悲観ムードの時こそ貪欲に
こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。
丁度1年前のこの界隈はイキがっている初心者で一杯でしたが、すっかり静かになりましたねぇ…。
株価の方はというと、先月末から今月頭にかけて、一度は米国の金利がピークアウトすることを見越して反転しかけていた世界の株価ですが、今月のFOMCをきっかけに、利上げや高金利環境の長期化が懸念されはじめ、再びグズグズする展開になっています。
私も個別株では酷い目に
で…私のポートフォリオは、インデックス投信を除けばグロース株が中心。
将来への期待で株価が支えられている性質上、将来利益の現在価値を押し下げる高金利には弱いし、配当をあまり出さないのもあって、金利上げられると資金がガッツリ流出するのはもう…宿命ですわ。
それに加えて円高。
今年年初からの下げは、海外株式の下げと円安が相殺される展開でしたが、ここ半月ほどの下げは株安と円高のダブルパンチです。
海外株式のインデックス投信中心だった人なんかは、最近まで円安であまり痛みを感じなかったかもしれないけど、ここ最近はメンタルに来始めてるかもしれません。
私なんかは、株価下げ止まりの兆候が見えるたびに、いくつかグロース株をこの1年でつまんできましたが、漏れなく二番底にハマってます。😂
こんな時こそ基本に忠実に
まぁね、痛いちゃ痛いですよ。
今年の夏のボーナスなんて、半分失った形ですからね~orz。
だけどね、こんなリスク最初から承知でやってるし、
これが嫌なら最初からグロース株…ましてやハイパーグロース株なんて買いません。
それに、買った時の記事にも度々書きましたが、何だかんだ言って、基本的には
どこが相場の底なのかなんて誰にも分からないし、後になってみないと分からない。
巷では、
「リーマンショックの再来だ」
なんて話もあるし、
「それは違うだろ」
って話もあるけど、それも含めて分かりません。
ついでに言うなれば、分かりもしないものを分かったつもりでいることが一番危険です。
対策としては…
個別株に関しては、その会社の将来性そのものに傷が付いていないか?
将来性に傷が付いていると判断できるなら銘柄の入れ替えも必要だろうけど、市場全体が悲観ムードの時はネガティブな情報ばかり出てくるから注意。
一次情報を疎かにして投資情報やニュースばかりに依存していると、投資判断間違うこと多いです。
会社を信じるなら、急落してる最中に「落ちてくるナイフ」を掴むのはマズいとしても、こういうダラダラとした下げ相場では、
「下げ止まったかな?」
「これ、反転したんじゃね?」
と思えるポイントがあったら、二番底にハマる展開も頭に入れつつ、投資対象やタイミングを分散させて、ポートフォリオ内のウエートに注意を払いながら、チビチビ買っていくしかないハズなんですよ。
あとは、インデックスの積立て投資をしてるんなら、それをとにかく愚直に続けること。
インデックス投資の場合は、企業個別の事情による業績悪化や株価L字化を気にする必要がないので(個別企業は知らんが、市場全体で見ればいつかは株価は回復する)、トレンドガン無視で躊躇なく逆張りができますからね。
余裕資金があるなら、インデックス投信のスポット買いも積極的にしていくべきでしょう。
こういう行動ができないのなら、投資をやったところでカモにされるだけ。
これはちょっとググればすぐ出てくる薄っぺらい話ではあるけど、基本の「き」なので、こんな時こそ大事にしないといけません。
なので、私は今後も上記の通りの行動を愚直に続けて行く次第です。
危機を脱した後にいつも後悔
それにね、長いこと投資してると、3割下げる程度の下落相場なんて何年かに一度はあります。
で、その時のチャートを後から眺めてみると、大体がただの小さな凹みにしか見えないんですよね。
そして…
「あれしきのことで、なんでこんなに弱気になったんだろう?」
「あの時、どうしてもっと貪欲になれなかったんだろう?」
って必ず後悔しちゃうんですよね。
少なくとも私はそうだし、長いことやってる人なら多かれ少なかれこういう経験してると思います。
リーマンショックの時は、債券のウエートが高い保守的なポートフォリオ取り過ぎていたことを後になってから後悔したし…
コロナショックの時は、巣篭り需要で誰がどう見たって伸びるのが分かるようなEC系の株まで投げ売られていたのに、怖くなってそれをスルーしてしまった…。
ホント、毎回後悔してるんですよ。
私は、もう今度こそ?こんな思いしたくないんで、リスクは頭に入れつつも、どんどん買っていこうと思うんだよなぁ。
何より、これから資産を積み上げたい人や、私みたく今積み上げてる途中の人にとって、円高や株安は優良株を安く買えるチャンスです。
リタイア済の人にはキツいだろうけど。
ヘンに目先の株価が上がって、株数や投信の枚数を確保できなくなるよりは、安売りがある程度の期間続いてくれた方が、大きく資産築けますよ。