長期投資とは未来予想です

お疲れ様です。

窓際投資家です。

当ブログでもちょいちょい触れてきたことではあるんですが、私は投資商品を買う段階で

「これは超長期でガチホだな」

「これは中長期かな。ある程度利益が乗ったら半分は利益確定やな。」

「これは短期目線。利益乗ったらすぐ逃げよう。」

といった具合に、銘柄ごとにスタンスを明確にして買っています。

一応、自分の中での定義を書いておくと

超長期…一生もの、もしくは相続前提

長期…5年以上

中期…半年から数年

短期…数か月程度

ぐらいの感じです。

まあ、これは多くの投資家がやってるんじゃないかと思うんですが、ここらは「御多分に漏れず」といったところでしょう。

最近改めて思うんですが、短期には短期の、中期には中期の、長期には長期の難しさがあるなということ。

私はどちらかというと、中長期スパンでやるのが向いてる感じではありますが、結局は、その人その人に合ったやり方があるんだろうなと最近は思います。

インデックス投信積立以外のやり方に再現性はないですからね。

長期投資は本当に美味しいのか?

中長期投資を中心にやってる私が言うのもおかしな話なんですが、

長期投資を他人、特に初心者に勧められるか?

って言われると、万人にはお勧めできないと思ってます。特に初心者には。

その理由から語っていきたい。

さて、私が思うに、長期投資の基本スタンスとしては…

長期投資の基本
  1. 今後世の中がどう動いていくのか、自分なりに考えてみる。
  2. そのシナリオに基づき、どういう投資行動をしたら得なのか考える。
  3. ノイズを無視して自分で決めたことを地道に淡々と実行する。

ということだと思うんです。

結局、長期投資は未来予想の精度にかかっている訳です。

自分なりに考えて出てきた未来予想図が正しければ良いんですが、そうでなかった場合、悪い意味でそれ相応の結果になってしまうんですよね。

そして、言うまでもなく、

我々は予知能力者なんかじゃありませんから、正しく未来を予想することなんて基本的にはできません。

ここらが長期投資の難しさであり、怖さであると思うんですわ。

昨今は、有名投資ブロガー・インフルエンサーの中にも、

「優良株を長期投資すれば良い」

と訳知り顔で言ってる人も少なくありません。

まあ、実際それはその通りなんですけどね。

言うまでもなく、株式の場合、投資家から集めたお金で企業は生産活動をするわけですから、

短期ではゼロサム

長期ではプラスサム

となるわけですよ。

だから初心者ほど、優良株を掴んでジッと動かずにガチホしておけば良いと。

ゼロサムゲームを避けてプラスサムのエリアで勝負しようと。

理屈として、それは正しいです。

そして、ここら辺が長期投資のメリットなんだと思います。

ただなぁ…こういう人って簡単に「初心者は優良銘柄を長期で」って言うけど、これってそんなに簡単な話でしょうか。

10年オーダーぐらいで考えたとき、

その会社が優良企業であり続けるのか?

そして、

その株式が優良株であり続けるのか?

…これを予想するのは基本的には人間にできる芸当ではないんですよ。

特に初心者なんかには滅茶苦茶ハードル高い話だと思うんです。

もう一度言いますが、人間に予知能力なんかないから。

敢えて10年オーダーでガチホできる金融商品を挙げるとしたら、インデックス投信(特に全世界株式型)ぐらいのもんでしょう。

あれなら、個別企業がいくら死んでも、「金融」とか「株式」ってものがオワコンにならない限りは大丈夫ですからね。

私が思うに、個別株で安心して10年持っておける銘柄なんかないと思います。

ここに対するキチンとした説明をしてる長期投資推奨のブロガー・インフルエンサーや経済アナリストを、私は見たことがありません。

ま、前も言いましたけど、恐らく、こういう事言ってるご本人の運用成績自体が大したことないんでしょうね。

[blogcard url="https://fire-madogiwa.com/post-21138/"]

長期投資家は歴史を勉強せよ

長期投資の一番のボトルネックは、人間に予知能力なんかないということだ

という話をしました。

逆にいうと、これを解決できるか否かが長期投資の肝であると言っても良いです。

何度も言うように、我々は予知能力者ではないので、基本的に未来を予想なんてできやしません。

ただ…

ピッタリ予想を当てるのは不可能だとしても、「当たらずとも遠からず」で良いのなら、十分に可能な気はしています。

そのために何をするか?

