日本には投資しません

私の投資方針

今日は2つ目…私が日本外しをする理由です。

自分が日本人だから

日本人である以上、日本で働いて給料をもらい、日本の行政サービスを受け、医療や年金も日本のシステムを利用。税金も日本政府に納めます。

これは自分の生活や人生が、日本の景気や政治、さらには財政状況の影響をモロに被るということです。貯蓄をする大きな理由としては危機管理が挙げられるはず。

それなら、自分が被るジャパンリスクを投資でヘッジした方が良いと私は考えました。

日本経済の長期低迷は避けられない

少子高齢化

言わずと知れた話です。現役世代が生み出す社会のリソースが投資したところで何のリターンもない老い先短い高齢者に割かれてしまうわけですから。

そのことで余計に子供に割けるリソースが減り、少子高齢化を加速させて経済が縮みます。

国を立て直したいなら、思い切って高齢者をバッサリ切り捨てて子供にリソース割くような形にするしかないように思いますが、儒教の影響なのかシルバー民主主義が効いてるからなのか、そうなりそうにないですね。

経済の足を引っ張る国民性

こういう国民性が嫌だなと思うし、これが相当経済の足を引っ張っているように思います。

経済の足を引っ張る国民性
  • ゼロリスク思考
  • 企業、行政、政府に対して文句ばかり
  • 新しい技術やビジネスに対して否定から入る
  • 双葉を育てずにオワコンを救済する

「悪魔の証明」が求められる国

皆さん経験あると思いますが、日本って製品やサービスに少しでも落ち度があれば、ズタボロに叩かれます。

そして、何か新しいビジネスや技術が登場するたびに、批判や反対が巻き起こりますよね。

これされた企業や行政って「悪魔の証明」をしないといけません。問題が「ない」ことを証明するというヤツ。何かが「ある」の証明するのは簡単だけど、「ない」の証明するのって滅茶大変。

例えば、未だに「幽霊がいない」って科学的にはっきり言い切ることできてませんよね?

日本で新しいもの世に出そうとすると、この悪魔の証明を割と完璧にしないと世間が納得せずズタボロに叩かれます。

でも、悪魔の証明って滅茶苦茶効率が悪くて、いくら実験室とかで試験しても実際に製品を何万個も世に出してみないと分からないことも沢山あります。

なので、本来は6割程度の出来になれば世に出して、使いながら不具合のフィードバックを受けて改善していくという方法を取った方が効率が良くて、技術レベル上がるペース圧倒的に速いんです。

だけど、日本ではこの手が一切認められない。

こうやって日本の企業や行政がグズグズしている間に、外国がノウハウ積み重ねて結局カネ払って外国からそのサービスや製品買う羽目になるわけです。

自動運転の技術やドローンの技術とかまさにそうでしたが、いつもそうやって自分たちで足引っ張り合ってこの国は自滅してます。

双葉を見捨ててオワコンを救済

日本人って良いところ伸ばすよりも、悪い部分を克服することを重視する傾向ありますよね。

みんな一緒で横並びであることが良いと思ってるからなんだろうか??

このノリで、伸びてる会社から税金を取って、オワコン企業の救済をやる傾向がありますよね、日本。

こういう考えを全て否定しないし、ケースバイケースだとは思います。でもこれも、むやみにやると国力の足引っ張ります。

これをやると、産業ポートフォリオがオワコン企業ばかりになります。

私は所得の再分配を全否定する訳じゃありません。

まだ赤字で事業として成り立っていないけど、野心的なビジョン持っているベンチャー企業とかに税金突っ込むのであれば意味のあることだと思いますが、地方の土建屋を始めとしたオワコン業界に税金を流すのであれば、それはただの死に金ですよね。

「新しいもの育てるより、今あるものを大事にする」って傾向が日本人にはあるように思います。こういう言い方すれば聞こえは良いけど、過去や現状にしがみついてばかりだと、どんどん時代の流れから取り残されていくだけだと思うんですよね。

日本への投資=魚のいない池での釣り

一連の理由から、私は日本経済自体の長期低迷は避けられないと見ていますし、実際、日本の株価は30年前の高値を未だに超えられていません。こんな国珍しいです。

正直、国民性なんてそんじゃそこらのことでは変わらないだろうし、今後も厳しいんじゃないだろうか。

こんなマーケットで勝負するということは、魚が全くいない池で必死に釣りをするようなもの。そんな馬鹿なこと私はしなくないですね。