欧米人・ユダヤ人は商売が上手

コインの管理方法

コインを直接触るときは綿手袋を付けましょう…というのは当たり前の話として…

少しアンティークコインについて噛った人なら知っていると思いますが、コインの錆、汚れ、傷、凹みって、取り除いたり直したりしちゃいけません。

それをやると、後世になってから手が加わったと言うことで、「瑕疵あり」「磨きあり」「ヘアラインあり」等という判定が付き、価値が大幅に下がります。

…というのが今では常識として世界基準になっていますが、元々はそうではなく、これは北米やイギリス、果てはユダヤ人の価値観…らしいです。

元々、日本を始めとしたアジア諸国では、錆や汚れがあればそれをなるべく落として管理しておくのが良いとされていたらしく、30~40年ぐらい前の古銭収集の手引本には錆や変色の落とし方が解説されていたぐらい。

同じ欧米でも、ドイツなんかではコレクションに傷や凹みがあれば器用に直してしまって大切に持っていたそうで、欧米人の中でも考え方は一つではなかった感じです。

鑑定機関の功罪

今世紀に入ったあたりから、米国の二大鑑定機関、PCGSとNGCがこの流れを変えていくことになります。

虫眼鏡を持つ鑑定士
鑑定機関の功績は大きい

コインを単なる趣味のコレクションとして捉えるのでなく資産としての価値を前面に出し、真贋を鑑定した上で70段階で点数を付け、鑑定時の状態からの傷や劣化を防ぐためスラブと呼ばれるプラスチックケースに密封。鑑定に出すと、大体こんな感じになって帰ってきます。これはNGCのやつですが、PCGSのも似たようなものです。

スラブケース上部のラベルに、鑑定結果や鑑定No.が記載されています。

コインの上に貼られているラベルに鑑定No.が書かれているのですが、鑑定機関のHPでこのNo.を入力すれば鑑定時の写真その他の鑑定情報も見れるし、適正価格まで分かる…。というのが彼らのサービス内容です。

万一、スラブの中身が別の偽物コインにすり替わっていても、HPに鑑定時の写真が載っているので分かるんですよね。

素人が骨董を集めようにも、偽物掴まされるリスクもあるし相場観も分からない。これが普通です。そこの壁を取っ払って素人にも手が出しやすくした功績は本当に大きいと思います。彼らがいなかったら私もアンティークコインなんか買わなかっただろう。

だけどです…。これが受けたことで、アンティークコイン界の価値判断基準も米英式・ユダヤ式が一気にワールドスタンダードになってしまい、他の物差しがぶっ飛んでしまった形です。

今や、洗ったり磨いたり直したりしていると、どこのオークション出しても大幅減点材料です。

アジアやドイツで、コイン磨きながら、直しながら大切にしてたコレクターはマジで涙目だろう。

何せ、今、特にアジアのアンティークコインを鑑定に送っても、その多くが「details」(詳細に見たら瑕疵あり)という判定食らって数字が付くことさえないのだから。(だからこそ、数字がキチンと付いた鑑定付きアジアコインは狙い目だと思います。)

逆に、手を加えないという米英基準でコイン収集していた人は多分ひっそりと歓喜してます。

自分のコレクションの価値が維持されたばかりか、鑑定機関によって信用が担保されたことでアンティークコイン業界に新規参入組の資金が一気に流入。コレクションの資産価値が上がった訳ですから。

力任せで損するアジア人、世渡り上手な欧米人

本来、一切触らずに持つのが正しいか、手入れしながら持つのが正しいか…こんなのどちらの理屈が正しいというものでもありません。

昔からのコレクターで手入れする派だった人が本当に気の毒だと思うとともに、欧米人やユダヤ人って本当にしたたかで、他人を上手に踊らせて自分達が得する仕組みを作ってしまうのが上手いなぁと感心します。

今、私も含めた新規参入組のアジア人が、PCGSやNGCの鑑定付きアンティークコインをユダヤ人ディーラーから喜んで買っているのだから…。

戦前や高度経済成長期からバブルにかけての日本や、今の中国見ていても思うけど、アジア人のやり方はいつも力任せの正攻法。故に世界の反感を買って敵を増やし、いつも失敗ないしは余計なコストがかかるというオチになっています。野望持つのは結構だけど、いつもやり方が非常に下手だと思えてならない。

まあ、アジアは未だにこんな感じだよね

私の勝手な歴史観だと、

  • 西洋⇒小さな国がいくつもあって、牽制しあい勢力の均衡を保ちつつ今日に至る
  • アジア(特に大陸の方)⇒どこかの国や民族が覇権を握って好き放題する…を繰り返して今日に至る

という感じがします。中東や中国・モンゴルあたりは地形が開放的なのでそうなってしまうのでしょうけど…。

そういう仮想敵国や商売敵への力技が通じない環境で磨かれた国民性ってのもあるのかも知れないですね。特にユダヤ人はずっとイジメられてきた中で何とか生き残ろうと知恵を絞ってきた訳です。

我々もしたたかに生きるすべは是非とも見習いたいものです。

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