40代以降は人生の利益確定が必要
こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。
昨日、事務室で暇していたら、何やらヨボヨボの爺さんが事務室にズカズカと入り込んできました。
そして、
「よぉ〜っ!」
と管理職のオジさんたちに、親しげに笑顔で話しかけます。
誰だよ、この爺さん…?
と、思ったら、何やら聞き覚えのある声。
よく見たら、3年程前に定年で職場を去った元課長でした。
元気だった人が病気で「完全別人」に
あまりにも老け込んで、そして、痩せて…見た目が完全別人なので、誰だか気づくのにめっちゃ時間かかりました。
どうしてこうなった!?
とは思ったものの、聞きづらいのでスルー。
気になって、周囲のおじさんたちとの会話を聞いていると…
「定年になってすぐ、ガンが見つかった。」
「手術や放射線治療や抗癌剤治療してるうちに、一気に体がボロボロになった。」
「最近、治療を断念して緩和ケアに移行した。」
「今日はその帰りにかつての職場を訪ねた。」
「負担のかかる治療をやめて、これでも大分体は楽になった。」
「ま…年金受け取る前に死にそうだけどな!掛け金は完全に捨てた形や!」
…という内容の会話が聞こえてきました。
気の毒過ぎて何も言えねぇ…
「頑張れよ!俺まだ生きとるからな!」
と、後輩の管理職達に声かけて、元課長は職場を去っていきました。
60代以降は誰がいつ死んでもおかしくない
まぁ…結構いますよね。
こういう人。
私に限らず、リーマンやOLしてる人なら、割と聞く話じゃないかと思いますけど。
休職することもなくエネルギッシュにタフな業務もこなしていた人が、引退後程なくしてコロッとお亡くなりになったり、突然病気が見つかって余命宣告受けたり…。
私の知る限り、この元課長も健康不安抱えながら働いていた訳ではありません。
ここ数年だけでも、私の知っている人だけでも、何人か他にも似たようなのいますねぇ…。
1年か2年前にも、引退直後に入院してそのまま亡くなった人が…。
そのもう少し前には、定年になって再雇用されてた人が風呂場で倒れて突然死したなんて話も…。
みんな元々は元気に働いて定年まで勤め上げた人です。
こういうのを見ると、
60代以降になると、誰がいつ死んでもおかしくないんだなぁ…
と思わされます。
もちろん、言っても60代なんで、大半の人は比較的元気に70代に突入していくんでしょう。
だけど、例え1割とかでも、元気に働いていた人がロシアンルーレットみたいに突然命落としてくのを見ると、他人事とは思えなくなってしまう今日この頃です。
40代以降は人生の利益確定が必要
結局、確かなのは…
- 自分が何歳まで生きるのかは予測できない
- 60歳以降ならいつ死んでも不思議ではない
ということだと思います。
こういうのを見ていると
残された人生がどれぐらいか?
って、人生を引き算で考えちゃいますよね。
私も四捨五入したら40だし、仮にロシアンルーレットでハズレ引くんだとしたら、残りはそう長くありません。
五体満足でメンタルも前向きでいられる時間ってなると、さらに短いハズ。
そう考えると、40代以降になったら、人生の利益確定にある程度入っていった方が良いのかも知れません。
これは人によりけりでしょうけど、人生の前半戦では将来のためやお金のために、色々なことを我慢したり耐えたりしてきた人も多いと思います。
私なんかも、将来のためやお金のために、好きでもない仕事をずっとやってきたし、10代20代の頃はひたすら我慢の暗黒時代だったように思います。
だけど、
堅実に生きて倹約やってれば、ある程度お金も貯まってくるであろう40代
先が短い可能性も十分ある40代
そんな40代以降も
「将来のため」にそれを続けるのか?
となると、それは本当に良く考えた方が良いのではないかと思いました。
長期投資が実って利益が乗ってきているのに、その利益を確定させないまま終わる可能性だって十分あるんですから。
私なんかは、世間の中年…特に男性見ていて思うんですが…
もっと好き放題やればいいのになぁ…
と。
彼らって、眉間に皺寄せながら働いて、組織からの理不尽にひたすら耐え続けるイメージしかないですから。
ま、
過大な住宅ローンや教育費で首回らなくなってるだけの馬鹿が多いだけ。
そんなの自業自得やん!
って気もしなくはないですが…w
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まぁ、
幸福度は18歳あたりから下がり始め、48歳で底を打って再上昇してU字を描く
というのは万国共通だそうで、中年の幸福度が低いのは日本に限った話ではないようですけどね。
でも、40〜50代で思いっきり幸福度掘って、還暦ソコソコで死んだら…悲惨過ぎますね。
やはり、
60歳まで行けば誰がいつ死んでもおかしくない
ってことを考えると、
中年はもっと肩肘張らずに好きに生きれば良い
と思います。
少なくとも、自分はそうしようと思います。