私が思うに、

歴史を勉強しろ

ということだと思うんですわ。

刻一刻と社会情勢も変わり続けるし、過去と全く同じ現象が再現されることはありません。

江戸時代が2回来るわけじゃないし、同じ波は二度と来ないのは確かです。

それはそうなんですけど…

歴史を勉強すると、

この手のことが起こると

人間はこういう気持ちになって

結果的にこういう現象が起こる

という、一定の法則めいたものが見えてきます。

全く同じことは二度と起きないにしても、似たような行動繰り返してるのが人間ってもの。

何百万年もの進化の結果脳に刻み込まれたプログラムが、文明持つようになったせいぜいここ数千年なんかで変わるもんじゃありません。

国民性だってDNAレベルで違っていて、それが各国の歴史に表れているところも勉強になります。

最近の日本の例で行くと、第二次大戦中の

「欲しがりません。勝つまでは。」

的なメンタリティが、令和のコロナ騒動においても

「自粛警察」

「コロナ警察」

みたいな形で見事に再現されましたよね。

日本人や日本社会は、一度群集心理に火がつくと、あらゆる理屈が通じなくなって制御不能になる。

そしてあり得ないことを始めてしまう。

…そんな危なっかしい部分を持っている、というのが歴史を見たら分かる訳です。

こういうケーススタディを利用して未来予測しようってわけですね。

私なんかは結構、この手の第六感は働きます。

おそらく、大の歴史好きだからだと思うんですよ。

第六感が働くのも、結局はデータベースにたんまりとデータがあるからだと思うんです。

余談ですが、短期・中期で利用価値が高いチャート分析ってのも、これと同じように「変わらない人間のサガ」を参考にして相場を予想しようって手法ですね。

私の未来予想図

はい。ここからは自慢話です。

ちなみに、私はリーマンショック後の焼け野原で投資を始めたんですが、そのころの私が掲げた未来予想図はこうでした。

リーマンショック後に掲げた未来予想
  1. 借金漬けな上に少子高齢化が進む日本に未来はない。
  2. そんな国の通貨が世界最強なんておかしい。
  3. この円高も長くは続かない。今のうちに海外の資産を買おう。

当時、世界各国で金融危機に対応するために積極財政してて、自国の輸出産業のために通貨安競争してました。

それに負けた日本はめちゃくちゃ円が高くなって、ドル/円が80円台をウロウロ。

今じゃ考えられないレートです。それが企業収益を圧迫してる感じでしたね。

このシナリオに則って、日本株には目もくれず海外の株をドシドシ買っていき、大きく利益を取ることができました。

当時は外国株専門の日本人投資家なんてほとんどいなかったなぁ…。

はい。自慢話はここで終わり。

さて、そんな私が今描いている未来予想図はこうです。

今考えてる未来予想

今より通貨が信用されなくなり、「金融」ってものに疑問が投げかけられるようになる。

その結果、金融資産から実物資産へ財産のシフトが起こる。

ここら辺、感覚的なものを、上手く言葉にできないところがあって申し訳ないですが…

投資の世界にどっぷり浸かってて思うようになったんですけど、

「金融」って、架空の数字だけがブクブクと膨れ上がっていく、ある種人間が作り上げた虚構だと思いません?

言うまでもなく、この「架空の数字」ってのがお金です。

今は不換紙幣の時代ですから、国や経済の都合でいくらでも通貨を発行出来ちゃいます。

何かあるたびに中央銀行は通貨をいとも簡単に発行しちゃいます。

人や企業や政府が借金すればするほど、見せかけのお金が増えるっていう「金融創造」(説明は割愛します。知らないならググってください。)なるものもあります。

こういう理屈で「架空の数字」が実態のない泡みたいにブクブクと膨れ上がるんですよね。

現状、この「架空の数字」のために、人間は必死で働いたり、欲深くなったり、一喜一憂したりしている訳ですが…。

当たり前の話ですが、数字だけがブクブクと膨れ上がっても、この地球上で人類が利用できるリソースが増えるわけじゃありません。

むしろ、人類が使い倒して増えるどころか減っています。

多くの人は通帳の数字が増えて財産が増えたように思ってるみたいですが、私に言わせれば、

「こんなただの数字に価値はあるの?」

といったところです。

そろそろ、この馬鹿らしさや危険性に気づく人も増えてくるんじゃないかと思ってるんですよね。

まぁ、そうは言っても、金融システムってものがあって「架空の数字」で人間を上手く踊らせてるからこそ、現代の豊かな生活があるのも確か。

私だって、金融システムの存在価値までを否定するつもりはありません。

だから、「金融」ってもの自体がオワコンになるまで行くか?っていうと多分そこまでは行かない気がしてます。

いざとなったら、人類が全力で守る気がしてます。

でもやっぱり、ここ100年ほどの世界情勢を見ていると「やりすぎ感」は感じますよ。

世界恐慌やリーマンショックみたいに、金融システムが人間に牙をむくケースもちょくちょく出てきていますし、金融のせいで首吊る人がそれなりに出てきてしまっています。

やりすぎれば揺り戻しは必ずあるし、もっと言えば、虚構めいたもので人を騙し続けることはできません。

なんで、「金融」ってものの考えが出てくる前の、実物資産文化への揺り戻しが起きて、金融システム自体にもそれに合わせて何等かの修正が入るのかもなぁ…と思ったりしてます。

まぁ、何度も言うようですが、私にも予知能力なんかありませんので、この予想に責任持てるか?って言うと全く持てないです。

そこは悪しからず。

何より、当ブログでも散々言ってきましたが、お宝系実物資産だって欲しがる人がいなければただのガラクタだし、そんなガラクタに富裕層向けのオークションで高値が付いてることだって十分に虚構と言えますよ。

「虚構だ」なんて言い続けたらキリないんですよ。

大きな目で見ると、「財産」なんてもの自体が虚構なんです。

今後予想される財産課税やマイナンバーへの対策だけでなく、こういう意図もあって私はお宝系実物資産投資もしてるわけですが、果たしてどうなるやら。

私にとっては投資は趣味でもあります。

楽しみながら、ぼちぼちやっていきます。