大きな政府が国民を分断させてるのでは?
こんにちは、そしてこんばんは。
先週は職場から戦力外通告を受けた窓際投資家です。
さて、ここ最近、政府は何やっても叩かれてます。
一番の違和感は、困った人を助けるためのパッケージを沢山作ろうとするのは良いとしても、楽しい大増税がセットになっていること。
所謂、「大きな政府」という奴です。
そりゃね、フリーランチは存在しないのは分かっています。
困ってる人を助ける必要があるのも知ってます。
ただ何というか…
「自民党って保守政党じゃなかったの?」
というツッコミというか疑問は横に置くとしても、私なんかは…
困った人を助けるのに、ワザワザ政府が税金取って動く必要あるんだろうか?
その弊害も大きいよ?
と思ってしまうクチです。
最近思うのが、
そうやって政府が動くことによって、どんどん国民の間で分断が起きてしまっていること。
強欲むき出しの国民
私は福祉関係の仕事はしたことないんですが、私の父親は民間を定年になった後、障害者支援の嘱託やってます。
嫁さんの母親も、もう働いてないですが、現役時代は福祉系の公務員でした。
2人が口を揃えて言うのは、こういう内容です。
「施設の利用者の親御さんとか、難しい人が多い」
「何をしてやっても、『やってもらって当然』という態度で全く感謝してくれない人がそこそこいる」
「際限なく色んな要求してくる人がいる」
…これを聞いて、私も
「さもありなん」
と思ってしまいました。
最近はうっかりヤフコメとか見てしまえば、子育て支援に関する記事についたコメント欄なんかでは、子育て中と思われる人がひたすら
「カネ出せ」
と錦の御旗振りかざしていたりするし、
政府が給付金を出すアナウンスが出ようもんなら、ネット上には
「俺にも寄越せ」
の声が溢れかえります。
公助を強化&共助が崩壊
一つ断っておきますが、
経済的には保守寄りな思想を持っている私でも、世の中に助け合いって必要だと思ってます。
ただ、問題はそのやり方ですよね。
よく言われる話が、
自助…まずは自分で頑張れ
共助…それがダメなら周りの人に助けて貰ってくれ
公助…それでもダメなら行政が税金使って助けるよ
これが3本柱だと。
最近の流れとしては、特に岸田さんが首相になってからは、増税とセットで公助を強化する流れですよね。
その一方…
個人主義が浸透して邪魔くさい人付き合いを嫌がる人が増えたせいか、
多様性が幅を利かせすぎて価値観を共有できる人が少なくなったせいか、
はてまた公助が強化されて必要性が薄れたせいか、
…多分全部でしょうけど、共助は特に都市部では崩壊してます。
公助最大の問題点:相手の顔が見えない
公助、要は税金や社会保険料を政府が徴収して、そのお金を使って困っている人を助けるスタイル。
…ネット見てても、
実父や義母の話聞いていても、
役所内で私自身が耳にする話聞いていても、
公助って結構問題孕んでるよなぁって思いますよ。やっぱり。
私が思うに、一番何が問題って、
エージェントとして政府が間に入ってしまっているがために
助け合いする時に、相手の顔が見えないんですよね。
だから、国民お互いに遠慮や思いやりが一切なくなってしまうんです。
税金で助けて貰う側の人は、助けてくれる側の人の顔が見えません。
見えるのは、「ルールだから」と事務的に給付する役所の窓口の人の顔ぐらいでしょう。
その給付金、元々は納税者が一生懸命働いて稼いだお金だってのが見えないんです。
だから、すぐに遠慮がなくなって、ふんぞり返ったり、際限なくクレクレ言い出すのです。
逆に納税する側としても、困ってる人や苦しんでいる人の顔や様子が見えない。
どんなに困ってるか、どんなに苦しんでいるか、全然見えないんです。
見えるのは、高額所得者や資産家を犯罪者のように扱う税務署員や政治家の顔ぐらいのもんです。
これじゃ、
「税金で何とかあの人たちを助けてやろう」
なんてなる訳もなく、
「努力して稼いだカネなのに、なんでこんなに払わないといけないんだ」
と冷たくなる訳です。
私も当ブログで大分そういう投稿をしてきましたけどね。
結局、お互いを思いやる意識がなかったら、どんな制度もまともに運用できず、立場ごとの分断が生まれるだけ。
で、人間、相手の顔が見えなくなると、すぐに思いやりなんてなくしてしまうんです。
今政府がやろうとしてることって、こういうもの。
政策の内容以前の話として、政府が間に入ってしまう構造自体が問題な気がしてます。
そして、極めつけは間に入っているお役所自体が巨大組織であること。
税金を徴収する部署と執行していく部署は組織が全く別だし、顔の見えない赤の他人のお金を有効活用できるほど人間賢くないんだよなぁ。
共助に復活してほしいけど、それって無理ゲー?
だからねぇ…
もう政府は最低限の仕事してくれたらいい。大きな政府になろうとしないでくれ!
って私なんかはやっぱり思うわけ。
特にここ最近は、政府が動けば動くほど問題が大きくなってる気がしてならないんですわ。
人付き合いが嫌いな社会不適合者の私ですが、こういう世間を眺めていると
税金もっと安くした上で、
手の届く範囲でお互いに助け合って生きられないんだろうか?
そういう方向に国民を誘導する政策とかないのかな?
…なんて思ったりする今日この頃です。
全てを行政にさせるのは無理がある上に、上記のような弊害もあって、
現実的にそうしないと社会崩壊するだろ?
って思うからです。
自分の話として置き換えても、同じ10万円払うんだとしても、
税務署に10万円持っていかれる
or
近所の困ってる人を助けるのに10万円かかった
では、同じ10万円の出費だったとしても、精神衛生が全く違います。
断然、後者の方が精神衛生良いです。
現実的に金持ちに弱者を助けさせないといけないってのはある程度あるだろうし、
それならせめて、
気持ちよく負担を引き受けて貰えるようにはすべきじゃないの?
でも、多様性だの、個人主義だのと言われる世の中では共助の復活なんて無理ゲーなのかなぁ??
現実的には、寄付控除を拡充して、慈善団体に福祉政策の一部を担わせるあたりが関の山か?
この辺、詳しくないので良く分からんけど。
多様性や個人主義ってものが幅を利かせすぎる世の中ってのも、なんだか生きづらい世の中だなぁって思います。
不思議なのが、分断を問題視している左巻きの人達に限って、大きな政府論者であること。
あなた方の発想だと、余計に分断酷くなりますって。
分断をどうにかしたいなら、顔の見える間柄での助け合いを重視すべきだと思うんだけどな。