「FIRE卒業」ラッシュに思うこと

こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。

世間では「FIRE卒業」がトレンド入りしているそう。

「卒業」って耳障り良い言葉使ってるけど、結局はリタイア生活が破綻しただけやん。
番組降板させられるタレントや、グループをクビになったアイドルと一緒やね!

私に言わせれば、

言わんこっちゃない。

FIREブームなんてさっさと終わってほしい!
ネット上でイキがってる奴らは早くいなくなって欲しい!

煽ってたインフルエンサー達は責任感じるべきだ!

…というところですね。

FIREブームなんてさっさと終わって欲しい

私の場合、ブロガー始めたのこそ最近ですが、かれこれもう10年ぐらい、このカテゴリーに入り浸っていろんな早期リタイア系ブログとか見てきてる気が…(遠くを見る目)

もうね、とにかく働くの嫌だったので。

とにかく働くの辛くて、同じ思いしてる人がどうやって、また、どんな思いで生きてるのか知りたくて。

「FIRE」なんて言葉が出てきてブームになる前は、自分と同じような仕事に悩むコミュ障が、

悩みながら、

それでも何とか生きようとして頑張りながら、

日々の心情を吐露しつつ、

細々とやってるようなブログが多くて、同類の人間として

「こういうこと、あるよなぁ…」

「みんな悩みは同じなんだなぁ…」

「何とか頑張って欲しいなぁ…」

なんて思いながら読めたんで、この手のブログ読むの結構好きでした。

ところがです。

私に言わせればですが、ここ数年は見ていて不快なコンテンツが一気に増えましたね。

著者の属性も、私のような「悩める社会人」から、目立ちたがり屋や承認欲求の塊みたいな人が中心に。

あ~、感じわるぅ…

で、ブログの著者のプロフィールや経歴を冷静に見てみると、実態は…

ただの主婦(主夫)

ただのフリーター

ただの個人事業主

ただの子供部屋おじさん(おばさん)

詐欺師同然な情報商材屋・セミナー屋

…という場合が殆どで、そもそも資産を大して積み上げていない「小金持ち」といったところです。

こういう人たちが目を¥マークにしながら

「サイドFIREした」

「セミリタイア達成」

とか言葉の安売りしながらブロガーやYouTuberやっている…。

その収入により不足する資産収入を補ってリタイア生活を維持しようって訳です。

こんなの詐欺も同然だろ?

そして、その発信内容はというと、少し検索したら辿り着けるレベルの薄っぺらいもので、オリジナリティはゼロ。

この界隈も変わってしまったなぁと感じます。

みんながみんなブログやSNSやるわけでもないから、娑婆の世界にはこの手のイタイのがその数倍はいるのかもしれませんね。

で、彼らにとっての「FIRE」や「リタイア」なんてのが、そもそもが言葉の安売りなんで、そりゃ、少しでも投資環境に逆風吹けば(そよ風レベルでも)一気にリタイア計画は破綻に追い込まれるでしょうよ。

また、もともと承認欲求が強い人や目立ちたがり屋には、何もせずにボケーっと過ごすリタイア生活なんて苦痛でしかないハズです。

元々、彼らは

自分が築いた資産を、

「FIRE」というキャッチ-な言葉使って自慢したり、

または二匹目のドジョウ狙った金儲けがしたいだけな連中なので

「FIRE達成しました」と高らかに宣言してリタイア生活に入っても、それを続けられないのですよね。

こんなの分かり切った話だったよね。合掌。

で、今「FIRE卒業」がトレンド入りしていると聞くと、

「さもありなん」

「そりゃそうなるよね」

と思う訳ですよ。

こういう人達がネット上のこの界隈から退場していくのは大いに結構。

こんなブームなんてさっさと終わって欲しいです。

煽っていた有名インフルエンサー達の実態

こうなると、結構悲惨ですよね。

日本の場合、一度正社員の職から離れてブランクを作ると、少なくとも、元の条件で再就職するのは相当困難でしょう。

自己責任とは言え、これじゃ、元の状態より暮らし向き悪くなってしまうんじゃないですかね?

で、彼らにこんなことさせたの誰?

とも思うわけですよ。

ブーム初期にこの世界に飛び込んで先行者利益を得たインフルエンサー達、それを担ぎ上げた各種メディアや出版社…

彼らのやってきたことも大概だったんじゃないか?

