不本意な状況の時こそ、本性が分かる
こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。
うちの職場には、
「印(しるし)が付く」
という言葉があります。
まぁ、こういう言葉ですね。
何かの事情で人事権持った人に問題児認定された人が、今後どう頑張っても人事評価を挽回できない状態になること
民間時代も、こういう言葉こそありませんでしたが、「印が付いた」状態の人は沢山いました。
こんな泡沫ブログに張り付いてくれている奇特な人はよくご存じでしょうが、私はというと…
民間時代は…
初期配属先の上司と揉めた
+コミュ障で味方がいない
+仕事ができない
という理由で印が付き、
お役所業界に来てからは、病気で休職したことで印が付きました。
はぁ…本当は転職でリセット狙ったのだけどねぇorz
こんな調子で、官民両方の窓際部署や干されポストを散々渡り歩き、色んなダメリを見てきて思うのが
不本意な状況の時にこそ、その人の本性が分かる
ということです。
今日は私が見てきた、干された人にありがちなケースを紹介したい。
それでも組織に忠誠を尽くす
会社から三行半を突きつけられても、それでも真面目に働き続ける人たち、結構います。
肌感覚だと、半分弱、4割ぐらいですかね。
今の仕事でも、過去の休職歴のせいで印が付いていて、今後どう頑張ってもヒラのまま終わることが決定的なのに、身を粉にして給料以上の働きしようと頑張ってる人が私と同じ職種にも何人かいます。
前職でも、追い出し部屋に入れられても、そこでネジ締めやシール貼りやゴミ捨てみたいな仕事を、マジで一生懸命してる人いました。
どう思います?
こういう人。
…正直、意見分かれるところかも知れませんよね。
このご時世でもあるし…。
私の個人的な意見言ってしまうと…
この人たち、凄い真面目で良い人たちなんだろうなぁ…
だけど、物凄い無駄なことやってると思うわ。
人として尊敬はするけど、真似はしたくないな。
何せ、私が知る限り、彼らの頑張りが実を結んだのを見たことがないですからね。
もし、仕事でもうひと花咲かせたいのなら、転職して新天地で頑張った方が早いと思います。
私なんかは前職で若くして干された時は、仕事が暇なのを活かして在職しながら転職活動続けてましたね。
無能なせいか、転職決めるのに何年もかかってしまったけど…。
住めば都
窓際部署行けば分かりますが、案外悲壮感が漂っていないことも多いです。
分かりますよ?
そんな会社は恵まれてるって。
これには、
「コンプラ気にする会社なら」
って条件は付くのでしょう…
ただ、その条件クリアしてる会社でさえあれば、案外悲壮感漂ってないこと多いです。
激務部署でヒーヒー言ってる社畜を尻目に、みんなでニコニコ談笑してることも結構あります。
窓際に追いやられたり、追い出し部屋にブチ込まれても、「住めば都」ってなっちゃう人が結構いるんです。
どういう人たちかというと…
最悪自分が失業しようと、大きくは困らない
と言う人達です。
会社の中には結構います。こういう人。
例えば、兼業主婦。
例えば、定年目前の人。
全ての兼業主婦がそうって訳でもないんでしょうが、
うちは自分が首になっても、少し生活を切り詰めればどうにかなる。
最悪、旦那の収入あるから。
ってスタンスで気楽にやってる人も少なくありませんよね。
これをモロに公言しながら働いてる人も結構いますし…。
こういうこと言うと「差別だ」って女性読者から叩かれそうですが、子持ち女性の場合は
「マミートラック万歳!」
って人種も少なからずいるんで、そういう人も大体「住めば都」ってなりますね。
元々、パープル企業に入ろうとする女の人ってこういう人種が多目だし、特に長年勤めてる人ってこの傾向強いような。
あと、
50代半ば過ぎた人にしても、今さら窓際族や追い出し部屋住民になったところで、どうせあと数年です。
前職で追い出し部屋にいた時に一緒だったあるおじさんは
飼い殺しにされるぐらいやったら…
会社都合にしてくれて割増退職金くれるなら、いつでも辞めるで?
