩き続けつつも何とか自分らしく生きてる…そんな自分の経験として思うのは、ダメリであること自体は大きな問題じゃないと言うこと。

大事なのは、自分の立場を自覚して、長期的な身の振り方を考えて戦略的に行動しているか?だと思うのです

しかし、残念なことに、多くのダメリはひたすら会社にしがみつくだけで何もしません。

もうシルシ付いちゃったし、今更だよね…

どこに行こうと同じ事になるだけ。今更転職するモチベも沸かない。

この年齢じゃ同じ条件で転職するのは無理…会社にすがるしかない…

…まあ、間違ったこと言ってない気はするけど、それを理由に全てを諦めてしまって何もしません。

挽回目指して仕事を頑張る、転職する、経済的自立を目指して投資や副業をする…色々手は考えられる訳ですが、何もしません。

「お金に困らずにつつがなく生活できる体制を確保する」という戦略目標は、ダメリだろうとデキリだろうと変わらない。

ダメリは正攻法でそれを達成するのが難しくなっているってのはあるだろうけど、だからと言ってこの目標諦めたら待っているのは「死」のみ。

正攻法が無理ならゲリラ戦でも籠城戦でも検討しないといけません。

思考停止したダメリの末路

4年程前に、私が新卒で入った会社が創業以来初のリストラを実施しました。

それまで、どんなに業績悪くてもリストラしたことない会社だったのもあり、長年勤めてる人ほど変に会社を信用してて

この会社に居れば定年まで安心。リストラなんかしないから心配する必要ない。

って過信してるようなところがあったんですね。

業績はジリ貧だったし、社歴の浅い若い人はそんなの誰も信じてなくて、みんなでアホちゃうか?って言ってたんだけど…。

惰眠を貪るように会社にぶら下がり、転職するためにスキル磨くでもなく、経済的自立を目指して蓄財や節約に励むでもなく、なーんにも対策取ってないダメリが非常に多かったんです。

そこに、無慈悲にリストラが敢行された訳です。ヒャッハー!

人事としてはこんな感じか?

その時、私は既に転職してしまっていなかったのですが、聞いた話ではリストラ候補者は阿鼻叫喚。相当な醜態を晒して断末魔の叫びを上げていたようです。

【ケース1】…左遷されて倉庫番させられてたダメリ。退職勧奨を中々飲まず、ひたすら部長に面談繰り返されて涙ながらに抵抗。組合に駆け込む…。何とかクビは免れたものの、社内では人間扱いされてない模様。

【ケース2】…リストラ実施発表後に上司から将来の目標を書いて提出するように言われて提出。それをネタに面談。上司は普段の働き振りの酷さをひたすら指摘し、いかにその目標達成が無理ゲーなポンコツなのかを自覚させていく。ダメリはメンタルを粉砕されて、最後は泣き出して退職勧奨を飲む。

【ケース3】…退職勧奨持ちかけられた途端にヒステリックを起こし、感情で退職願を叩きつけて退職。再就職がままならず、会社が用意した再就職斡旋会社への恨み節が止まらない。この人、結婚したばっかで赤子と住宅ローン抱えてましたが、その後どうなったのかは知らない。

…他人の頭の中は分からないけど、少なくとも空気が読めないハズの私でも、会社から戦力外扱いされだした時点で自分の立ち位置は自覚していたし、それまでと同じように働き続けても詰むだけってのはすぐ分かりました。

そして、それを放置したら上記のような未来が自分にも降り掛かってくることはすぐに想像できました。

なんで、想像にはなるけど、こうやって醜態晒したダメリの多くも、頭のどこかでは将来的にこうなるんじゃないかと考えてはいたんじゃないかと推測します…。

おそらく、マズい状況を自覚しつつも、「創業以来リストラしたことない会社なんだから…」「人にやさしい会社だから」なんて、都合の良い話ばかりに目を向けて臭いものに蓋し続けつつ、何年も働いていたのでは?

その結果がこれ。

ダメリでも構わない。だけど、対策は取れ!

座して死を待てば破滅するのは当たり前。

この時のリストラ対象者は40歳以上。つまり、10年も20年も対策取る時間あったのに、何もしてこなくてこうなってます。

最初に元同僚からこの噂話を聞いたときに、あんまり同情の余地ないなって思ってしまいました。

まとめ

私はダメリで戦力外ではあるけど、生きるために知恵ふり絞ってもがいてきたつもりです。

だけど、他のダメリってなんでこう何もしないんでしょう?

ダメリにありがちな学習性無力感ってのは、人生の仕事以外の部分も蝕むってことなんでしょうか??

なんか、私には仕事への意欲のみならず、生きる意欲まで失ってしまっているように見えます。

会社人生諦めても、自分の人生まで諦めちゃいけませんよ。