近況:底はまだまだ先じゃないの?
こんにちは、そしてこんばんは。窓際投資家です。
しばらく投資について書いていなかったので、近況や相場を眺めて思う事を書いていきたいです。
荒れた相場が続いていますが、大部分の銘柄は握ったままです。
ただ、投機と割り切って遊んでいたエネルギーセクターからは撤収しました。
エネルギーETFから撤退
資産の数%で投機と割り切ってエネルギーセクターのETF(NYSE VDE)を買って遊んでいた私ですが、撤退しました。
[blogcard url="https://fire-madogiwa.com/post-15697/"]
[blogcard url="https://fire-madogiwa.com/post-16496/"]
損益はほぼイーブンです。
資金はMSCI-ACWI連動のインデックス投信(オルカン)に収めておきます。
というのも…
米国の利上げの影響からか、原油以外のコモディティ価格が落ちてきているのを見て、原油もぼちぼちヤバいのでは?
と思ったからです。
例えば、こんな感じです。
銀はこんな感じ。
黄土色のラインが25日線、緑のラインが75日線、紫のラインが200日線です。
銅も…
さらには、ウクライナ危機の影響をモロに受けそうな小麦はというと…
そして、これも戦争の影響受けそうな天然ガスまでもが…
ただ、原油だけは少し粘っています。
全体的に利上げによるインフレ退治の効果は出てきている感じです。
原油が値下がり喰らえばエネルギーセクターは持たないと思われるし、VDEの値動きそのものもここのところ芳しくない感じだったので、75日線切った時点で撤収です。
まぁ…戦争その他の政治的な要因もある話なんで、まだ分からないっちゃ分からないです。
だけど、私の経験上、投機的な話に関しては違和感感じたらサッと引いてしまった方が良い気がしてるんで引きました。
何より、政治や戦争の話となると経済や金融の理屈では解決できないし、先も読めません。
ワザワザこれ以上危ない橋を渡りたくない…と考えました。
「もう」は「まだ」
さて、他人のブログをちょくちょく拝見させてもらいますが、この半年の株価下落で
「これだけ下げたなら、割安だ」
「今が買い時だ」
と仰る人が少なからずいるようです。
まぁ、私自身もそう思わなくないですよ?
例えば、メタプラットフォームズとか、グロース株なのにPER11倍。
そりゃ、成長性に疑問が投げかけられてる状況でリスクはあるんだろうけど、現状、ちゃんと利益は出してる訳だし、経営者は若くて超優秀です。
エヌビディアやAMDやペイパルだって売られ過ぎではないのかと思います。
なんで…落ちて来たナイフで怪我をするのを承知で、今こういう銘柄を拾っていくのも間違いではないと思います。
だけど、私は今の感じだとまだまだ株価は掘ると思うんですよね。
いつの下落相場でも共通する法則が
- 「買いだ」と言ってる人がいるうちはまだ下がる
- 悲観を通り越して世間が無関心になった時に、ひっそり反発を始める
というのがあるからです。
リーマンショックの時も、下落トレンドの初期は「割安だ」とか「買い時だ」とか、メディアやアナリストが言いまくってましたから。
理屈としては、売る人がみんな売って、退場する人がみんな退場しないと、反発しないんですよ。株価は。
強気の人がいるってことは、その人達のうちの何割かが今後態度を変えて売りに転じる可能性があるという事です。
つまり、売り方の弾薬がまだまだあるということなんです。
昨今の状況を見ると、さすがに去年の暮れみたいに、リスクなんてないかのようにイキがっている初心者はいなくなったようですが、「今が買い時」…みたいなこと言う人はまだまだいます。
(何を隠そう、私も3月ぐらいまではそう言っていたorz。)
また、コロナ相場で人気を博した夢を語るだけのチャラい銘柄の値動きを見ていると、株価そのものは相当やられていますが、低位で乱高下してて、売られた後は一日で5%とか反発したりもしてます。
あと、気になるのが、破壊的イノベーションを起こす可能性を秘めた会社に投資するキャシー・ウッドの旗艦ETF、ARKK。
去年まではコロナ相場の申し子みたいにワッショイされましたが、今年に入ってからはコテンパンにやられてます。
…やられているんですが、未だに資金の流入はそこそこ続いている模様です。
[blogcard url="https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-06/REM7SADWRGG001″]
まぁ、このファンドやこのファンドが投資してる会社をdisる気はありませんし、個人的にはむしろ好きなんですが、この手のものに期待する人がまだまだいるという現状では、底はまだまだ先じゃないですかね。
下手に動くのは失敗のもと
ただ、底がまだまだ先(の可能性が高い)と言うのも踏まえた上で、私は個別も含めて大部分の銘柄は持ち続けようと思います。
何だかんだ言って、いつ反発を始めるのかは誰にも分からないし、荒れてる時には下手に動くと返って資産減らしますから。
(レバレッジとかかけてリスク取りまくってる人は畳んだ方が良いんじゃないかとは思うけど。)
そして、ブログ村で記事のタイトルだけザーッと見て行くと、インデックス投信の積み立てを下落相場で停止する人がいるようですね(呆れ)。
…いやいや、それは愚の骨頂やろ…。
- 感情に左右されずに淡々と買いを入れていけること
- 相場低迷時には多くの株を買うことができること
がドルコスト平均法による積み立てのメリットのハズです。
それを折角始めたのに、自分の感情で積み立て停止してどうすんだよ…。
一体何のために積み立てやってたんでしょうね、そういう人は。
まぁ、そういうお馬鹿さんは放っておいて、私はこれからも月給から淡々と買いを入れて行こうと思います。