オレ、もうアガリやしな。
って、ふつーに総務相手に言ってましたよ。
あとは…あまり多くはないけど、
何も考えてないだけのポシティブ馬鹿&脳内お花畑
って人種も結構いて、こういう人も追い出し部屋に入れられようと元気そうです。
今までに何人か見ました。
感覚的に、窓際族や追い出し部屋住民の2〜3割ぐらいがこの「住めば都」パターンかなぁ。
ホント、結構いるんですよ。
彼らって、もう割り切って、怒られない範囲で手抜きしつつダラダラ過ごすんですよね。
将来的にリストラ対象になる可能性が高いことを踏まえた出口戦略さえしっかりあるんなら、これで良いと思うんですよ。
かく言う今の私自身も、これに近いと思います。
身の振り方やマインドチェンジのし方としては合理的だし、頑張ってる他の人に露骨な態度取ったりしないなら良いんじゃないかなぁ。
ただ、余談ですけど…
これを見た若手の多くはヘソ曲げちゃうだろうし、一生懸命働いているマトモなサラリーマン・OLにとっても不快かもしれませんね。
特にゆるブラック・パープル企業って、この手の人種がマジョリティになりがちで、やる気のあるガツガツしたタイプはすぐに浮いてしまいます。
そして…
やる気のある若手から順番に会社を辞めて行く
…これがゆるブラック・パープル企業あるあるの光景ですわ。
失意のどん底に
とにかく、左遷でやる気なくす人は多いです。
でも、やる気なくして手を抜き始める人には、大きく分けて2種類います。
一つは…先述した「住めば都」のポジティブタイプ
もう一つは…失意のどん底に墜ちるネガティブタイプ
です。
窓際族全体の2〜3割は失意のどん底で何もする気がなくなってしまいます。
ある意味、このパターンが一番本人が辛いかもしれません。
まあ、分かりますよ。
私も、財産というセーフティネットを用意した上に、アラフォーになって顔の皮が厚い恥知らずになった今でこそ、
「住めば都」
になってますが、若くして左遷された時はこうでした。
今でさえ、
「住めば都」:「失意のどん底」=2:1
ぐらいのイメージで、じくじくメンタルが痛む部分もありますから。
一度こうなったら、最早社内でいくら頑張っても無駄なのは、誰だって周り見てりゃ分かります。
最悪無職でもOKって事情があれば、気楽に構えられますが、そんなバックボーンない人の方が多い。
転職できれば良いけど、ある程度の年齢になっちゃうと厳しい。
そうなると、そりゃ…八方塞がりになって失意のどん底にも堕ちますよね。
私だって、もし今の状態で貯えた財産がなかったら、メンタル病みかねないと思いますよ。
ただ、それでも、座して死(リストラ)を待つのは絶対に良くないと思うんだけどなぁ。
首が繋がっている間に少しでも財産を積み上げて、経済的独立に1歩でも近づいておくとか。
副業を育ててみるとか。
私はダメリではあるけど、失意の底に堕ちながらも、これをやったよ?
だから今があります。
[blogcard url="https://fire-madogiwa.com/post-8335/"]
ブチ切れて勢いで辞める
いるんですよね…。
多くはないですけど、極稀に。
左遷の人事が発表されたその日に退職願を人事に出して、翌日から会社来なくなった人を知っています。
あと、新卒の時に私にパワハラした元上司も、結局その後左遷され、会社が希望退職を募集した時に勢いで辞めちゃってます。(注:左遷と同時に辞めた訳ではない)
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うん…たまーにいますね…。
重要なことなんやし、良く考えて決めんとアカンやろ…
こいつらアホじゃないのか(呆)
この手の人は1割もいないですね。
でも、います。
まとめ
まとめると、こんな感じです。
タイプ | 比率 |
---|---|
それでも組織に忠誠 | 4割 |
住めば都 | 2~3割 |
失意のどん底 | 2~3割 |
勢いで辞める | 1割以下 極まれ |
で、私はというと、
住めば都:失意のどん底=2:1
といったところです。
あと、前職で20代で左遷された時は完全に失意のどん底でした。
見ていて思うのが、不本意な状態になったり、追い込まれたりした時にこそ、人間性って出るんだなぁって思います。
良いも悪いもね。
左遷された人の行動見ていると、人の本性が分かって面白いですね。
「ああ、あの人、意外にも真面目で良い人だったんだなぁ」
「あいつ、やっぱり花より団子なのか」
「あの人プライドたっか~w」
「奴はこんなにアホなのか」
ってな感じで、色々思ってしまいます。