多く場合、例えば定番のリベ大とかでも、発信内容そのものはそう不適切だとは思いません。

(ちょっと検索したらすぐ出てくる薄っぺらい内容だとは思うけど、それでもバズったのは先行者利益ってヤツでしょう。)

ただ、こういうFIREビジネスを展開している有名インフルエンサー達自身が、

そもそもFIREしてなかったり、

一度はしたものの挫折してたりしてて、

その結果として個人事業やってる…というケースが非常に多いのです。

有名どころだと、件のリベ大の両学長とか桶井道(おけいどん)氏あたりは

「一度はリタイアしたものの、何もしない生活に耐えられなかった」

という主旨の発言をされています。

また、資産の積み上げが不十分で、フルリタイアできない。

結果として個人事業に勤しんでいる。

…と思われるケースも多々見受けられます。(本人は屁理屈並べて認めない、または開き直る。)

その個人事業がごく軽いものであれば、立派な「セミリタイア」でしょう。

でも、彼らをよく観察してみると

「書籍の原稿書くのが忙しい」

とか言いながら、

アンチの批判に即座に反応して逐一反論記事をブログにあげていたりする訳です。

コイツ、どんだけ必死やねん…

実態として、目を¥マークにして「社畜」時代と変わらず時間を切り売りしている状態なんでしょう。

「なんと」…というか、「やはり」というか、煽られてドツボ嵌った被害者の教祖様自身がFIRE失敗しているんですよ。

そして、結局信者はそれを真似てるケースが多いんで、そりゃ失敗して当然でしょう。

で、教祖様自身、信者がやっているのと同じように、集客のために「FIRE」とか「リタイア」っていう引きの強いワードを使っています。

「セミリタイア」

「サイドFIRE」

「ゆるFIRE」

などなど…

接頭語付ければ何でも許されるんですかね?

と思っちゃいますが、言葉の安売りも、オリジナルは教祖様なんですよね。

結構な数の信者が、不十分な資産収入を補いたいからか、または暇なリタイア生活に耐えられないからか、敬愛する教祖様のマネをして自分達もブロガーやYouTuberしちゃってます。

その結果が上述したこの界隈の惨状ですよ。

ただですよ…教祖様達自身は目ざとく先行者利益を得たのでインフルエンサーとして個人事業でそれなりに食えてますが、信者はどうでしょう?

所詮は教祖様の劣化コピー・二番煎じだし、何より信者同士で客も食い合います。

まともな人は少し考えれば分かる話ですが、全くお話にならないと思われます。

少しは責任感じたらどうなんだ?

もう一度言います。

大前提として…

FIRE失敗してドツボに嵌ろうと自己責任です。

不十分な資産でリタイアを強行し、ブロガーやYouTuberになったものの全然稼げず、リタイア生活が破綻しようと、基本的には本人が一番悪いですよ。

彼らを煽ってしまっていたインフルエンサーとしても

「こんなアホに一々構ってられない」

って話はあると思います。

有名インフルエンサーの側も、私が見る限りは無難な情報発信はしていたようには思うし、そうである以上、フォロワー側が発信内容を勝手に拡大解釈してリスク取りすぎて暴走してこうなったって部分も大いにあるでしょう。

馬鹿の一つ覚えのように「お金を働かせろ」「インデックス投資」「節約」を連呼するなど、Google先生に聞けば十分得られる薄っぺらい情報垂れ流してるだけの人も多いけどな。

だけど、

自分が苦痛で耐えられなかったRE(早期リタイア)を

「自由万歳」

「リタイアして良かった」

と連呼して、なぜ他人に勧めて煽るんでしょうか。

また、自分が達成してもいないFI(経済的独立)を

「誰でもできる」

「低収入の自分にもできた」

と大衆に吹聴するんでしょうか。

加えて言うなれば、実家や配偶者が太い、市場環境に恵まれた、高所得である、ラッキーパンチを当てた…等の恵まれたガチャ要素をサラっと流していたり、言わなかったりする人も多い始末。

因みに私はこの記事↓で自分の恵まれたガチャ要素を全て白状してますが、これをしっかりしてる人、どれだけいるんでしょうね。

[blogcard url="https://fire-madogiwa.com/post-13832/"]

こんなことやったら、勘違いして暴走&爆死する人が一部出るのも当然だと思います。

私自身、まだリタイアしてない立場で色々言ってきたんで、他人のこと言えないかも知れないです。

これは私の反省点。こんな過疎ブログ誰も見ないだろうけど。

だけどね、これ、煽ってたインフルエンサー達は猛省すべきじゃないですかね。

まぁ、しないやろなぁ。

あいつら、ヘンにハート強いしな。