「同期」という存在がウザかった
こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。
今日は民間時代の嫌な思い出について少し語りたい。
あまり読んでいて気分の良い記事ではないかも知れません。
民間時代、私は「同期」という存在がウザくて仕方がありませんでした。
幸い今は転職組としての入社なんで、同じ日に入社した人自体は沢山いるのですが、お互いの「同期」という認識はそこまでないし、とっくに繋がりもなくなっています。
この点に関しては、今の方が絶対に幸せだと思ってます。
ウザさの原因の半分は、私が自分の力不足で負け組社員になってしまったことです。
もう半分は建前社会の気持ち悪さが凝縮されたような関係性だったことです。
個人的には、もう二度と「同期」なんてもの持ちたくないですね。
「みんな仲良し」…な訳ねーだろ!
まず、私が負け組になった云々関係のない話から行きましょう。
同期の人数にもよりますが、中堅企業だったら大卒だけでも20人ぐらいは採用しませんかね?
私が新卒で就職した会社なんか、まさにそんな感じでしたが。
これだけの人数がいると、必ず一人や二人、虫の好かない奴や生理的に受け付けないようなのがいるものです。
当たり前のことだけど、同期であろうと、お互いに良く思っていないケースは結構あるもの。
だけど、殆どの会社では、入社する時の研修や懇親会で人事や幹部から
同期は宝物だ、財産だ。ゼッタイ大事にした方が良いよ!
と、刷り込まれるし、その後の会社生活の中でも偉い人からことあるごとに似たような事を言われます。
私の前職もそうでした。
そのせいで、実際には顔の皮一枚下では啀み合っていても、
「同期はみんな仲良し」
という建前だけはみんなで守ろうとするケースが非常に多いようです。
私の前職もそうでした(2回目)。
私はまずこれが滅茶苦茶嫌なんですよ。
前の勤務先では、顔も見たくないレベルで嫌いな同期とかもいましたけど…
なんで、こんなやつと仲良しの振りしなきゃいけねーんだよ!
ってずっと思ってました。
数年経てば同期会が修羅場に
さて、次は
自分が負け組になった時、「同期」という存在がいかにキツいか…
というお話をしていきたい。
当たり前ですが、仕事もライフステージも新卒だった時はみんな横一線です。
でも、数年経てば差がつき始め、アラサーあたりになると越えられない壁が出現し始めるものです。
まず最初に差がつくのが、新卒時の配属・上司ガチャでしょうか。
で、数年経てば人事査定にも差がつき始め、結婚する人もポツポツ出てきます。
アラサーともなれば昇格すんのも出始めて、子供を持つ奴も増えてきます。
こんな中で、定期的に開かれる同期の飲み会で負け組に対してよく行われるのが
「そのうち頑張ってりゃ良いことあるよ〜!」
なんて感じの無責任かつ楽観的なリップサービスです。
私は若くして仕事を干されて結婚するのも遅かったので、何度こういうリップサービスを頂戴したことか。
中には得意と幸せの絶頂で周りが見えなくなって、同期会で自慢話やマウントのオンパレードする奴もいるわけですけど…
中途半端な気遣いってのは、こういう露骨なマウントよりもずっときつい。
他の同期と距離をおいていなくて負け組に堕ちた場合、年齢や社歴とともに嫌な思いをするシーンがどんどん増えて行くんですよ。
周囲の関係のない人からも、事あるごとに他の勝ち組の同期と比べられるしね。
これ、本当にキツいですよ。
同期って存在は罪なものです。
赤の他人の幸せアピールなんて何とも思わないですが、下手気に横一線で和気藹々としていた時があると、
「その後こんなに差がついたのか」
となって、無茶苦茶惨めな気持になるんです。
良く考えてみると…
「同期はいいものだ」
と言っている人達を見ると、みんな社内で一定以上の成功を収めてる人なんですよねぇ。
つまり、マウント取ったりリップサービスしたりする側です。
コイツら、仮に何かの事情で負け組になってたとしたら
同じこと言うのかなぁ??
と私なんかは勘ぐってしまいます。
負け組になるリスクは誰にでも
勝ち組やできる人に言わせれば、
それが嫌なら頑張ればいいだろ!?
という話だと思います。
でも、ことはそう単純じゃありません。
負け組に堕ちるリスクは誰にでもあるからです。
社内で勝ち組になれるかどうかって、その人の能力や努力と同じぐらいに運の要素だって大きいです。
新卒時の配属ガチャや上司ガチャなんてその典型。
私も上司ガチャで「ハズレ」引きましたけど、最初にそういうので躓いてしまうと挽回するのめっちゃ大変ですよ。
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私の場合は実力もアレなんで、「当たり」引いていてもいずれ堕ちてたと思いますが…。
途中まで順調だった人が、何かの都合で梯子を外されるケースだってかなりありますよね?
ある程度の年数リーマンやOLしてれば、まともな人が冷や飯食わされてる光景いくらでも見たことあるハズ。
負け組になるのなんて、誰にとっても「明日は我が身」なんですよ。
そうなった時、追い打ちをかけるように自分を追い詰めてくるのが「同期」という存在です。
「同期とは距離をおく」という選択もアリ
…以上のことを考慮すると、人事や幹部や上司が
「同期は大事にした方が良い」
「同期の存在はかけがえのないものだぞ」
…と、新卒の子に無闇に説くことには疑問を感じざるを得ません。
また、新卒の子にしてみれば、自分が負け組に堕ちるリスクを考慮するのであれば、
同期とは少し距離をおいておく
同期とは仲良くしすぎない
というのも立派な選択肢だと思うんですよね。仮に負け組に堕ちてしまった場合、絶対にこっちの方が精神衛生は良いです。
一つ断っておきますが、別に私は
「仲良くするのがいけない」
というつもりは全くありません。こっちにもそれなりにメリットあるのも確かなんで。
ただ、この手の社内サバイバル術は幹部や上役の言う事ばかりを聞いていると、勝ち組目線からの情報しか入って来なくなるので注意が必要ですね。
まぁ、私なんかはそういうの抜きにしても、犬猿の仲のヤツもいるのに「みんな仲良し」って建前を死守し続ける気持ち悪さにはちょっと耐えられないかなぁ…。
なんにせよ、「同期」なんてものが事実上いなくなった今の方がずっと幸せですね。