貧乏はお金の生活習慣病

うーん、分かるなぁという記事を見つけたので紹介します。

高給取りでも生活苦しい人は結構多い

年収1000万円以上の世帯のうち、貯蓄100万円未満の世帯がどのぐらいいるのかを確認してみましょう。なお、総世帯数は621万6718世帯。全体に占める貯蓄100万円未満の世帯数は66万7143世帯で、10.73%となっています。

貯蓄100万円未満の世帯

・年収1000万円以上1250円未満…3.57%(1万5892世帯)

・年収1250万円以上1500円未満…2.43%(4770世帯)

・年収1500万円以上  …0.79%(1494世帯)

収入に比べて貯蓄額が心もとない、という世帯は、たしかに存在しているということがわかります。

引用元:https://news.infoseek.co.jp/article/toushin1_21304/

確かに、私の周り見ていてもそうです。

基本的に、お金に困っている人が高給取りになったところで問題は解決しないんですよね。逆も然りで、お金に困っていない人が減収になっても、意外と平気なもんです。

この辺は金持ち父さん貧乏父さんでも口酸っぱく書かれている話でしたが、全くその通りだと思って私は読みました。

貧乏はお金の生活習慣病です。生活習慣病が薬で根本治療できないのと同じで貧乏もお金では解決しません。

貧乏は収入ではなく行動パターンの問題

工場のワーカーは高給取りでも生活がキツイ

高コスト体質に苦しむ人

ちょっと昔話を…私が20代のころに勤めていた会社では、処遇に関してはかなり共産主義的な部分があり、高卒のラインワーカーも総合職の管理職も給料に大差がありませんでした。

なので、高卒のワーカーの人たちは高卒にしてはかなり高給取りです。でも、お金に困っている人は少なくなく、日々の生活がカツカツと嘆く人も多かったです。

でも、そんな人たちに限って…

お金に困ってる人にありがちなこと
  • 通勤に高級外車を使う(しかもそれを3年ごとに乗り換えるとか)
  • 酒やギャンブル大好き(男性)
  • 毎日違うブランド物や指輪まとって会社に来る(女性)
  • 子供に手間はかけないのに費用対効果無視で教育費だけをつぎ込む
  • 「不安だから」と保険漬け

ま正直、ありえねぇだろ??って思ってました。でも、彼らは大真面目なんです。(もちろん、きっちりしてる人も一杯います。)

お金は行動パターンにレバレッジをかける

要は、お金に困っているワーカーは「有り金は全て使う」という行動パターンを持っているんです。そして、お金を手にした分だけ浪費も増える。

行動にレバレッジをかけるテコ

お金を手にすると、その人が元々持つ行動パターンが加速されるんです。だから、お金にだらしない人がお金を手にしたところで問題が解決しないばかりか、下手したらより大きな問題を抱えることになるんです。

宝くじ高額当選者の末路とか見たらまさにそうですね。

あと、ネットで検索すればいくらでも転がっている話だと思いますが、一流の芸能人やスポーツ選手が売れなくなったり戦力外通告受けたりした途端、今まで何億も稼いでいたのに生活に困るって話もこれと通じていますよね。

生活レベルには下方硬直性があって、一度生活レベル上げると下げるのは大変なんで余計に癖が悪いです。

豊かに暮らしたいなら行動パターンの見直しを

なので、豊かに暮らしたいと思うなら、収入を増やすこと考えるより自分の行動パターンを見直して、お金かけずに楽しく暮らすために知恵を使うべきです。

生活保護レベルの低収入なら別ですが、月収が手取り15万超えているなら収入増やすよりそっちやった方が手っ取り早く幸せになれます。

ゆったりしながら飲む飲み物

今はインターネットがあって、お金かけて遊びに行かなくても楽しく暮らすことできますからね。

また、収入増の話になると、これは会社から貰う給料の話です。言ってみたら他人マターになってしまいます。自分ではコントロールできないアテにできないものになります。

自分ではなく他者の物差で測られてしまう話なんで、構造的にこれ結構しんどいです。

出世目指して上司に媚びたり、仕事で無茶したり、転職したり、難しい資格取ったりと、会社を納得させるためにめちゃくちゃエネルギー要ります。それがまた人生の質下げるんですよ。ストレスで。最悪体壊します。

なにせ、日本は衰退途上国で現状維持が精一杯の社会なんですから余計に大変。

格差固定化の本質

親や家族の行動パターンを子供が真似る

ワーカーの話に戻ります。

大体話聞いていると、上記のような貧乏になる行動パターンを持つ人はそういう人に囲まれて育ってきています。

親から子に引き継がれるバトン

それからすると、世間で良く言われる

「お金持ちの子供が高い社会的地位に就けるのは親が金持ちだからだ」

という言説もおかしいのでは?と思えます。数億の資産持っていようと、貧乏になる行動繰り返す人ならそんなお金一瞬で吹き飛びます。

お金持ちはお金持ちになる行動パターンを持つ家族に囲まれて育つので、自然と豊かに暮らせる思考回路を持つようになるのでは?と想像できます。

お金持ちの一族がお金持ちでい続けられるのは、マネーリテラシーの高い家族を見て子供が育つからと言えそうです。

手当やナマポで格差問題は解決しない

格差が固定化されるのは良くないから、お金持ちから税金を徴収してお金のない人に再分配しろなんて話が良く言われています。

勝ち組と負け組

格差が固定化すれば競争原理働かなくなるんで、それをある程度是正する必要はあるとしても、金持ちから取った税金で手当てやナマポ渡すのはハッキリ間違いでしょうね。

むしろこんなことしたら、そのお金が貧乏行動パターンを助長することが容易に想像できます。これではいつまで経っても低所得者は自立できません。

多分、彼らに必要なのはナマポや手当じゃなくて教育やコンサルティングじゃないのか…?と個人的には思います。

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