子供の感性って素敵ですね
お疲れ様です。窓際投資家です。
前にも少し言いましたが、うちの子は絵に描いたような「リア充」です。
新生児のときからそんな感じなので、これはもう持って生まれた初期設定なんだと思います。
私は幼稚園行くのが嫌で泣いてたような子でしたが、うちの子は保育園が大好き。
喪男の私としては、全く正反対の性格の子を育ててる訳です。
そんな小さなリア充に振り回されてばかりで疲弊しまくってますが、小さな子の感性って素敵だなと最近思います。
子供にしかない心の豊かさ
さて、そんな小さな子供育ててると思うんですが、小さい子って本当に何でも興味深々だし、何でもかんでも遊びにして楽しんでしまいますよね。
道端の雑草や虫に興味持ってすぐ動かなくなってしまうし、
踏切があれば電車にくぎ付けだし、
工事現場の前通れば重機に歓声を上げ、
家に帰れば単純なおもちゃにキャッキャウフフです。
この辺は自分もそうだったし、その度合いに多少個人差はあるにしても、小さな子なんてみんなこんな感じでしょう。
まぁね…こんなんだから、何かにつけ「遊びたい」「楽しい」という気持ちが優先されてしまって、大人の思うように動いてくれないわけで…
朝の保育園に送る支度が地獄絵図と化してしまうこともしばしばだし、
こんな子を連れて外出すると、1人で行くのの何倍も神経使うし、何倍も疲れるわけです。
だから小さい子の親は疲弊してしまうんだよなぁ…。
だけど、です。
こういう子を見ていると、大人にはない「心の豊かさ」ってのを凄く感じるのも確かです。
世間の大人を見ていると寂しい気持ちになる
考えてみてほしい。
大人にとっては、雑草や虫なんてスルー、もしくは刈り取りや駆除の対象でしかありません。
電車なんてただの移動手段でしかないし、私には社畜トロッコにしか見えません。
工事現場の重機なんて騒音の発生源でしかありません。
小さい子向けの単純なおもちゃなんて、5分で飽きてしまいそう。
でも子供はこういうありふれたもので十分に楽しめるんですよね。
なんか、凄い得だなぁって思います。
思い返せば、自分も子供のころは、今と同じもの見ていても全部がキラキラ見えていたように思います。少し大げさな言い方にはなりますけど。
誰だって子供の時は、少しのことやありふれたもので、ほとんどお金をかけることなく十分に楽しめてます。
だけど、残念なことに、悲しいことに、成長とともに少しずつこういう感性を失ってしまうんですよね。
そしてやがて大の大人になって、いざ何かをやって楽しもうとすると…
旅行に行ったり、
普段行かないレストランに行ったり、
誰かと飲みに行ったり、
ゴルフ場やテニスコート行ったり、
カラオケ行ったり、
スポーツの試合見に行ったり、
コンサート行ったり、
パチンコ屋に入り浸ったり、
ギャンブルやったり、
風俗行ったり、
…など、など、など…
個人差もあるんでしょうが、総じてこういう話にすぐになってしまう傾向ありません?
少なくとも、私の周りは、程度の差こそあれ、こういう大人ばっかりです。
まぁね、一概にこれがダメだと言うつもりはありません。
でもこれ、全部1日で数千円から数万円が飛ぶイベントばかりな訳ですが、こうやってワザワザお金をかけて非日常を作り出さないと楽しめないってのは…
「凄く悲しいことだなぁ」
「心が貧しいなぁ」
って私は感じます。
元々こういう思いありましたけど、自分の子供が生まれてから尚更そう思います。
まあ、それでも、これにかかるお金を全く苦もなくポンポン出せてしまう人は良いと思うんです。
でも、私も含め、そうでない大多数の人って、こうやって楽しむためのハードルが上がっちゃうと、QOL(Quality of Life)がガタ落ちすると思うんですよ。
めっちゃ当たり前ですが、
お金使うなら当然その分働かないといけませんし、
それでも、稼ぐための仕事が楽だったり楽しかったりしたら良いけど、
現実的には、大多数の人はお金のために嫌々働いてるわけですよね?
要は、心が貧しくなると出ていくお金が増え、そのせいで経済的にも貧しくなるんですよね。
その結果、QOLが下がるんですよ。
できることなら、子供みたいな心を持ち続けたいもんだと私は思います。
心が豊かになれば出ていくお金が減って経済的にも豊かになれると私は思います。
楽しむためのハードルを上げない
私は医者じゃないので詳しいことは分かりませんが、こういうのって恐らく成長や老化に伴う脳の変化が関係してるんだと思います。
故に、基本的には「頑張ってどうにかなる話じゃない」って話なんかなぁと思うんです。残念ながら。
だけど、やれることがないわけでもないとも思うんですよね。
お金にモノを言わせた楽しみ方に、自分自身を慣れさせない
というのが有効ではないかと思ったりはします。
あの手の楽しみって麻薬みたいなもんですから。
刺激が強くて楽しいがゆえに依存性があって、一度慣れてしまうと簡単にやめられない。
しかも、ずっと続けていると段々に楽しめなくなってきて、より強い刺激を求めるようになる。
…そういうものだと私は思ってます。
なんで、全くそういうことをやらないのは非現実的だとしても、
若い感性がまだあるうちに、
できる範囲で良いので、
なるべくお金をかけずに楽しむ方法を考えてみる。
そういう感じで良いんじゃないですかね。
例えば、旅行に行きたいなら、近場かつ日帰りで楽しめる方法はないか考えてみるとか。
例えば、釣りしたいのなら、安易に釣り船や渡船は使わないとか。
お金あったとしても、こういうところに知恵を使う習慣をつけておく。
一度ジャバジャバ使うことに慣れて金銭感覚が緩んでしまったり、何より、「楽しい」と感じるハードルが上がっちゃうと元に戻すのは難しいですからね。
こういうのを地道にしてけば、ある程度は「残念な大人」になるのを抑制はできるんちゃうかなぁと思ったりはします。
…と、偉そうに精神論言いましたが、
自分自身がこれを実践したのか?
って言うと、
してません!
私の場合、「遊びたい」「刺激が欲しい」という欲求そのものが子供の頃から普通の人より弱くて、
「お金かかるんだったら、もういいや」
と、すぐになってしまうんですよね。
幸せの沸点がやたらと低いんです。
何より、お金を節約することをゲーム感覚で楽しむ人間でもあるんで、そっち方向で「楽しい」って感覚が十分に得られてしまいます。
なんで、こんな努力をあまり必要としなかったって事情があるんですよね。
ただ、そんな自分にしたって、
子供時代のような好奇心が今あるか?
って言うとないし、今、子供時代と同じもの見ても、色褪せた景色しか見えなくなってるのは確かですね。
あー、残念。
今後の自分事としては、子供の育て方ですかねぇ。
ささやかなことや小さなことを喜んだり楽しんだりできる感性、なるべくなら持ち続けてほしいです。
そういう感性は、間違いなく人生を豊かなものにすると思うんで。
なんで、敢えてあんまりお金使った強い刺激に晒さないような育て方したいなとは思ってます。
足元にある小さな楽しみを大事にする感じで行きたいですね。
子育てブログ読んでいると、
「子供を育てていると、もう一度子供時代に戻れるし、もう一度青春が味わえる」
って書いてるブロガーさんがいました。
あー、なるほど!
なんか少し分かる気がしますね…。私なんかは、まだその入り口にしか来てませんが…。
だったら、もう一度子供みたいな感性も取り戻せたら良いのになぁ…。