⑧生産ラインに投入される

前回の続きです。前回の記事は⑦東国に流されるです。

異動は完全に嫌がらせ

異動初日、総務に行って席どこかと聞いたら、

「組み立て室ですよ」

と。あれ?事務室じゃないんだ??

行ってみたら、いや、これ製造現場やん。

折り重なるコネクタ付きの配線

そして、以下の事実が分かります。

配属初日に分かった衝撃?の事実
  1. 技術総合職で入ったはずなのに、高卒のワーカーに混じって単純作業をさせられる(会社にもよるのでしょうが、原則これはない会社だった。つまり、晒し者
  2. 自分の席がない
  3. 自分の名刺もない

…ああ、もう辞めろってことなんやな…。こっちとしても、もうこの会社には用ないわ…。仕事は怒られないギリギリのラインでしかやりませんよ?分かりました。

この瞬間、何かがプツンと切れました。

転職活動はつづく

転勤のない会社なんて限られる

首をかしげて悩む人

転勤が嫌というのが転職活動での大きな動機でしたが、そもそもそんな勤め先なんてかなり限られます。メーカーだと中小でさえ、取引先が海外に工場作ったらそれについて行くなんてザラ。

そういう時、特に技術の人間は真っ先に工場立ち上げのために海外飛ばされたりします。

大学の事務職員、インフラや私鉄に行ければいいけど、ホワイト職と世間に知れ渡っているせいで競争率高すぎ。自慢できる職歴など何もない私にはハードルが高すぎました。

なので、転職エージェントに頼んで求人見せてもらっていたのですが、ほぼ全て行きたいと思えないor受かりそうにもない求人でした。

Uターン転職活動が無理ゲー過ぎた

さらに、Uターン転職しようとしたときに障害になったのが、地元に帰るのに新幹線と在来線を乗り継いで最短で4時間、在来線はラッシュ時でさえ30分に1本しか来ない、そして最寄りの新幹線駅は「こだま」と極一部の「ひかり」しか止まらないという地理的条件の悪さでした。

面接一つ受けに行くのにしても、最低でも丸1日休まないといけないし、面接が午前中だったり夕方だったりすると泊りがけが必須になってしまいます。

それでもいくつかは応募したのですが、ただでさえ都合付けるの大変なのに、中途採用の場合は書類選考が通ると

「今週中いつ面接来れますか」「明後日のこの時間に面接どうですか」

みたいに突然言って来ます。こんなの無茶苦茶や…。

絶望する人

元々そんなに行きたくもなかったので選考はみんな途中で降りてしまいました。

いっそのこと先に辞めて転職活動しようかとも思いましたが、あまりにもリスク高いのでそれは断念。

転職プランは消去法で決めた

いろいろ障害はありました。

ですが、同期や歳の近い同僚の中には会社への不満を口にして転職を考えているといいながら、色々理由を付けて結局何も行動せず、文句ばかり言いながら働き続けているような人が何人もいました。でも、私はそんな形で働き続けるのはどうしても嫌でした。

閃いたビジネスマン

なので、

地方の公益系パープルを狙った理由
  1. 大学職員や私鉄に比べればハードルは低く、努力すれば自分でも手が届く
  2. 入社試験の日程がかなり前から事前に決まっているので、スケジュール調整しやすい
  3. ファーストキャリアでの躓きが大きくは問題にされずにすむ

という理由で、地方公務員 地方の公共系パープル企業を狙うことにしました。

だけど、やりたい仕事なんて元々ないんで、また条件だけで仕事選びしてしまったんだよな…。

細々と転職活動継続

転職エージェントは解約してしまって、あとは細々と転職活動していきました。年に3社ぐらいのペースで細々と受けていきました。

仕事はというと、今の仕事頑張ったところでどうせ社内での立場なんて挽回しようもないし、所属長に個人的に変にアテにされても面倒な長期出張に付き合わされて転職活動に支障が出るだけ。ということで、怒られないギリギリのラインで手抜きしてのらりくらり交わし、定時ダッシュで帰る毎日でした。

つづく

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