社会不適合者はゆるブラック・パープル企業を賢く利用しよう
こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。
ゆるブラック企業やパープル企業って知ってます?
端的に言えば、仕事は楽だけど処遇がイマイチな会社のことです。
最近は、
ゆるブラック企業やパープル企業に行きたい!
…なんて人もいるようですね。
そして、それに対する批判もあるようです。
私は、狙ったわけではないのですが、結果的にパープル企業を上手く利用してここまで生きてきてしまいました。
そんな私としては、
もし自分が社会不適合者なのであれば、パープルやゆるブラックを上手く利用してしまえば良い
と考えています。
※21/11/10 リンクを追加の上、一部加筆しました。
パープル企業とは
簡単に言えばこんな感じです。要は処遇は良くないけど仕事も楽って会社です。
パープル企業が生まれる背景
まずはここから。これについてはケースバイケースと言うしかないですが、ありがちなケースはこんなパターンです。
- 簡単には潰れない背景を持った会社が
- 参入障壁が高い業界
- 事業の成功モデルができあがっている
- 過去に稼いだキャッシュをたんまり貯めている。
- お上とコネクションがある …etc
- その背景に胡坐をかき、守りに入って積極的な事業展開をしなくなる
- 会社組織が緩み切って業績がジリ貧になる
- パープル企業が誕生する
社会不適合者なら利用価値あり
ゆるブラックやパープルで働くことについては、色んなところでdisられてます。
その理由については色んなサイトで触れられているのでここでは触りませんし、私もそれはごもっともな話と思います。
でも、社会不適合者の私はパープル企業のおかげで野垂れ死にせずに済みました。
ブラック企業は絶対悪ですが、パープル企業は絶対悪ではありません。
必要としている人はいるはずだし、そんな人が上手く利用する分には全く問題のない存在だと思うんですよね。
激務型企業に行っても潰れるだけ
現実的な話として、サラリーマンとしての能力や適性に欠ける人が図の右半分に就職しても潰れるだけです。
社会不適合の程度にもよるけど、私が見て来た中では数か月で潰れた人もちょくちょくいました。
能力低くて仕事できない故に周りから叩かれ通しで、入社後すぐに病むとか非常によく聞きます。
私も新卒時代に能力の低さでパワハラ誘発して死にそうになりました。
[blogcard url="https://fire-madogiwa.com/post-398/"]
心身壊さなかったから良かったものの、もし潰れていたら人生がパーです。
左半分エリアの企業に出口戦略考えずに長居すると腐ってしまう…って部分は確かにあります。
でも、どんな仕事であれ、まずは5年10年続けられるものを選んでおかないと人生プランなんて描けっこありません。
右半分の会社行って潰れるぐらいなら左半分に行けばいい。
のんびり型企業なら時間稼ぎができる
緩い環境の図左半分の会社であれば社会不適合者でも割と続けられます。
つまり、時間稼ぎができます。
これ、重要です。
社会不適合の程度にもよりますが、図の左半分に新卒で就職してれば少々のダメリでも10年前後は続けられるんじゃないの?
パープル行って何もしなければジリ貧になるだけですが、それだけ時間を作った訳ですからその間に色んな手が打てます。
10年あれば色々できます!
その間に企業から自立するための手が打てる
収入を少しずつ複線化して会社への経済的依存度を落とし、いつ辞めてもいいという形を少しずつ作っていけばいいんです。
収入を複線化する手段は大きく分けて2つあります。
- 投資:節約に励んで作ったお金を投資に回す。
- 副業:少しずつ小さい規模から何か自分でビジネスを始めてみる。
これ、両方少しずつってのが大きなポイントです。
投資でも副業でも最初は小さく始めて様子見ながら、方向性が間違っていないことを確認しながら、だんだんに規模を拡大させていくのがポイントです。
何をやってもそうですが、最初は誰でも初心者だし、失敗しながら上手になります。
初心者の分際が垂直立ち上げなんかしたら、高確率で火傷します。
投資は株式インデックス投信の積み立てあたりから初めて、少しずつ扱う額を大きくしていく感じで良いと思います。
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副業に関しては多額の元手がかかるものに手を出して失敗した場合、再起不能になりますから注意。
なるべくリスク取らずに始められるものが良いですね。
ネットを使ったものならほとんどノーリスクで始められるのでお勧めかもしれません。
企業から自立したらどうなるのか
今私が実感してるんですが、完璧じゃないにしても会社への経済的依存度をある程度下げられれば、条件下げてでも転職という選択肢が生まれてくるんで、色々なメリットが生まれてきます。
- 安心してパープル企業というヌルい環境で働き続けることができる
- やりたくない仕事は嫌だと言える
- 嫌いな上司や同僚に塩対応できるようになる
- 参加したくない飲み会等の社内イベントは堂々と断れる
そもそも、パープル企業で働く大きなデメリットとして、
何かの理由で転職しなければいけなくなった時、何のスキルも身についていないので非常に困る
というものがあるのですが、会社への経済的依存度を落とせば、まずこれを気にする必要がなくなります。
何かの理由で会社を辞めるハメになっても、条件下げられれば転職のハードルは下がりますからね。
そして、この域に来ると、パープル企業の長所である
ヌルい環境で働いていてもしっかり給料が貰える
という部分のみを会社から美味しくいただくことができます。
そして、転職や失業を気にする必要がなくなってくると気持ちの持ちようも変わってくるんで、ストレスフリーで働くことができます。
会社や上司の顔色伺う必要もなくなりますしね。
そうやってサラリーマン生命を延命してる間にさらに独立へのアクションを起こしていけば活路は開けると思います。
ホワイトの問題点
もちろん、ホワイト行ければいいけど、色んな意味で割に合わない部分あるんですよ。
入社難易度が高い
はい、なんといってもまずはこれです。世間にホワイトだと知れ渡っているケースも多いんで、そうなると競争率が半端ない。
社会不適合者が受けたところで、仮に学歴や資格などのカタログスペック良くても、多くの場合は面接で瞬殺喰らいます。
私立大学職員なんかモロにそうですが、結局、ハイスぺもしくはコネのあるやつしか受からないケースが多いですよね。
時間の経過とともにホワイトじゃなくなる場合も多い
これ、マジで多いんですよ。
苦労してホワイトに就職しても、その後ホワイトじゃなくなるというケース。
何のために頑張ったんだって感じですが、多い。
私が新卒で就職した会社もこれに近かったような。
あそこの場合はホワイト気味のパープルからガチパープルにシフトして行った感じですね。
同じ条件で転職するのが難しい
ホワイトに行こうと人生何があるか分かりません。
自分の意思に反して会社を辞めなければいけなくなることや、辞めた方が良い状況に追い込まれることだってあります。
その時、良い待遇で雇われていた人ほど、条件を維持して転職するのが難しい訳です。
「辞めたら次はない」って考えながら働くのって、想像以上に辛いですよ。
詳しくはリンク先で。
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「普通」に惑わされない
色んなところで、ぬるい会社に行くとキャリア形成上問題があるとか散々の叩かれようで、その意見がおかしいとは私も思いません。
だけど、それは一般論であって、人並の能力やサラリーマン適性を持ち合わせている人の話。
それがない人が普通の人と同じように行動したって上手く行くはずありません。
社会不適合者の人生って、普通に生きること諦めた時点からがスタートな気がするんですよね。