氷河期世代の「俺スゲー」がウザい
こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。
ネット記事とかを見ていると、よくバブル無試験入社世代が槍玉に上げられています。
叩かれる理由としては、大体こんな感じだろう。
- 大量採用されたから数が多い。
- ザル採用だったから資質に問題抱えた人が多い。
- それが50代になって給料も割高になり、ポストにあぶれた相当数が「働かないおじさん」化。
- イケイケドンドンの時代の感覚を若い人に押し付け、煙たがられる
だけど、意外にも、今の職場では私はバブル世代をウザいと思ったことはそこまでありません。
うちの職場にいるバブル世代のおじさんやおばさんって…
自分がザル採用世代であることを自虐的にネタにしながら、謙虚に働いてる人が多い
…気がします。
自分達は大した人間だと思っていない感じで、確かに資質に問題ある人もいるのか知りませんが、少なくとも謙虚ではあります。
そんなものより、よっぽどウザいと感じるのが、氷河期世代。特に今の40代前半ぐらい。
もちろん、これも全員が全員そうという訳ではないですが、今日はウザい氷河期世代職員の生態を書いていきたいです。
口を開けば自慢話
まず、彼らは
- 高い倍率の採用試験に受かった
- 他の世代よりも学歴をはじめとしたスペックも高い
ということが誇り…らしい。
(彼らが口に出すことはないけど、見ているとそんな感じ)
そのせいか、ことあるごとに、
俺らが入ってきた時は…
と、聞いてもないのに言い出します。
そんなこと、こっちだって言われなくても分かってるのに、ことあるごとに一々言われると
あーあっ、コイツまたこの話やわ…
と思えてしまいます。
しかもそれ、いつの話やねん…。
もう20年ぐらい前の話ちゃう?
さすがに賞味期限切れのネタとちゃうかな??
中年になっても「同期がー」「同級生がー」
そんな彼らにとって、他の世代の職員にはない
- 高い倍率を勝ち抜いた同期の存在
- 高い偏差値の大学の同窓生の存在
が、同じく誇り…らしい。
(彼らが口に出すことはないけど…以下略)
で、いつも聞いてもないのに
「同期がー」
「同窓生がー」
と来る訳です。
えっ、中年になって、まだアイデンティティがそこなの…?
今、同じ部署の人にもこういうのがいますが、見てると「同期」「同期」と連呼しながら、変な意味で同期と仲が良いみたいです。
ことあるごとに、出世コースに乗った自慢の同期の話題と来ます。
テキトーに相槌打って聞きはしますが、私にとっては正直どーでも良い話です。
ただ、同期との繋がりなど皆無となっている私にとっては、あまりに詳細な同期情報の数々に関心してしまいますね。
どうやら、同期の個人情報が三度の飯より好きらしい。
そいつが良くやってるのは、人事課で働いてる自慢の同期との勤務時間中のチャットみたいなメールのやりとり。
それで部署外秘の人事情報や、民間企業だと一般職の女性陣が給湯室でネタにしてそうな人事がらみの噂話を流してもらってるようです。
どうやら、同期以外の個人情報や人事情報も大好物らしい。
最初はこの人がたまたまそういう人なのかと思っていたけど、どうも情報を提供する方も嬉々としてやってる感じです。
なんで、個人情報大好物なのは他の同期も同じということです。
人事課以外の他の同期とも、こういうノリでネットワークを作って鬼のように連絡取り合ってるようです。
このネットワークの存在がまた自慢らしく、
俺のところには、これだけの情報が集まってくる!
と言わんばかりな態度をしょっちゅう取る始末。
おいおい、勤務時間中に何やってんだよ?
しかも、それを自慢かよ?
こんなどーでも良い情報要らんし…
なんというか…このジメジメした内向きの気持ち悪い文化、私のDNAにはないな…。
若い人やバブル世代を馬鹿にする
そして最後はこうです。
「自分はお前らとは違う」
「自分は特別だ」
(彼らが口に出すことはないけど…以下略)
彼らって、多かれ少なかれこういう思いがあって、他の世代の人を見下してるとこがある…ような気がします。
これが時折言動から見え隠れしてくるのが…めっちゃウザい。
周りからどう見えてるのか、少しは気にしたら?
まぁ、disり尽くしたので、罪滅ぼしで彼らを擁護しとくと、
彼らって、
「競争に勝ってなんぼ」
「組織に尽くしてなんぼ」
という価値観を教育によって叩き込まれた最後の世代でもあります。
良くも悪くも組織に忠実で、
ヒラメみたいに上目指すことしか考えてない奴が多い
世間の理屈より、組織内の理屈を優先させる…その一方、
私生活犠牲にしてでも組織に尽くそうとする
…そんな最後の世代でもあると感じます。
因みに、前に記事にしたのですが、35歳以下の人は仕事にコミットするタイプかなり減ってます。
[blogcard url="https://fire-madogiwa.com/post-14478/"]
「個性を大事に」
「『寄らば大樹の陰』ではダメ」
「終身雇用なんて過去の話」
若い世代ほど、こういう価値観教えられてるし、
「身を粉にして働いても、報われるとは限らない」
という思いも強いですから。
あと、氷河期世代の人って、採用数が少ないせいで、入った時からずっとキツい部署やキツいポジションばかりに配属されがちで、組織からボロ雑巾みたいにコキ使われてる人も多い訳です。
気の毒っちゃ気の毒です。
そんな、今働き盛りであろう彼らの頑張りで組織が持っている…という面も間違いなくあります。
故に、彼らもマウントの1つや2つ取ってガス抜きしないと、やってられんのじゃないかなぁ…?
とは思ったりはしますね。
私が不遜な態度を取って来た周囲の人に、しばしば脳内マウントを取っているのと同じように…
また、私みたいな下の世代から見たら滑稽にさえ見える価値観や文化を、今更「変えろ」と言っても無理筋な気もします。
ただ…そういう行動が他の世代、特に下の世代からどう見えているのか、少しは考えて欲しいなぁと思いますね。
あんまり格好良いと思われてないのは確かなんで。
社内ニートにこんなこと言われたくないだろうけど。