仕事を続けるコツ…社会不適合者・無能編
こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。
投資でマネーマシンを作るにしても、副業を育てて個人事業主として独立するにしても、リーマンやOLやらずにすむ仕組みを作ろうと思ったら、基本的には10年程度の時間はかかります。
なんで、いくら
「働くこと自体に向いていない」
「もう働きたくない」
と思っていたとしても、その間は社畜しながら耐えないといけません。
やれ「早期リタイアだ」、やれ「FIREだ」、やれ「マネーリテラシーだ」…とイキがっても、これができないようだと、基本的にはお話になりません。
これすらもできないなら、婚活に勤しんで専業主婦(主夫)にしてくれる人を探すしかない。
ただやっぱり、社会不適合者が働く期間として10年って長いです。
ストレスに耐えてる間に心身を病んでしまうかもしれないし、無能の程度によっては資産や副業が育つ前に肩たたきされて仕事を失うことだって十分に考えられます。
ということで、今日は、無能でありながら10年以上仕事を続けられている私が、そうできている要因をまとめてみたい。
コンプラを気にする会社に入った
一番大きいのはこれだと思います。
ぶっちゃけ、6割ぐらいはこれじゃないかと。
周知の事実ですが、日本は正社員になりさえすれば解雇規制が滅茶苦茶厳しいです。
明確かつ重大な落ち度がない限りクビにはできません。
ただ、それは世間体を気にして労働基準法をきっちり守る気がある会社だったらの話です。
現実問題として、労働基準監督署もちゃんと機能しているとは言い難く、実態として…まぁ、ガン無視の会社が多いですよね。
外資系とか、中小とか。
そういうところに無能が入社したらどうなるのか、最早説明する必要もあるまい。
だからな…無能だったら、まず第一に…
とにかく、コンプラを気にする会社に入るんだぞ!
給料安くてもいい。オワコンになってても良い。
無能にとって一番必要なのはコンプラです。
正社員オワコン論もあるにはあるけど、何だかんだ言いつつ、正社員の法的な特権はこれからも維持されていくと予想します。
政治家も正社員やその扶養家族を敵に回したら選挙に勝てないですからね。
それが社会にとって良いのかどうかは別問題な気はしますが…。
肩肘張らないことにしている
経験上、無能は肩肘張って仕事するのはやめた方が良いと思うし、私は肩の力は抜くことにしてます。
…というのも、適正のないヤツが変に頑張っても、大概結果が出ずに空回りするだけになるか、最悪の場合、余計なことして周囲に迷惑かけることになるだけだからです。
こうなると、無駄な努力を重ねることになって自分が苦しいばかりか、周囲の人にも煙たがられます。
じゃ、どうするのか?
というと…
「怒られなければそれでいい」というスタンスで割り切る。
60点の出来を心がける。
ってのが私のスタンスですねぇ。
そして…
もっと良いやり方はないか?
なんて…あんまり考えないことにしてます。
考えても良いんだけど、だまーって、言われたことのみを肩肘張らずにダラダラこなしてた方が良いなと。
その方が周囲に嫌がられることはないし、何より自分自身の消耗が少ないです。
「ゼークトの組織論」って知ってますか?
昔むかし、ドイツの軍人のハンス・フォン・ゼークトが軍の人間を使い分けるために、4種類に分類したと言われてます。
こんな感じで。
やる気ないけど優秀な人は、楽して勝つために優れた戦略を編み出すので指揮官に。
能力もやる気もある人には、勤勉かつ優秀なので参謀として指揮官の周りを固めてしっかり働いて貰おう。
やる気も能力もない人は、戦場で使い捨てしてればいいやん。
能力ないのにやる気だけある人は…余計なことばかりしてもう邪魔だよな。
…という具合です。
まぁ…私のような無能って、下手にやる気出すと往々にして「処刑」ゾーンに入っちゃうわけです。
これね…本人は一生懸命でも、周りにとったらたまったもんじゃない。
ということで、無能は無能を自覚して、「処刑」ゾーンに入らないようにやる気をOFFにしておきましょう。
元々ないものを「出せ」と言われてもシンドイでしょうけど、元々あるやる気をOFFにすることは誰にでもできるよね?
