安全パイを売ってチャラい銘柄を買い増し
こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。
大分春らしくなって暖かくなってきましたね。
去年はグロース株投資家にとって地獄のような1年でしたが、ここのところ、株式市場にも春の兆し??ということで…
この1ヵ月ほどで、ポートフォリオをややいじりました。
安全パイを売ってチャラい銘柄を買い増し
おおまかに言えばこんな感じです。
- 世界株式型のインデックス投信と、アップルやマイクロソフト等の安全パイ系個別株のポジション削減。
- ハイパーグロース株やミーム株を買い増し。(PYPL、SHOP、SE等)
去年は米国の利上げの影響で、株式の中でも特にグロース株が、その中でも特に、ほとんど将来の期待のみで株価が構成されてるようなチャラい株…俗に「ハイパーグロース株」「ミーム株」なんて呼ばれる銘柄がこっ酷くやられました。
アファームやビヨンド・ミートなんて、今では株価はピーク時の1/10以下ですよ。
ですが最近、この手の株の中には、しっかり底を固めて反転しつつある銘柄も結構見受けられるようになりました。
そう思って去年何度か買って底が割れたんですがね…
米国の利上げも終わりが見えてきているため、その後を見越した動きが出てきているのかなと。
そりゃ、日本以外ではインフレも落ち着かないし、しばらくは金利高い状態が続くと私も思ってます。
とは言え、米国の政策金利も既に4.75%。
もちろん、分からないっちゃ分からないですよ?
でも、FRBも見通しを出している訳で
5%台までは利上げするけど、それ以上はやらないんじゃない?
ボチボチ終わりじゃね??
と見る向きはやっぱり増えてきています。
それに、そもそも、株価は将来を織り込んで動くものです。
いつになるのかは分かりませんが、必ずいつかは利下げだってすることになります。
去年は株式投資家、特にグロース株投資家には地獄の1年でしたが、
今後は恐らく、実際に利下げが始まる前から、噂や観測が出た段階で株価は利下げラリーに突入することでしょう。
これはいつもそう。
そうなったとき、一般論として去年やられまくったグロース株は強いです。
理論上、株の時価総額は将来その会社が叩き出す利益の総和。
金利が下がると、未来の利益の現在価値が大きくなる
…というのがその理屈です。
※この逆の理屈で去年はやられた。
この理屈で行くと、グロース株の中でも、GAFAMみたく既に利益上げてる安全パイ系の株より、現状赤字で期待感だけで買われるようなハイパーグロース株の方が、より追い風を強く受けます。
もっとも、本当なら、この局面ではディフェンシブ株や高配当株の方が売り優先度は高いのですが…
私はこの手の株は嫌いなんで、元々持ってません。
だから、こういう形になりました。
「総悲観を通り越して無関心」こそチャンス
それに、最近静かですよね?
何が静かって…コロナ相場の時に激増したイキがっていた初心者。
レバナス民みたいな奴。
ああいう人種がいなくて、投資ブロガー界隈が静かだと思いませんか?
去年は株価が下げてケツの青い投資家から悲鳴が上がっていたように思うんですが、去年秋ごろから総悲観ムードが漂い始めて、最近はそもそも投資やってない一般人の間では株式の話自体が出なくなったように思うんです。
前にも書きましたが、大体において、市場が反発する時って、
総悲観を通り越して世間が無関心になった時、ひっそりと反転
といつも決まっています。
今って、そろそろこのムードになってきてるんじゃないかなぁと思うんですよね。
と言うこともあって、よりリスクを取る形にポートフォリオを組み替えたんですよね。
自分のリスク許容度と相談して決めよう
念のため言っておきますが、私は安全パイ系グロース株やインデックス投信を全売りして勝負に出たわけではありません。
売ったのはあくまでも一部。主力は残してます。
これでも自分にしては勝負に出た方だと思ってますが…
当然のことながら、これは私の判断が間違っていて、この勝負が裏目に出るリスクも考えた上でのことです。
実際、去年も同じように買いを入れて何度か底が割れましたから。
その株は今でも握ってますがね。
また、ミーム株やハイパーグロース株のリスクも承知しているんで、
「ダブルバガーになれば1/3は売る」
「違うと思ったらサッと撤退する」
等規律を守ってやるつもりです。
リスク許容度を超えたリスク取ると、ロクなことありませんからね。
尚、何度か言ってきましたが、
取ろうとしているリスクが取って良いリスクかどうか判断するには、自分の心に聞いてみるのが一番良いです。
要は、
その投資やってて「怖い」と感じるかどうか。
言い方変えると、
その投資やってて、値動きに一喜一憂してしまうかどうか。
「怖い」と感じたり、一喜一憂したりしてしまいそうなら、そのリスクは取るのやめた方が良いです。
こんな浮足立ったメンタリティでは、まともな投資判断は下せません。
その意味では、投資SNSとかで、数%の値動きで一喜一憂してる輩は明らかにリスクの取り過ぎですよ。
この基準で行くと、保有資産額や年齢や家族構成等の条件が全く同じ人でも、十人十色のポートフォリオになってしまいますが、それで良いんです。
私なんかは、今回の買いでポートフォリオ内のチャラ株ウエートは2割ぐらいになりました。
私の性格だったら、このぐらいだと2割や3割チャラ株の株価が下げても、浮足立ったりすることはないんで。
さて、このチャラい株達が今後どうなるか、注目です。