反省会 2020年エアバスで爆損出しました。
爆益報告はしたくありませんが、爆損報告はしようと思います。教訓のために。
買った動機
元々ボーイング(以下BA)の株を持っていたのですが、737MAXの運航停止問題で揉め始めたことで見切りをつけ、利益確定させて資金を振り向けました。2020年の1~2月に3回に分けて購入。
BAがダメでも航空機需要自体が伸びているし、参入障壁も高い業界だという動機でした。買った当初は少なくとも年単位での長期保有を想定していました。
経過
損切りが遅れて奈落の底に
買ってすぐにコロナショックによる暴落に巻き込まれました。
- 過去にSARSとかが流行った時も景気や株価にはほとんど影響しなかったことが頭にあった。
- 買ってからまだ1か月とかしか経っていないのにもう損切りするのか?という気持ちがあった。
- 株価が100EUR切ったあたりで「どうせ逃げ遅れたし、下手に損切りするよりは少し様子を見よう」と考えて様子見を決め込んだ。
これ、とんでもないことが起きるんじゃないかと思いつつも、上記のような理由でグズグズしてどん底まで持っていかれました。
底で少し仕込んでその後全面撤退
4月に入ったあたりで航空業界自体が今後はL字にしかならないと判断して撤退を決めました。ただちょっと、dead cats bounce(大暴落の反動による反発)を狙ってみようかと思い、50EUR付近で2回に分けてナンピン。
夏場に感染が小康状態になって65~70EUR付近になった時に数回に分けて売却。全面撤退しました。全体を通して-35%程度の爆損でした。
教訓
撤退/利益確定のルールは事前に決めておく
損切りが遅れた要因3つ挙げましたが、まあ、②はちょっとね、自分でもないなぁって思います。いつ買ったかなんて関係なく、ダメなときはスッパリ諦めないといけませんね。
その意味ではどうなったら撤退する/利益確定するって事前に決めておかないといけませんね。
私の場合はファンダメンタル的(業績、財務、事業の将来性など)には、当面航空機需要が見込めなくなったと判断した時点が撤退の目安だったんでしょうね。
困ったことに、人間お金がかかると自分に都合の良い情報しか目にも耳にも入らなくなってくるんですよね。今思えば、あの時の私も。だから判断が遅れました。
この辺は個々人の性格にもよるのでしょうけど、私の場合は、株を握った状態でファンダメンタル的な基準で切るか切らないか決め始めると、自分に都合の良い解釈ばかり始めてしまうんでダメだなって分かりました。
となると、テクニカルか…200日線切ったら無慈悲に切るとか決めて自分をコントロールした方が良さそうですね。
あるいは、何も起こっていなくても自分が満足できるレベルの含み益あるなら、戦局が良いうちに撤退してインデックスに金突っ込んでしまうとかもありなんだろうな。
やっぱり個別株は難しい
対処が遅れた要因の③に関しては結果論な部分も大きいですよね。持ち株全てにこの対処したわけですが、これをやったからこそ下落局面での狼狽売りをせずに済み、その後の爆益につながった銘柄も複数あります。
エアバスだって、コロナによる世界経済の傷が浅ければ絶好の買い場で、ショックの時売るとかあり得ない判断だったはずです。
ていうか、エアバス自体が私が売った後、忘れたころに結構株価戻してきてるし…orz
本当に今の航空機メーカーの株にそんな価値あるのかなぁと疑問に思ってしまうんですが、どうなんでしょう??
ディフェンシブ株買うぐらいなら…にも書きましたが、インデックスだったら下げた時は間違いなく買い場です。でも個別株の場合、その後株価も業績もL字というケースがバンバンあるんで、判断が難しいですね。
こういうことあるたびに、もうインデックスでええわって思ってしまう。。