そりゃ、努力によって能力高められれば良いんだろうけど、コミュ障や世間一般からズレた感性ってすぐに直るもんでもありません。
仮に直るのだとしてもそれなりに時間がかかることになろうし、その間空回りを続けるんだとしたら、多分直るより先に組織からの信頼失うんとちゃうかな??
因みに、私も新卒入社1年目はやる気あったんですが、今思うに、そのころの私って「処刑」対象だった気がします。
それもあって上司のパワハラを誘発したんだと思ってます。
お前、給料はやるからもう出勤せんとってくれんか?
戦力としてマイナスなんや!ゼロやない!
なーんてドヤされたこともあったなぁ…。
逆に言うと、この失敗から学んでこうしてます。
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無能でやる気がないことを「少しだけ」アピール
無能であることや、やる気がないこと、そして、完全に出世を諦めていることを「少しだけ」「それとなく」周囲にアピールすることにしてます。
これ、あまり露骨にすると、
じゃ、辞めろよ、お前!
と言われてしまうんで、「少しだけ」「それとなく」というのが大きなポイントだと思われます。
具体的には…
「僕、社会不適合者なんで…」
「残業代ゼロ上等ですね」
「休職歴のある自分はどうせ傷物」
「自分は今更上に忖度しても無駄な立場」
「いくらカネ積まれても災害で徹夜なんて嫌」
等々…管理職相手に雑談交じりに数々の「窓際族語録」を残しています。
これ、何が良いのかというと、過剰な期待をされなくなるんですよね。
大体において
コイツに任せて失敗されるぐらいなら、他の持ち駒を使うか…
となり、実力に見合わない重要な仕事やキツい仕事は来なくなります。
苦手は「克服」ではなく「対策」する
これやってる人結構多くないですか?
私のように無能じゃなかったとしても重要な視点じゃないですかね?
さっきも言いましたが、苦手なことやできないことは、克服できたらそれが一番です。
これは言うまでもありません。
ただ、苦手を克服するのって凄い大変なんですよ。
ということで…
苦手は「克服」するのではなく「対策」する
ということを私は意識してます。
この方が圧倒的に省エネ。
例えば、英語の読み書きは得意だけど、話したり聞いたりってのが苦手って人も多いんじゃなかろうか。
ぶっちゃけ私もそうで、ペーパーテストではそこそこ点取れるんですが、生身の人間相手に使いこなせるかとなるとかなりビミョーです。
それで、民間時代に海外とやり取りする時にやっていた手が、海外の取引先からの連絡は極力メールにしてもらうってこと。
まぁ、時差もあるんで、アジア圏以外なら頼まなくてもそうしてくれる感じでしたが。
そら、「話せるようになりたい」って気持ちは今もありますけど、やり方がマズかったせいかどうやってもダメでした。
今思えば、色んなことやって浪費した時間が本当に勿体ない。
ある程度やってダメならスパッと諦めて、別のことに時間使うべきだったと思ってます。
多分ですけど、何年か海外に移住して英語圏での生活を経験しちゃうのが一番手っ取り早いし、日本国内で試行錯誤しながら勉強するよりよっぽどコスパ良いんだろうなぁ。
リタイアしたら何年か海外住んでみたいなぁと思わなくもありませんね。
大切なのは気持ちの余裕か?
上記の内容は、新卒の時からしてたものもあるし、30代で体を壊してから気づいて取り入れたものもあります。
私のやり方が他の人にも有効かとなると、よく分かりません。
ただ一つ、絶対の自信を持って言えるのは
無理と背伸びは絶対にしないほうがいい
ということですね。
10年働くってマラソンみたいなもんですから、自分の実力を意識せずに最初から突っ走ったら42.195km持ちません。
あと、今になって「やってれば良かったな」と思うのが、根拠なくても良いんで
「嫌ならいつ辞めても良い」
って思っておくことかな。
私がこう思えるようになったのは、30代に入ってある程度お金が貯まってからです。
でも、こう思うだけであれば新卒1年目からできたと思うし、こういう気持ちの持ちようだったらもっと楽に働けたんじゃないかなぁ…って今では思います。
人間不思議なもので
「辞めるわけには行かない」
って思ってると、逆に気持ちが追いつめられて返って辞めたくなっちゃうもんなんですよ。
大切なのは気持ちの余裕ですね。
嘘でも良いから気持ちの余裕だけは持った方が良いんじゃないかと。